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脱線事故でＪＲ西労

　ＪＲ西日本幹部が福知山線脱線事故の被害者との地区別懇話会の席上、事故電車の車掌が謝罪を求める遺族らに「とくにコメントすることはない」と返答した、と説明したことについて、車掌が所属するジェーアール西日本労働組合（ＪＲ西労）が２３日、「事実に反する」として、ＪＲ西に発言の撤回と遺族らへの謝罪を文書で申し入れた。

　同労組によると、上司の京橋車掌区長が１７日、入院中の車掌の病室を訪れ、「（垣内剛）社長を助けると思ってコメントを」と依頼した。車掌はその場では答えず、翌日、労組幹部が「社長を助けるという趣旨でコメントは出せない」と会社側に抗議したという。

（2006年01月24日 読売新聞）