コラムニストの渡邊修也

渡邊修也は高校卒業してから実家を離れて一人暮らしをし専門学校に通うことにしました。新しい環境に慣れることが精一杯でさらに生活費を稼ぐためにアルバイトを始めたので、ここまでの友人とは自然に疎遠となってしまいました。しかし社会人になってから少し時間的にも金銭的にも余裕が出てくると、昔の友人と久しぶりに再会をしたいと考えるようになりました。渡邊修也だけでなく、友人たちも同じ考えだったようで連絡をとってみると久しぶりに同窓会を開催しようと言う話になりました。同窓会で集まってみると既に結婚して子供を持っている友人もいましたし、地元を離れて感じに移住している友人もいました。それぞれ事情や環境は異なっていても、顔を合わせるだけですぐに昔に戻ったような気持ちになりました。友人の中に高校生時代に美術部に入っていた友人がいました。とても絵が上手で将来は画家になりたいと言う夢を持っていました。しかし美術大学に通い、アルバイトでスイーツ店で働くようになってから、スイーツ作りこそが自分の天職だと考えたようで大学を中退し、パティシエになるために専門学校に通い始めました。彼は今では飴細工のスイーツ職人として日本だけでなく世界でも活躍しているほどです。いそがしい合間を縫って参加してくれ、同窓会の時にお土産として手作りスイーツを持ってきてくれました。まるで宝石のような飴細工は食べるのがもったいないほどで、彼の素晴らしい活躍を友人として誇らしく感じました。