臨床検査技師 国家試験　DMR 試験　臨床検査技師　検査技師

問題 9

肺気量分画で正しいのはどれか

1. 全肺気量?(TLC)は予備呼気量?(IRV)と機能的残気量(FRC)の和に等しい
2. 機能的残気量(FRC)は一回換気量?(TV)と残気量(RV)の和に等しい
3. 慢性閉塞性肺疾患では機能的残気量(FRC)が増加する
4. 気管支喘息では肺活量(VC)が増加する
5. 肺線維症では残気量(RV)が増加する

答え３


１、２は暗記するしかない！教科書で確認！
３：慢性閉塞性肺疾患では肺胞の壁が破壊されて、肺全体が膨らみやすくなり、縮みにくい。少し膨張している状態だから全体の容量（全肺気量(TLC)）は増加。
全体の量は増えたけど縮みにくくなっているので、使えない空気（残気量）だけが増加したことで全体量が増えている。
機能的残気量(FRC)＝予備呼気量（ＥＲＶ）＋残気量(RV)なので残気量が増えて、機能的残気量(FRC)も増加する。

４：気管支喘息患者では、スパイロメータを用いて肺機能検査を行うと、％肺活量(80％以下)と一秒率(70％以下)といずれもが低下し、閉塞性換気機能障害と拘束性換気機能障害の両方の障害、すなわち混合性換気機能障害を起します。すなわち気管支喘息では肺活量は下がる。

５肺線維症では残気量は低下する。
なぜなら、肺が硬くなり充分に肺が広がらないため全肺気量（息を最大限吸った時の空気量）が少なくなる。
→全体的にスケールダウンオ起こすから残気量も低下










。