平成23年3月11日に発生した地震により、福島第一原子力発電所で発生した原子力災害において、福島県及び多くの市民・国民に不安や深刻な被害をもたらしております。皆様の署名とともに、国や市・県に要望書、署名を提出したいと思っております。宜しく御願い致します

2011_7_19 対政府交渉 in 福島〜「避難の権利」の確立を求めて


右から
右から
原子力災害現地対策本部 住民支援班 新保真人
原子力安全委員会 連絡調整班 生駒豊
原子力災害現地対策本部 統括班 原 昭吾
原子力災害現地対策本部室長 佐藤暁
文科省放射線班 鎌倉 幸雄
放医研 山田裕司

動画


Japanese government killing its own people in Fukushima


英語バージョン


ドイツ語バージョン



最後の会場にいる市民・県民の無視する国の方々に激しい怒りと共に失望感が漂います

このままでいいのでしょうか?人権はどうなるのでしょうか?知らない、検査できなという場合ではありません

みんなの国民の命が懸っています


この動画には児玉先生みたいに激しい怒りと共に「国は何やってんだ!」という熱い思いがこもっています


【こども福島サイド】
・中手聖一 こども福島代表
わからない方に関しては●
司会者の方もこども福島サイドの方

交渉開始後 約1時間経過

中手:すみません。中手ですが。現地の対策本部も本当にいろいろお忙しいと思うんですが、やはりせっかくの機会ですからね、認識をわたしたちも勉強したいし、みなさんがたにも認識を高めていただきたいと思うんですが、室長の佐藤さん、今お話聞いて基本的にこういう姿勢でやっているということはわかりました。
ひとつ確認しておきたいんですが、福島県民はね、他の国民と同じく、無用なひばくをね、避けて生活する権利ってあるでしょう?等しく。違いますか。

(会場:拍手)

中手:福島県民だけ、他の国民以上のひばくをして生活しなければならない、とはお考えじゃないですよね?
この点だけ確認して、この後の話し合いを進めていきましょうよ。そうすると意味のある、話し合いになると思いますから。
もう一回言いますよ。福島県民も、他の日本国民と同じく、等しく、無用なひばくをせずに生活する権利があるでしょう?
いかがですか。

佐藤:… (沈黙)

会場:(ざわめき) ないの!? ないんですか?!

佐藤:政府としてですね、できる限りひばくを少なくしていくという取り組みはしております。

(会場:(ざわめき)
答えになっていないですよ?!
権利があるかないか聞いているのに…)

中手:つまり、ない ということなんですか?

佐藤:あのー…

会場:あるのか、ないのか どっちなの

中手:「権利」 はあるでしょう?

佐藤: … 権利があるか、ないか、わたしはわかりません。

(会場:(大きなざわめき) えー?!権利もねーのかよ?!ひどい…)

中手:福島県民だけ、公衆衛生上のひばくで、基準が違う可能性がある、という意味ですか。
今のお話だとそういうことになっちゃいますね。

佐藤:わたしが申しあげているのは、できる限りひばくを少なくするという取り組みを行っていると…

(会場:答えになってない!!)

佐藤:わたしが…

中手:福島県民だけ、ちがう基準だってことはないでしょ?

佐藤:わたしがお話できるのは、ここまでです。

(会場:えー!?なんですかそれは!!)

中手:つまり、ここからの話はですね、福島県民だけ、他の国民以上にひばくをしなければならないかもしれない、ことを前提に話し合いを進めなければいけませんか?

政府:… (沈黙)

会場:国民は平等じゃないんですか?!

■:ちょっと、待ってください。あの、現在は、緊急事態の状況にあるということは…

(会場:いつまでー??)

■:その今の原子炉の、原子炉のステップワンの状況が、どうしても今収束して水素爆発がないというところまで行っていないので、現状は、現状は…

会場:福島県民にひばくしつづけろって言うんですか!?

■:緊急事態の範囲内の話で…

会場:福島県民は緊急事態を受け入れろってことなんですね

■:今現在、今日現在の今の緊急事態…

司会:みなさん冷静になりましょう…

中手:話を先走らないでお考えください。

えっとね、わたしたちも、福島県民全員がね、1ミリシーベルトを越えちゃいけない、越えたんだから責任とれ!なんていう話をしようとしてるんではないんですよ。
もう越えているんですから、守りようないところもあるんですから。ただ、等しく権利は持っているんだから、だから、今佐藤さんがおっしゃったように、少しでも減らす方の努力をしましょうとなるわけでしょう?この確認がしたいんですよ。
もともと権利がないんならば、努力する必要なくなっちゃうじゃないですか。この確認がしたいだけなんですよ。

政府:…(沈黙

(会場:なぜ答えらんないのー、理由言ってー。)

中手:これでも答えられませんか。

政府:…(沈黙)

(会場:(ざわめき)すごいなー。すごいねえー。基本的な憲法のはなしだよなあ、これは。
福島県民は日本国民じゃないんですか)

