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山崎正夫社長インタビュー

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000018978.sh...
2006/04/15

 尼崎JR脱線事故から1年を前に、JR西日本の山崎正夫社長が神戸新聞社のインタビューに答えた。一問一答は次の通り。

 -安全対策の課題は。

 投資を六百億円上積みするなどハード対策は、かなりいい線までいっている。問題はソフト対策だ。いかに安全が重要かということを社員がもっと認識する必要がある。そのためにも安全憲章を制定した。憲章をいかに具体的な行動に結びつけていくか、これからが正念場だ。

 -社内の風通しの悪さが指摘されているが、国鉄改革の折、厳しい上下関係が築かれた。

 今までは上から下に仕事が流れていたが、これからは双方向だと思っている。現場からいろんな意見を出してもらい、上司が率先垂範でやっていく。上司が人間性や考えを示して部下に納得してもらう形にしないといけない。

 -組織改革は。

 総合企画本部に集中していた投資権限の一部を鉄道本部に移した。鉄道事業をめぐり、今後、総合企画本部と鉄道本部にかなりのやりとりが出てくるだろう。例えば、新駅の設置などは両本部の協力が欠かせない。投資権限を移したことでやりとりが増え、相互理解が進む。

 -列車事故対策審議室での取り組みは。

 犠牲者の乗車位置を調べるため、おけがをされた方に働きかけ、手がかりを得てきた。また、事故を引き起こした運転士=当時(23)=について、航空・鉄道事故調査委員会などが調査しているが、われわれも独自で調べている。乗務員や関係者の聞き取りもしている。ご遺族から事故に関する情報の公表を求められており、捜査にかかわらない部分は出したい。いつになるかは、まだ言えない。
2006年08月12日(土) 11:11:10 Modified by umedango




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