このページは、主に神経科学に関することがらについて、気になることを集めたメモ集です。

because, since, as の使い分け

because, since, as は理由を述べる際に用いられるが、because と as, since では、ニュアンスが異なる。

since, as で理由を述べる場合、それは聞き手/読み手にとって既知のことであるのに対して、because で述べられる理由は聞き手/読み手に対して新たな情報であることが原則である [1]。

したがって、since, as が文頭で用いられるのに対して、because は文の後ろに置かれる。これは、聞き手/読み手にとって重要な情報は文の後ろに置かれるという原則に従ったものである。

また、since, as は、理由を述べる以外の役割があるのに対して、because は理由を示す以外の役割はない。したがって、英語論文の書き方本の中には、since や as を理由を述べる役割で使うべきではないとしているものもある [2]


なお、because が文の後ろに置かれた場合、原則的には、その直前にカンマ(,)は打たない。

参考文献
  1. BecauseとSinceとAsを使いわける:意外と深い使いわけのルール (http://tottocobkhinata.cocolog-nifty.com/bizieizak...
  2. 市原・A・エリザベス『科学英語論文の書き方』

male/female か males/females か

被験者数を記述するとき、男女別にその数を示すときがある。

この場合、"x female(s), y male(s)" などと書く。

論文を見ると、male/female と単数で示している場合と、males/females と複数で示している場合がある [1]。

基本的に male/female は可算名詞なので、males/females の方が文法的には正しいように思われるが、male/female の場合は、その後ろに subjects (or participants) という名詞が省略されていると考えるようだ [2]。

また、ネイティブ・スピーカーにとっては、後者の方がより自然に聞こえるらしい。

  1. Googleで検索したところ、単数形で示している方が若干多い。
  2. 当wiki管理者が英文校閲者に問い合わせた際の回答で、このように述べられていた。
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