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広がる驚きと困惑 世話人ら胸中複雑

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00047286sg300...
2006/01/25

 JR西日本が尼崎脱線事故の数遺族と補償交渉に合意したことを明らかにした二十四日、遺族らには驚きと困惑が広がった。事故原因追求へのこだわりや悲嘆の中、いまだに交渉に踏み切れない遺族も多く、複雑な思いで事実を受け止めた。

 大阪市内で開かれた地区別懇話会に出席した遺族によると、南谷昌二郎会長が合意の事実を明かした際、場内は一瞬静まり返ったという。「本当なのかと皆が驚いた感じだった」と話した。

 遺族らでつくる「4・25ネットワーク」の世話人藤崎光子さん(66)=大阪市城東区=も南谷会長から直接合意の話を聞いた。藤崎さんは「要望に沿って解決したのならいいのでは」と語ったが、胸中は複雑だ。

 ネットワークはJR西に事故原因の徹底究明を求め、納得できた時点で交渉の話を始めるよう遺族らに呼び掛けていた。だが同社は、警察の捜査や国土交通省の調査を理由に、原因究明へ本格的に取り組む姿勢を見せていない。参加者からは合意を急ぐ同社を批判する声も出たという。

 同じ世話人の浅野弥三一さん(63)=宝塚市=も「個人のことだから何とも言いようがない」とした上で「納得して合意したのか渋々なのか分からないが、遺族には『早くJRと縁を切りたい』という意図があったのでは」と推測。「私は今後もJRに原因究明を求める」と力を込めた。
2006年08月12日(土) 12:17:16 Modified by umedango




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