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JR西運転士 「日勤教育」後12人降格

http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/dassen/jd50723b...

事故調、厳罰 脱線の一因か

 JR西日本が2004年度、オーバーランなどの運転ミスをした運転士12人を、乗務から外して「日勤教育」とした後、駅員などに配置転換していたことが22日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。福知山線の脱線事故を起こした高見隆二郎運転士(死亡)は事故当日、運転ミスでの遅れを回復しようと制限速度を超える運転をしていた疑いが強く、事故調では、こうした厳しい処分が事故を誘発した可能性があるとみている。

 事故調の調べによると、JR西では03年度に計574回、04年度は計608回の日勤教育を実施。1年間に、運転士約4100人のほぼ7人に1人が受けていた計算になる。1人当たりの平均日勤期間は、03年度4・7日、04年度5・9日。最長で51日間に及んでいた。

 期間中、「環境整備」の名目で運転士に鉄道施設内の草むしりや清掃などをさせていたケースもあった。本来、事故やミスの再発防止を目的とした再教育に、こうした業務を課した結果、「趣旨や目的があやふやになっていた」と、事故調は指摘している。

 高見運転士が所属していた大阪支社の京橋電車区では03年度15回、04年度17回の日勤教育が行われていた。このうち、オーバーランなどで日勤教育を2回受けた運転士(47)が昨年7月に出勤停止処分となった後、車両管理係に“降格”させられていた。高見運転士もその前月、オーバーランで13日間の日勤教育と訓告処分を受けていた。

 事故調は「高見運転士は同じ電車区の先輩運転士が配置転換された事例を当然知っていたはず」と推察。事故当日のミスで再び日勤教育を受けることになれば配置転換になる、と恐れたのではないかとしている。

(2005年07月23日 読売新聞)
2006年08月21日(月) 23:47:30 Modified by umedango




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