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2006/03/28

　ＪＲ西日本は二十七日、尼崎脱線事故から一年となる四月二十五日に催す追悼行事「福知山線列車事故追悼慰霊式」の式次第を発表した。慰霊の対象は犠牲になった乗客百六人で、事故を起こした高見隆二郎運転士＝当時（２３）＝は除いた。

　式は尼崎市昭和通二、尼崎市総合文化センターで非公開で行う。午前九時ごろ開式し、事故が起きた午前九時十八分に参列者が黙とう、犠牲者の冥福を祈る。山崎正夫社長があらためて事故を謝罪し、遺族代表が「慰霊のことば」を述べる。

　午前十時半ごろ閉式予定で、同十一時から午後八時まで一般市民による献花を受け付ける。また、当日午前七時から午後六時までＪＲ尼崎、伊丹、川西池田、宝塚、西宮名塩、三田、大阪駅に記帳所を設ける。

　ＪＲ西は慰霊式の内容を遺族アンケートを踏まえて決定。慰霊の対象は、運転士を含め百七人とすべきだとする声もあったが、百六人を希望する意見が上回った。