このページは、主に神経科学に関することがらについて、気になることを集めたメモ集です。

SPMで、特定の変量とeffect sizeとのregression analysisをおこなう、つまり被験者ごとのcon fileに対して被験者ごとの特定の変量(たとえばテストの成績)との相関を調べるには、次のようにすればよい。

SPM2では simple regression と multi regression は区別されているが、SPM5では multi regression に統一されており、やや手順が異なるが、大きな違いはない。


SPM2の場合

  1. "Basic models" から "Simple regressin (correlation)" を選ぶ
  2. 相関関係を調べたい con file を選択する
  3. 各 con file に対する変量を入力する
  4. Design matrix が表示されたら、Estimate から SPM.mat を選び、Done
  5. 計算が終了したら、covariate の列 に 1(正の相関)あるいは -1 (負の相関)を立て、結果を表示
  6. "plot" から "Fitted responses" -> "adjusted" -> "an explanatory variable" -> "Covlnt(分布図を表示したい変量の名前)" を選べば、任意の voxel における effect sizeと変量との分布図がプロットできる

SPM5の場合

  1. "Specific 2nd-level"を選択し、Designをクリックして "Multiple regression" を選ぶ
  2. "Scans"をクリックし、"Specify Files"で解析の対象となる con files をすべて選択する
  3. "Covariates"を選び、"New Covariate"をクリックして、相関関係を調べる変量を指定する(相関関係を調べたい変量の数だけ、"New Covariate"をクリックして "Covariate"を増やす)
  4. 各 covariate をダブルクリックし、Vector(各 con file に対応する値のリスト)、および Name (各 covariate の名称)を入力する
  5. Directory をクリックし、SPM.mat および計算結果のファイルを保存するディレクトリ(フォルダ)を指定する
  6. SPM.matを指定して、Estimateをおこなう
  7. 計算が終了したら、covariate の列 に 1(正の相関)あるいは -1 (負の相関)を立て、結果を表示
  8. "plot" から "Fitted responses" -> "adjusted" -> "an explanatory variable" -> "hoge(分布図を表示したい変量の名前)" を選べば、任意の voxel における effect sizeと変量との分布図がプロットできる

このページへのコメント

別件を調べていてたどり着きました。
regressionのグループ解析の方法を教えてくださり,サンクスです。

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Posted by 通りすがり 2009年08月21日(金) 23:49:20 返信

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