子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

 諸井誠の本のページに戻る
 音楽の森のページに戻る

 フロントページへ戻る

 ウィキペディアによる”諸井誠”の解説は、ここ
 諸井誠の公式HPは、ここ

クラシック名曲の条件 (講談社学術文庫)


学術文庫版解説(岡田暁生)

名曲の条件(中公新書)

 


 目次

プロローグ モーツァルトに「名曲」を求めて 3

英雄の条件 〈英雄交響曲〉と〈英雄の生涯〉 11

 〈英雄交響曲〉命名の由来
 「英雄」のパロディーとしての〈英雄の生涯〉
 〈第9交響曲〉に次ぐ大曲〈英雄交響曲〉
 〈英雄交響曲〉フィナーレでの主題の引用
 〈英雄の生涯〉における自作の引用
 二つの「英雄」をめぐる諸家の評
 「大作」は「名曲の条件」たりうるか

名曲が認められるまで チャイコフスキーの二大協奏曲 29

 最初に音楽史上公認されたロシア人作曲家
 チャイコフスキーのパトロン、メック夫人
 近代的タイプのピアニスト、ニコライ・ルビンシテイン
 〈ピアノ協奏曲 第1番〉へのニコライの徹底的批判
 〈ピアノ協奏曲 第1番〉の脱稿、アメリカでの初演
 〈ピアノ協奏曲 第1番〉の魅力
 ヴァイオリンが良く鳴るキー、二調
 「メンコン」と「チャイコン」のポピュラリティー
 海外の演奏会で評価の高まった〈ヴァイオリン協奏曲〉
 〈ヴァイオリン協奏曲〉のノー・カット盤
 まだはじまったばかりのチャイコフスキー再評価

編曲の魅力を捉える ドビュッシーとラヴェル 47

 侮れない編曲の魅力
 編曲の魔術師ラヴェル
 管弦楽版〈レントより遅く〉の希少価値
 〈牧神の午後への前奏曲〉の世界
 ラヴェルによる〈牧神の午後への前奏曲〉のピアノ編曲
 ラヴェルの代表的ピアノ編曲〈ラ・ヴァルス〉
 〈子供の領分〉と〈ラ・メール・ロワ〉の管弦楽編曲
 古典組曲への回帰、〈クープランの墓〉
 
<<雨だれ>>の構造 ショパンの省略法について 67

 ポピュラーな名曲<<雨だれ>>の素性調べ
 等身大の肖像画<24の前奏曲>
 <<雨だれ>>の調的・楽曲構成的位置
 <24の前奏曲>の構成図式
 <<雨だれ>>の持続的反復音
 <<雨だれ>>創作の背景
 <<雨だれ>>の楽曲構成のアンバランス
 <<雨だれ>>と<ピアノ・ソナタ 第2番 葬送行進曲付>の構造的相似
 
<指環>の構図 ヴァーグナーのライトモチーフとは… 85

 ジークフリート坊やと<ジークフリート牧歌>
 ライトモチーフとは何か
 「契約の動機」を手掛かりとして・・・・
 ヴォータンの「不機嫌の動機」
 「ノートゥングの動機」が歌われる時
 「契約の動機」とその類型
 <指環>における造形性

<<トロイメライ>>をめぐって 情緒か、構造か 111

 <<トロイメライ>>をめぐる主情主義と主知主義の対立
 ロマン派作曲家シューマンに内在する情と知
 <子供の情景>における<<トロイメライ>>の位置
 <<トロイメライ>>の楽曲構造
 微妙微細なミニアチュールとしての<<トロイメライ>>
 
改作の意味を探る ブルックナーの交響曲をめぐって 129

 並称される作曲家達のなかのブルックナーとマーラー
 フルトヴェングラーのブルックナー感
 歌曲との関連、たび重なる改作
 ブルックナーの交響曲、改訂版の事例
 シャルクとレーヴェによる改訂
 再評価の高まるハース版とノヴァーク版
 ブルックナーの行った不断の改訂の意味

三つの未完成交響曲 シューベルト―ブルックナー―マーラー 153

 三巨匠の共通項、未完成交響曲を遺したこと
 未完成交響曲、シューベルトとブルックナーの場合
 マーラーの未完成交響曲、クック版
 三つの未完成交響曲と「名曲の条件」
 
形式のコンプレックス <第九交響曲>を解剖する 171

 日本での<第九>のポピュラリティー
 カール・ベーム、最後のレコード<第九>
 器楽曲と歌曲の総合―<第九>のフィナーレ
 <第九>フィナーレの複雑な形式の複合
 「偉大な単純さ」を実現した秘密
 
エピローグ マーラー「復活の歌」 189

あとがき 203

参考文献

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます