なぜないのか疑問だった

女神に夜這いを仕掛けたら。


 ヴィーナスの部屋に足を踏み入れた冒険者の青年。ベッドの上には世界一美しいとされる女神が、一糸纏わぬ無防備な姿で眠りについていた。彼女の使い魔である三人の小さな天使達が青年の姿に気付き、彼のもとに群がってくる。

「……あれ? お前ら、ヴィーナスは寝ちゃったのか?」

 彼の質問に天使達は揃って頷いた。どうやら彼を待っている間に疲れからか寝落ちしてしまったようである。少し悩んだ末、青年は頷いて天使達に口を開いた。

「……分かった。ありがとな、後は俺に任せてくれ」

 彼女の意図は完璧に伝わったようで、一人と三人の親指が上に立つ。ヴィーナスの使い魔である天使達だが、しかし夜の情事に関してだけはヴィーナスの恋人である冒険者の味方となるのだ。

「さて、と」

 彼はヴィーナスの眠るベッドに腰掛けると、安らかに眠る少女の頭をいたわるように優しく撫でる。あくまで表情を変えないヴィーナスの耳元で、彼は優しく囁き掛けた。

「俺を呼んでおいて自分は眠ってるなんて……襲われたいのか?」
「……っ!」

 ヴィーナスの淫らさを伝える嗜虐的な囁きに、安らかに眠る女神の表情が微かに強張る。彼女の不自然な表情の動きに気付かないまま、彼はヴィーナスの肢体に跨がった。

「……まったく。無防備すぎるんだよ、ヴィーナスは……」

 無防備すぎる当の本人は、大好きな人に夜這いされていることに気付いて興奮している――そんな彼女の内心など知る由もなく、青年は無防備な女神の胸に手を伸ばす。二つの豊満な果実に優しく手を添えると、それだけでヴィーナスは小さく喘ぎ声を漏らした。そのまま大きく円を描くように、彼はゆっくりと揉みしだいていく。

「うぁ……んっ……」
「こんな可愛い声出して……他の男に襲われたらどうすんだよ」
「んぅっ……あ、ぁっ……んんんんっ!」

 硬く張った乳首を摘まむとヴィーナスの身体がピクンと跳ねた。彼女の腰が浮き上がり、秘部から噴き出た愛液がシーツに染みを作る。

「あ、は……うぅ……?」

 身体を絶頂に震わせながら、ヴィーナスはゆっくりと目を覚ました。視界の中に愛する青年を捉えて、嬉しそうに口を開く。

「……ごしゅじん、さま……♪」
「ああ。悪い、起こしちまったな」

 謝る彼にヴィーナスは首を横に振った。青年の首に腕を回して、ヴィーナスは嬉しそうに彼を抱き寄せる。唇が重なりそうな程の至近距離で、少女は幸せそうに笑った。

「ううん……ちゃんと、入れる前に起こしてくれて、ありがと……♥」

 本当は眠ってなどいなかったのだが。自分の無防備な身体が大好きな人の手で犯されるという体験に大喜びのヴィーナスであった。

「ご主人様から夜這いしてくれるなんて、すっごく嬉しいよ……♪」
「たまにはいいだろ?」
「うんっ♪ あ……んっ、ちゅ……」

 深く堅い恋慕で結ばれた二人が顔を近づけて、感情を抑えようと思えるはずもない。そのままゆっくりと瞳を閉じ、二人は唇を優しく重ね合わせた。欲望のままに口を開き、すぐさま唾液の溜まった舌を絡ませ合う。

「んぅ……れろっ……ちゅぱ……♥ ごしゅじん、さまぁ……んむぅっ♥」

 大好きな主からのエスコートに、愛女神は喜んで身を委ねた。口内を蹂躙する彼の舌からは唾液と共に一途な愛情が注ぎ込まれ、女神の脳を淫らに蝕んでいく。
727: 女神に夜這いを仕掛けたら。 :2017/05/22(月) 00:07:33 ID:zZJMRxJA

