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車掌本人の説明拒否 尼崎脱線事故地区別懇話会

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00047165sg300...
2006/01/22

 JR西日本が二十一日、尼崎脱線事故の被害者を対象に開いた地区別懇話会で、事故を起こした快速電車の車掌からの事故に関する聞き取り調査が十分進んでいないことを明らかにした。車掌については一部の遺族が、事故状況を直接被害者らに説明するよう求めたが、JR西側は「(車掌個人ではなく)会社が対応する」と拒否した。

 懇話会はこの日が初日で、午前に引き続き、午後も伊丹、宝塚市内の二会場で行われた。午前、午後合わせて遺族六十五人、負傷者とその家族百人が出席した。

 出席者によると、伊丹会場では遺族が事故車両に乗車していた車掌の説明を要求。これに対し、同社幹部は、車掌が現在も入院中で、一月から休職扱いとしたことを明らかにした上、「(事故について)十分な話は聞けていない」などと述べた。

 さらに、会社側が車掌に遺族や負傷者へのコメントを求めたところ、所属する労働組合を通じ「特にない」との返答があったことを明らかにした。

 JR西側は席上、安全性向上計画の成果も強調。しかし、十九日未明にも姫路市内で遮断機が下りきらないうちに電車が踏切を通過するといったトラブルがあり、遺族からは「どこが変わったのか」と怒声が上がったという。また、負傷者から相次いだ補償に関する質問に対しては、具体的な基準や進ちょく状況について回答を避けたという。

 伊丹会場に参加した遺族の上田弘志さん(51)は「歯切れの悪い答えと『申し訳ない』という謝罪を繰り返すだけ。こんな対応では、亡くなった息子に報告できない」と話した。
2006年08月12日(土) 12:18:08 Modified by umedango




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