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福知山線脱線事故データ 実車試験で検証へ

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061111/eve_____...

 死者百七人を出した昨年四月のJR福知山線脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が、実際の車両を使った試験を予定していることが十一日、分かった。ブレーキ性能など一年半に及ぶ調査で得たデータを検証するのが狙い。事故調は整合性を確認した上で、事実経過を盛り込んだ「事実関係報告書」をまとめる。

 事故調は同報告書の公表後、鉄道事故として初めてとなる意見聴取会を開催する方針。学識経験者らの見解を求めた上で、原因に迫る最終報告書を作成する。

 これまでの調べによると、脱線した快速電車(七両編成)は、制限時速七十キロの右カーブに百十五−百十七キロで進入。遠心力で車両が傾いて転覆したとされる。

 同快速は始発駅で恒常的に出発が遅れ、ダイヤが設定する走行時間自体に無理があった。現場カーブを含む区間で、遅れを取り戻す形になっており、速度超過との関連が指摘されている。

 事故調は、列車自動停止装置(ATS−P)のデータを基に、ブレーキやアクセルに当たる「力行ハンドル」の操作状況を詳細に解明。脱線に至る車両の動きも、コンピューターによるシミュレーションで再現した。

 これらの調査で収集、分析したデータなどを事実関係報告書に取りまとめる予定だが、公表前に確認作業が必要と判断。事故車両と同じ207系を使い、制限速度の範囲内でブレーキのかかり方などについて、近く走行試験を行うという。

 事故調は昨年六月にも、非常ブレーキやオーバーランを再現する走行試験を四日間実施している。
2006年11月11日(土) 16:38:24 Modified by umedango




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