「んぷ……ちゅ、ぷぁっ♥ 好きっ、んっ……ちゅ、あむっ……♥」

 恋心のままに互いを求め合い、口付けはより深く絡み合う。女神の整った豊乳が彼の胸板に押し潰され、硬く張った乳頭が彼の胸板で無造作に擦られる。

「んっ、うぁっ!?」

 身体の疼きに堪えきれず、ヴィーナスは彼の首に回していた腕を蜜で濡れた割れ目へと伸ばした。しかしあと少しというところで彼に手首を掴まれ、そのまま両手を枕の位置にまで戻される。そのまま女神の華奢な手のひらを押さえ付けるように丈夫な手で重ね合わせ、呆れた表情で青年が口を開いた。

「ぷはぁ……今オナニーなんてやらせねえよ?」
「あぅ……そん、なぁ……♥ 切ないよぉ……んむぅっ!」

 自ら達しようとしたヴィーナスを無粋と苦言を呈する主。甘える子猫のような慈愛神の声を再び塞ぎ、一途な愛情を舌を伝う唾液に変えて彼女の喉奥へ注ぎ込んでいく。

「ごしゅ、んぷっ♥ んっ、んんんんんっ!!」

 心を満たされてもなお愛欲を注ぎ込まれ、受け止めきれずついに溢れた感情は愛液の潮となった。淫猥に濡れたヴィーナスのヒクついた股間から勢いよく噴き出し、テントを張った青年のジーンズに染みを作る。

「んっ……ん、ぷぁ……あぁ……♥」

 ヴィーナスが絶頂したことを察して、彼はゆっくりと顔を上げた。繋がっていた唇が離れ、絡み合っていた舌が外れる。二人分の唾液がキスの終わりを惜しむように糸を引いた。縛るように繋いでいた両手を離し、絶頂に放心するヴィーナスの耳元で囁く。

「完全にスイッチ入ってるな、この淫乱女神め」
「だって、ご主人様が……きゃんっ!?」

 弱々しい言い訳は突然の水音に遮られた。彼女の気付かない間に下腹部へと添えられていた青年の右手が、中指を蜜壺に射し込んだのだ。

「あっ……や、だぁ……あぁんっ!!」

 完全に不意を突かれた形になり、身体をたった一本の指で痙攣させられたヴィーナス。絶頂して程ないとは言え、あまりにも敏感すぎる彼女の反応は彼の情欲を暴走させた。

「……あーもう、可愛すぎるだろ!!」
「ふぇ……? ……あっ、ひぁっ、ああああぁっ!? やぁっ、あっ、ゆびっ、ゆびだめええぇっ!」

 中指を曲げて膣壁に当て、そのまま上下に擦り始める。肉壺を満たす蜜がかき混ぜられ激しく飛び散り、それでも溢れんばかりに湧き続けている。

「そんな、あっ! ぐちゅぐちゅって、動かっ、あっ、あああぁっ♥」
「ほら、またイっちまえ!!」
「ごしゅじっ、さまっ、あぁっ♥ わたっ、やだっ、やだぁっ♥ こん、な、あっ♥ だめっ、イっ、ちゃっ、あっ……いやああああぁぁっ!!」

 いとも簡単に限界を迎え、淫らな女神は甘える猫のような蕩けた声で鳴いた。噴き出した潮を手のひらで受け止め、彼は陰部から中指を外す。ヴィーナスの股からはキスした時と同じように、愛蜜の名残が二人の間に橋を架けた。

「あ……う、ぁ……♥」
「ヴィーナス、本当にえっちだな」
「うぅ……言わないで……♥ ご主人様の、いじわる……♥」
「誉めてんだよ、ヴィーナスのこと」

 男の欲に濡らされたその太股に手を掛け、ヒクついた陰唇が見えるようM字に大きく開く。女神の蜜でコーティングされたぷにぷにの花弁に舌を伝わせると、それだけでヴィーナスからは愛しい嬌声が零れてきた。

「ひゃあんっ!! あっ、それ……♥」
「おっ? ヴィーナス、こういうのも好きなのか?」
「うんっ……! きもち、いいよぉっ……ふあぁっ♥」


 ただでさえ彼女を見た男を例外なく誘惑するヴィーナスの身体は、内股を淫液で穢され性的な魅力を相乗的に高めていた。そこに加わる愛女神の蕩けきった美声が、目の前の愛するご主人様に支配欲を抱かせる。