司会:ま、これ、かなり当たり前の話なので、あの、ふつうに答えてください

■:今の状況から、20ミリ、で今その、地点を設定したりしてますから、20ミリっちゅうのは緊急事態、ようするにというところから始まっている、今の状況はそういう状況であると、そのために、努力をしている部分はあることは事実でございます。それは一生懸命努力しているということはあります。

●:ですからね、これ、当たり前のことを言ってるんですよ。そちらも、なるべくひばくを下げるようにします、とおしゃってますよね。だから、聴いてるのは、無用なひばくを避けるというね、そういう権利が、当然福島県民にはあるでしょうと、それだけのことなんですよ。基本的な姿勢として。

司会:はい。あの、これは別に問い詰めようとかそういうことではなくて、共通のなんでしょうか、共通のーこう出発点を確認するという作業なので、正直わたし、あの、ここでこんなに手間取るとは思ってなかったんですが…

(会場:笑)

司会:あの、普通に、これは、イエスだと思うんですが…いかがでしょうか。

政府:… (長い沈黙

(会場:え…??え? ないの…ないの?笑 ざわめき  すごいなー)

司会:あの、普通にお答えを… あ、安全委員会はいかがでしょうか。

安全委員会 生駒:ま、一般論というところはから入らせていただきますが

(会場:一般論!?)

生駒:ま、こういう原子力事故が起きた時は、やはりどうしても放射性物質の広がりに対して、大勢の人々が逃げて、その、被ばくから逃げるということがどうしても間に合わない事態が、考えられるので

(会場:(ざわめき))

生駒:ある程度、そういう中では、ごく短期にそういうことが起きたときには、ある程度の線量をひばくすることをどうしても受任せざるを得ない、ということが国際的に…

(会場:(大きなざわめき))

生駒:それはまず…そういった国際の勧告がございます。で、それに対して、じゃどの程度のレベルで緊急時と言えど、どのレベルまで受容すべきかということは政府、国民が検討すべき話とし、てそれが当初計画避難区域を設定した時点では、えー年間20ミリシーベルト、えー政府として20ミリシーベルト以上は国民にひばくさせないと、ですからそこに住むなという措置をとっております。ただ、これはあくまでも緊急時と、で今回この緊急時というのは非常にそのーえー、一般的な原子力事故、ま、原子力事故に一般的もなにもないんですが、ごく短期という、まただ、今回非常に長引いているということもあって、ですね、ここまで想定していないような展開になっていることもあり、20ミリということのその先の、これ以上ひばくすることは国として、え、受任できないということで、次の…

司会:えとですね…、ごめんなさい。20ミリの話は結構なんです。はい。今聞いているのは割とシンプルな

生駒:はい、じゃあ、最終的にですが、これ以上ひばくさせられない、ということをどんどんどんどん下げていくということは、当然今後ある話かと。で、今それは最終的には1ミリシーベルトまで目指していく、というこれは安全委員会としての見解としてございます。ただそれを、早期にと言ってもすぐに、明日すぐにできるというものではない。そこをどううまくやっていくか、あるいわ、そこの考え方というのは原子力安全委員会の中で議論をしていると。で、わたくしも、え、あのー、安全委員会の中で、議題として今日もやっていると聞いております。

中手:えっとーつまりね。そうだと思うんです。みなさんも共通認識でしょ、今の。自分のとこの部署は違う認識でやってますというところがあったらば手を挙げてください。おそらく原子力安全委員会の、ね、正式な立場ですから、えー、日本政府も一緒ですし、ここにいらっしゃる方々も同じ認識の下だというふうに理解していいですかね。日本政府も同じ認識の元でということでいいですかね。

生駒:ちょっといいでしょうか。わたくし、あの、ここで国際センターにいることもあって、原子力の災害対策本部と一体的なものというふうにあのたぶん、お考えになられているかと思うかもしれませんが、あくまでもその政府の災害対策本部と原子力安全委員会の緊急技術助言組織というのは、全くあの…

中手:はい。わかってますわかってます。でも今のは、だいぶ前に出ている考え方でもあるし、日本政府として共通の認識じゃないですか?違いますか?現地災害対策本部だけ違うってことないでしょ?

政府:…(沈黙

(会場:笑  ちがんだ…)

中手:どなたかお答えいただけませんか。

政府:…(沈黙

(会場:これは、ここにいても守ってもらえそうもないねえ…笑 ちょっとねえ…無理だねえ そうだねえ… ちょっと…

中手:どなたかお答えいただけませんか。

司会:すみません。お答えいただけませんか?
1ミリシーベルトを目指していくということは、これは、日本政府の見解でよろしいですよね。

政府:沈黙

■:さきほども言いましたように、20ミリの状況下の現在から将来に向かっては、できるだけ少なくするということは我々の仕事としてやっています。そこまでは、わたしの言えるところでございます。

司会:はい、あのー。いささか、あのー、このあたりまえの共通認識に立ってー、あのー建設的な議論をとおもったんですが、ちょっと煮え切らないお答えで残念ではあるんですが、あの時間が押しているので、先に進みたいと思います…

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