子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

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『未完成 大作曲家たちの「謎」を読み解く』(角川マガジンズ)

 


目次

はじめに 2

第1話 シューベルト“未完成交響曲”―音楽史上最大のミステリ 13

 ・音楽史上最大のミステリ
 ・犯人か被害者か―シューベルト
 ・第一発見者
 ・重要参考人たち
 ・被害者の兄弟たち
 ・動機
 ・物的証拠
 ・アリバイ
 ・俗説
 ・外部要因説
 ・芸術的理由
 ・LP時代の名曲

 コラム1 シューベルトの未完成交響曲は他にもある

第2話 ブルックナー交響曲第九番―完成しながらも「未完成」にされた曲 59

 ・生涯、公務員だったブルックナー
 ・シューベルトとの見えない糸
 ・書き続けた生涯
 ・第七番の成功
 ・塩漬けの第八番
 ・第九番を邪魔する仕事
 ・第九番、再開
 ・最後の日々
 ・三重の未完成

 コラム2 チャイコフスキーの二つの未完成《人生交響曲》とピアノ協奏曲第三番

第3話 マーラー交響曲第十番―「伝説」にまみれた未完成 95

 ・「九のジンクス」伝説
 ・夏だけの作曲家
 ・「三つの打撃」伝説
 ・「死の影伝説」という誤解
 ・「不倫伝説」という誤解
 ・「破棄してくれ」伝説
 ・「完成版」への取り組み
 ・完成版から聴こえる、未完の無念さ

 コラム3 ベートーヴェンの十番はどこまでできていたのか

第4話 ショスタコーヴィチ“オランゴ”―抹殺された未完成オペラ 127

 ・革命第一世代
 ・交響曲作曲家
 ・実用音楽の作曲家
 ・台本作家たち
 ・ストーリー
 ・未完の理由
 ・絶頂
 ・危機
 ・二度死んだ《オランゴ》
 ・家政婦は捨てなかった
 ・真贋

 コラム4 ドビュッシー《アッシャー家の崩壊》−行き詰った未完成

第5話 プッチーニ“トゥーランドット”―「未完成版」での初演 167

 ・初演は「未完成版」だった
 ・プッチーニのデビュー
 ・寡作の理由
 ・トスカニーニとプッチーニの出会い
 ・アメリカでの二人のイタリアの巨匠
 ・「三部作」から《トゥーランドット》まで
 ・難航する作曲
 ・トスカニーニとムッソリーニ
 ・二つの未完成オペラ
 ・医療ミスが招いた未完成
 ・誰に「補作」を任せるか
 ・独裁者と音楽家
 ・未完版上演の謎
 ・もうひとつの理由

 コラム5 プッチーニの「未完成」にも満たない作品

第6話 モーツァルトレクイエム―二重のゴーストライターが生んだ曲 219

 ・モーツァルトの死の半年前
 ・ゴーストライター契約
 ・伝説
 ・どこまで完成していたのか
 ・弟子
 ・二重のゴーストライター
 ・関係者たち、その後

「未完成論」のための断片―あとがきにかえて 245

参考文献 251

関連本

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