「なら、もっと味わってあげないとな?」
「え……やっ、待って! それだめ……〜〜〜〜っ!?」

 秘部に口を当ててクリトリスを吸い上げると、ヴィーナスは声にならない悲鳴をあげながら昇天した。彼の口内に女神味の愛液ジュースが勢いよく注ぎ込まれていく。

「あぁっ、私、あっ♥ 私のえっちな、とこっ、吸われてっ♥ そこ舐めちゃだめっ! ごしゅじっ、さまっ、ああああああぁっ!!」

 ヴィーナスが彼にしたことはあっても、今まで彼にされたことがない性器への口付け。初めて主にされた舌での愛撫はヴィーナスの思っていたよりも遥かに刺激が強く、既に敏感なヴィーナスは激しすぎる快感の電流に一瞬で堕とされた。
 絶頂と共に放たれた淫潮を彼はクリトリスを虐めていた舌で受け止め、そのまま飲み込む。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……こんなの、初めて……♥ ……ご主人様? どうしたの……?」
「……おいしい」
「えっ……? 待って、何言って……ひゃはああぁっ!?」

 ヴィーナスの蜜は何故か味覚よりも心を多幸感で満たされる不思議な味で、味を占めた彼は蜜壺から零れてくる蜜を貪るように舐め始めた。

「待って、らめぇっ! もう舐めないれえぇっ!! やらぁっ、ほんとにらめなのっ、そこ舐めちゃっ、あひぃっ♥ くりくりって、あっ♥ 吸われちゃっ、やらぁっ、またイっちゃうっ♥ あっ、やっ、らめっ……いやあああああっ!!」

 大好きな人の舌に内側まで犯され、ヴィーナスの淫唇からは壊れた蛇口のように蜜を分泌し続けている。、蕩けきった上の口からも快楽に溺れた嬌声を絶えず溢れさせている。

「……ぷはぁっ。ヴィーナスの蜜って、結構不思議な味がするんだな。……ヴィーナス? 大丈夫か?」
「あ……ぁ……♥ わた、し……もう……♥」
「……悪い、やりすぎた」

 無限に湧き出てくる愛欲の泉から顔を上げて彼女の様子をうかがうと、ヴィーナスは意識を保てていることが奇跡と思えるほどに表情を淫靡に蕩けさせていた。明らかに前戯をヤり過ぎてしまったことを反省し、彼はジーンズのベルトに手を掛ける。

「ヴィーナスが気絶しないうちに、ちゃんと入れてあげないとな」

 そう言って革越しに強く張っていた欲望を解放すると、硬く逸り立った凶器がヴィーナスの視界に映り込んだ。その雄々しい男根に愛女神の視線は釘付けにされ、何度も絶頂しているヴィーナスの身体が限界を超えて発情させられていく。

「あは……ご主人様の、こんなに大きく……♥」
「仕方ないだろ、ヴィーナスがこんなに可愛い反応するんだから」
「えへへぇ……♥」

 翡翠色の瞳を抑えきれない性欲で蕩けさせ、ヴィーナスはゆっくりと両手を秘所へと伸ばした。彼女が自ら割れ目を開くと、蓋の外れた壺から透明な蜜がとろとろと零れ出す。

「ねえ、お願い……私のこと、いっぱい……♥」

 淫魔の囁きにも等しい、あるいはそれすら凌駕する愛女神の誘惑。そして彼の眼前で無防備にさらけ出された火照る真珠を前に、青年がそれを拒める筈がない。淫蜜を溢れさせる彼女の膣口に凶器の先端をあてがうと、ヴィーナスは期待の眼差しを彼に向けた。

「……気絶するなよ?」
「うん……がんばる、から……だから……♥」



 無防備な女神に覆い被さり、彼は垂直に肉棒を突き立てる。淫辱への期待に瞳を潤ませるヴィーナスに応え、青年は全体重を掛けて肉壺を挿し貫いた。

「ひぎぃっ! いっ、あ、あぁっ! あああああぁっ!!」

 肉刀は引き締まる膣壁を強く擦り、その切っ先を最奥の子宮口に突き下ろす。何度も達しながら本番を先延ばしされていた彼女が待ちわびていた愛の一突きに耐えられる筈もなく、身体を貫いた衝撃にヴィーナスは一瞬で果てた。快楽に脳を焼かれながら、ヴィーナスは気絶したくない一心で必死に意識を保つ。

