244 :1/3:2007/09/30(日) 02:21:55 ID:HmaHlQyM
顔の真横をナイフが勢いよく飛び去った。
鴉の濡羽を思わす黒髪が数本散らされ、空を漂い、床に落ちる。
女は腰の支えを失ったように、石畳の床にへたりこんだ。声はない。

「稀代の悪党、"黒魔女"シェリーもここまでか。」

男はナイフを投げた手で、たった今呼吸をやめた巨大な虎からヒスイ飾りの刀を抜く。
血塗られた切っ先を女に向ける。褐色の肉に短い逆毛、涼しく、かつ威圧的な瞳。
黒豹と呼ばれる男。荒れた息は既に落ち着いている。

一方"黒魔女"シェリーの息は上がり、表情は険しい。小さな冷えた雫が髪やドレスと対照的な
白い肌をつたう。その中に浮かぶ、半分ほど伏される艶やかな光を湛えた瞳。
絶世のソレと言っていい。なるほど黒魔女。

「俺さえいなければ…お前の虎も死ななかったし、アルテネも落ちたかもしれない。
 お前の策略通りにな。そうだろう?」

「…お願い、助けて。私も脅されていたの、あのグドルフに!信じて!」

「俺は坊主じゃない。欲しいのはお前の首の賞金だ。」

「あんなささやかなお金でよければ、私がこれから作ってあげるわ。何倍にもしてね。
 もちろんそれだけじゃない、何だってするわ!あなたのために。命さえ、助けてくれれば…」

シェリーは胸元にほっそりと伸びた指先を持っていく。乳房の中ほどまでに深く切れ込んだドレス。
きめ細かい白い肌。谷間。そこに真っ直ぐ降りてくる、妖しく輝く黒髪。腰まで達するスリットから覗く、
肉感的な白い太もも。黒いドレスに包まれたままの、その先。

申し分のない肢体だ。なるほど賞金はあまりに安い。時代が時代なら、皇帝の寵愛ですら
一身に集めるだろう。金が集わぬわけがない。それほどの、蠱惑的な色香。

「あなたが望むなら…この場ででも…ね?」

245 :2/3:2007/09/30(日) 02:22:47 ID:HmaHlQyM
肩紐を軽くスベらせる。二の腕の線に沿って落ちるドレス。掌でそっと蓋をされただけの、生の乳房。
今にもドロドロした熱いものが零れ落ちそうだ。

「手は頭の後ろだ。」
「あぁ!ありがとう…黒豹さん。信じていたわ……」

ようやく救われた、そんな安堵の表情を少し浮かべながら、シェリーは喜んで黒豹に自由を奪われた。
さらにずり落ちる肩紐。腰にふわりと落ち着くドレス。むき出しになるシェリーの乳房。乳頭。艶。
女の色。女の香り。あざなと正反対に、雪原の桜を思わす繊細な質感。
黒豹の熱液がとうとう肉棒に注がれていく。

「あぁ…そうよ。あたしの心と身体を捧げる前に、名前を聞かせてくださらない?
 黒豹さんだなんて、他人行儀じゃないかしら?」

黒豹が右手の剣を納め、左手を伸ばす。

「……ザザン。」

黒豹の指先が抓んだのは果実や花のような乳房ではなかった。長く伸びた黒髪。

「あっ!」

グラリと折れる女の腹。冷たい床に転がる身体。乱れるドレス。激痛。激痛。
打ち付けた左半身と、髪を引っ張られた頭皮。弾み、歪む生の乳肉が石床に冷やされる。
ブチブチと音を立て、手入れの行き届いた髪が数本、弾ける。
頭皮に直接伸びる手。万力がシェリーを締め上げる。

「あ!いゃぁあああああぁああああ!!!!」

悲痛な悲鳴。力は緩まない。ようやくほころぶ口の端。ここは魔女の蜜所ではない。黒豹の狩場。
ぞれが絶対的な真実。味わったことのない、想像だにしない、急展開。一度たりとも男の怒りを
爆発させるような手落ちなど、犯しははしなかったのに――

「黒豹だぜ。気づけよ。ザザンなんて"ヒトみたいな"名前聞いてよ。馬鹿か。」

黒豹は両手でシェリーの足首を持ち、一気に広げた。ドレスが揺れ、
スリット越しにしかあらわれなかった生脚が乱雑に晒される。

「洒落てたかね今の。そんなつもりはなかったんだけどな、ははは。」

両手を自ら塞いでしまって、めんどくさそうにシェリーの身体を揺らす。シャチホコの姿勢になった
シェリーのドレスの裾が腰まで巻き上がっていく。シェリーの脚の奥。太ももの最奥。
胸と比べても遜色ない、見事な生尻と、桃色の秘裂。あらゆる強者、猛者、権力者たちを
憧れさせ、篭絡させ、踊らせてきたシェリーの女核を、黒豹はこともなげに突き刺した。

「あぁああん!!!!」

246 :3/3:2007/09/30(日) 02:23:45 ID:HmaHlQyM
黒豹のその思考だけでなく、その男根までが、シェリーの想像を超えていた。
巨大で貪欲な獣そのもの。貪られる獲物のことなど一切気にかけずに、自分が抉りたいように抉る。

「痛い!!ぃや!!嫌ああぁぁ!!!痛あああぁぁああああぃいいいいい!!!!」

身体が勝手に叫びを上げる。しかし痛みが緩和することなどなかった。
ナイフを突き刺され、かき回されているかのようだ。シェリーはその全てを完全に黒豹に奪われていた。
乱される黒髪。V字に伸びて揺れる生脚。石床を撫で回す乳肉。その鼓動がどんどん早まっていく。

「なるほど、名器だ。悲鳴も美声だ。ははは!!最高だ!!お前、いいよ。」

黒豹は腰を揺らすのをやめない。シェリーが本来愛欲を締め上げる秘唇を塞いで逆に締め上げる。
獣が今にも獲物に食いつくときの全力疾走を思わすヴァイブズ。一人快楽に溺れる。溜まっていく
熱を、放つ。


ドロドロとしたものがシェリーのむき出しの最奥から、溶岩のように溢れ落ちていく。
逆さにされたシェリーの腹へ、ドレスへ。白い肌も黒いドレスも、穢して留まらない豹の深い欲望。
不意に解かれる両手。シェリーの両脚がようやく地面に落とされる。はしたない姿で、動かない。
シェリーはただただ、肩で息をするだけだった。ギリギリで息をするだけだった。
命だけは、たった今だけは、助けられた。だが自分が助かったことさえ、冷静で狡猾な
悪女シェリーにすら、そのときはわからなかったのだ。シェリーはほとんど気を失ってさえいた。

「皮膚の白い女にも、具合のいいやつはいるんだな。覚えといてやるよ。」

黒豹は珍しく、潰した獲物に再び触れた。もはや隠される意味さえ失った、柔らかな尻を乱暴に平手でたたき、
手加減して揉みあげてやると、シェリーの身体を肩に担いだ。

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