書籍原稿の作り方(1)

人によってさまざまな流儀があるが、ぼくは縦組みの書籍原稿をWordで作る。
字詰め行詰めを印刷物と同じ(たいていは40字15行)に設定し、縦組み・袋と
じ印刷を指定して、最初に白紙の0ページを作ればOK。目次や前書きの分は
空けておくようにすると、本になったときと同様のページ数で進行できる。これ
だと台割(何ページに何が入るかを記載した本の内容確認書)を作らなくても済
むので便利だが、問題は著者に見せるとき。多くの著者が、これで作った原
稿を「ゲラ」と勘違いしてしまい、本番のゲラを見せると「字が小さい」と文句を
言ってくるのだ。

原稿は目が疲れないようにするため12ポイントで作成しているが、本番のゲラ
は10.5ポイント。小さく見えるのは仕方がない。しかし絵本じゃあるまいし、市
販の書籍で本文12ポイントというのはちょっと…。

ディスプレイに表示するときだけ12ポイントにしておいて、印字は10.5ポイント
にするのがベターなのだろうが、寸刻を争う状態でそんな悠長な切り替えはや
ってられない。便利なことには悩みがつきものなのだな、やはり。
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カテゴリ：書籍/雑誌 > 総合
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2007年01月09日(火) 20:06:34 Modified by yamasans1




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