「あ……あ、ぁっ……♥ しきゅーのおく、こつんって……♥」
「ぐ、ぅっ……ヴィーナスの中、凄く締め付けてくる……!」
「んぁっ、あっ、あはぁっ……♥ ごしゅじ、さま……中で、ビクンビクンって……んはあぁっ♥」

 青年の愛を穿たれた膣内は初めて一線を越えた夜と変わらない窮屈さで、強引に押し広げられた膣壁には肉棒が無理矢理収められた。鞘の中で刀が脈打てば、それに連動してヴィーナスの身体も淫らに跳ねる。

「ヴィーナス、動かすぞ……!」
「え、あっ、あっやっあっあっ!? きゅうに、うごい、あぁっ♥ うごいひゃっ、やああぁっ!!」

 極上の締め付けに込み上げてくる射精感を察し、彼は不意打ち気味に腰を動かし始めた。痙攣する蜜壺を溢れるまで満たした愛液が、ぐちゅぐちゅと音を立てながら乱暴にかき混ぜられる。

「わた、おくに、やっ、おとだめぇっ♥ あっ、くちゅくちゅって、わたしぃっ……にゃあああああぁっ!!」

 接合部から漏れる淫らな水音に脳を揺さぶられ、瞬く間にヴィーナスは絶頂へと導かれた。快楽が電流となってヴィーナスの身体を駆け巡り、彼女の意識を幾度となく白に塗り潰す。

「はぁっ……はぁっ……♥ だめぇ……わたし、もう……あひぃっ!?」

 限界を訴えようとしたヴィーナスの嘆願は、青年の一突きで悲鳴に変わった。息を調える暇もなく、ピストン運動は無慈悲に繰り返される。愛欲と淫辱の絶妙なハーモニーに身も心も蹂躙され、女神ヴィーナスはもはや淫らによがり狂う一人の美少女でしかなかった。

「やだ、やだやだやだやだぁっ!! わたっ、あひぃっ♥ これ、あはぁっ♥ こわれりゅっ♥ わたっ、こわれひゃっ、ああああぁっ!!」
「出すぞ、ヴィーナス! 全部受けとれっ……!!」
「ごしゅ、あっ、あっやっあっああぁっ!! ごしゅじんさまああああああああっ!!」

 雌に堕ちた女神の浮き上がる腰を肉杭で無理やり押さえ付け、溜まっていた精液を彼女の体内へと注ぎ込む。膣中を満たす白濁に込められた熱い慕情が彼女の心を焼き焦がし、ヴィーナスは愛する者を叫びながら昇天した。

「あは……あつ、い……♥ ごしゅじんさまの、せーえき……あぁ……♥」

 潤んだ翡翠色の瞳に嬉し涙を浮かべ、極上の女体を痙攣させて絶頂の余韻を味わうヴィーナス。寵愛と言うには激しすぎた性交に身も心も蕩けさせられ、性の悦びに溺れている。

「ヴィーナス、まだ意識残ってるか?」
「う、ぁ……あぁ……♥」

 ヴィーナスは意識を保つだけで精一杯で、彼女を気遣う青年の言葉にも喘ぎ声しか返せないでいた。彼は体位を変えるべくヴィーナスに突き刺していた杭を引き抜く。

「ヴィーナス、一旦抜くぞ」
「あぅ……ぁ……あはぁっ!? あ……ぁ……、…………♥」

 締め付けられている肉棒を力強く引き抜かれ、敏感すぎる彼女の身体は女神の嬌声と共に絶頂し跳ねた。ヴィーナスの子宮は凶器を抜かれてもなお愛欲で疼き、淫唇からは精液で濁った愛欲の雫が垂れ落ちている。

「……あれ? ヴィーナス?」
「う、ぁ…………えぅ…………」
「落ちてる……」

 引き抜いたときの刺激がとどめとなったのだろう、ヴィーナスは絶頂に喘いだまま意識を失っていた。乳首やクリトリスを弾いても彼女の下腹部が潮を噴いて跳ねるだけで、上の唇からは今にも消えてしまいそうな掠れた声しか聞こえてこない。

「気絶しちゃったし、今日はここまでだな。おやすみ、ヴィーナス……」

 風邪を引いてしまわぬよう毛布を掛け、眠りに落ちた女神の頭を優しく撫でる。意識を失っていても彼の想いは伝わったのか、ヴィーナスの寝顔は幸せそうに緩んだ。

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