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2006/03/26

　尼崎ＪＲ脱線事故の被害者や支援者でつくる「思いをつなぐ連絡会」は二十五日、川西市内で会合を開き、事故から一年の四月二十五日に市民主体で実施する追悼行事の概要を決めた。

　ＪＲ西日本の慰霊祭終了後、同じ尼崎市総合文化センターで、午後六時半から「追悼と安全の夕べ」として開催。事故で重傷を負ったピアニストの演奏や救助者による手記の朗読、犠牲者の遺族の言葉などで構成する。

　また、午前八-九時にはＪＲ宝塚（福知山）線沿線各駅で、事故を風化させないと願いを込めたリボンを配り、午後三時半から阪急宝塚駅前でコーラスや弦楽などのコンサートを開く。同連絡会世話人の武田純弁護士は「あの事故を風化させたくないという思いで取り組んでいる。事故にかかわった人や沿線の人たちがそれぞれの立場であの日を思い返してくれたら」と話している。

　連絡会は会場設営や入場者整理、リボン配りなどのボランティアを募集している。八日午後一時から、伊丹市宮の前一の伊丹ホールで説明会を開く。申し込みは五日までに連絡会ＴＥＬ０７９７・３４・７７４８へ。寄付も呼び掛けている。