最終更新:ID:88W/EOceuQ 2014年04月02日(水) 17:48:39履歴
パナマ船籍貨客船『ウィンディゴ号』は4月12日の明朝、カナダはバンクーバーを出航、時速20ノット(約時速30km)で太平洋を横断し、途中、日本の名古屋に停泊、その後に中国の上海に向けて航行中である。探索者は何らかの用事にてこの『ウィンディゴ号』に搭乗し、怪異に呑まれる。
パナマ船籍貨客船『ウィンディゴ号』は何ら変哲の無い貨客船であり、法的にも合法の船である。
探索者は何かと理由を付けて、この船に搭乗しなければならない。
【探索者は日本、もしくは中国に用事がある】
最も導入しやすいであろう理由です。知人や友人がいれば、直ぐにでも搭乗理由が作れます。
【探索者は警察関係であり、この船舶に犯罪者がいるというたれ込みを受けた】
日本や中国へ脱走しようとしている犯罪者を取り締まるべくこの船に搭乗させます。ある程度の武器携帯は認められますし、探索者としてもまあまあな理由です。
探索者は何かと理由を付けて、この船に搭乗しなければならない。
【探索者は日本、もしくは中国に用事がある】
最も導入しやすいであろう理由です。知人や友人がいれば、直ぐにでも搭乗理由が作れます。
【探索者は警察関係であり、この船舶に犯罪者がいるというたれ込みを受けた】
日本や中国へ脱走しようとしている犯罪者を取り締まるべくこの船に搭乗させます。ある程度の武器携帯は認められますし、探索者としてもまあまあな理由です。
排水量:約5000t
最高速度:21ノット
全長:約150m
全幅:約30m
乗客定員:約300名
乗組員:約50人
船籍:パナマ
《搭乗口及び甲板》
鉄製のやや錆び付いたタラップの搭乗口から船に乗ると、そこは防腐剤の塗られた木製の甲板で、落下防止用の手すりが存在している。万一に備え、救命ボートや救命胴衣も存在しているのが、はっきりと分かる。
探索者がこの船に搭乗し終えると、船は予定時刻通りに出航します。
時刻は朝の5時、ようやく太陽が見え始めた頃で、海上には深い霧が掛かっています。
探索者はしばらくのんびりとしたクルージングを楽しめばいいでしょう。
《ロビー》
恐らくは西洋の豪華客船でも意識しているらしき赤い絨毯に装飾され、やや剥がれた金メッキで彩られた照明は実に眩しく、部屋の端には綺麗な観葉植物。そして硝子の組み込まれたテーブルと革製のソファーが配置してある。
ここは24時間開放されており、少し甲板側に出ると、自動販売機が稼働しているのが分かる。
中央にはモニターがあり、実にどうでもいい海上の様子が延々と流れ続けている。
《一等客室》
個人部屋であり、広々としています。豪華なシングルベットが2台配置されており、壁際にはテレビと内線電話、窓は開きませんが、洋上の姿をはっきりと捉える事が出来ます。
灯は間接照明を基本とし、雰囲気も中々なものです。
クローゼットには冷蔵庫が収納され、お好みのワインを呑む事が出来ます。
《二等客室》
相部屋であり、やや簡素な二段ベットが2台配置されています。LED電灯の灯が部屋を照らし、壁際には内線電話があります。窓からは美しい洋上の姿を見れるでしょう。
《食堂》
軽食のみの販売となっています。硝子ケースには駅弁のような形式のものが並んでいます。あまり品揃えは良く無く、選べるものなどたかが知れています。
しかし、空間は広々としており、軽食のためデッキで海風を浴びながら食べる事もできます。夜22時に閉店します。
《酒場》
薄暗くも雰囲気のある酒場です。ジャズの音色が流れ、お好みのワインや酒を呑む事が可能です。昼間は開いていませんが、夜からの営業となっています。
《デッキテラス》
潮風が靡き、この船の最上部です。食堂で購入したものをここで食べるのも悪くはありません。
机と椅子が幾つか並べられています。ただし、嵐のときと夜19時以降の出入りは不可能です。
《側面通路》
嵐の場合は通行不可になります。普段は潮風を浴びれる良い場所で、大海原を一望できます。午後19時を過ぎた場合は閉鎖されます。
《中央通路》
客室が両サイドにあり、船を縦断する廊下です。やや洒落ており、ホテルをイメージする赤い絨毯が敷いてあります。
《後方甲板》
デッキチェアなどが完備されており、日光浴に最適です。ここも潮風が浴びれますが嵐や午後19時を過ぎた場合は閉鎖されます。
《航海士室》
立ち入り禁止区画です。中には質素な感じの二段ベットとロッカーがあります。
《操舵室》
立ち入り禁止区画です。船の操縦及び管理はここでおこないます。
舵はもちろん、照明や電力もここで操作でき、防水隔壁もここで動かせます。
《機関室》
立ち入り禁止区画です。船の動力部はここにあります。訳の分からない機械が多く、いろいろなスイッチがあります。
《受水槽室》
立ち入り禁止区画です。機関室の近くに在り、水道の循環を行っています。
《空調機関室》
立ち入り禁止区画です。冷暖房の機関部はここにあります。制御は操舵室です。
《貨物室》
立ち入り禁止区画です。船の7割を占める巨大な空間です。大量の木材が搭載されており、一般の貨物は少数です。
《燃料室》
立ち入り禁止区画です。
予備の重油が搭載されています。操舵室からロックを解除しなければ入れません。
《冷凍貨物室》
立ち入り禁止区画です。常温では運べない様な物資を運搬します。
《電源室》
立ち入り禁止区画です。自家発電はここで行っています。バッテリーなどもここにあり、機関部に電気を送電しています。制御は操舵室ですが、ここで直接送電を止める事も出来ます。
《最下層室》
立ち入り禁止区画です。最悪の場合座礁などをしても、ここをわざと浸水させ、バランスを保ちます。出入り口は隔壁でしまるようになっており、隔壁の操作はここで直接するか、操舵室か、機関室で行えます。
《警備室》
立ち入り禁止区画です。船内の監視モニターを確認できますが、普段は警備員が2人いるだけで、特にこれといったものはありません。
《非常階段》
中央通路から甲板に上がれる通路です。鍵は掛けておらず、その気になれば出て行けますが、監視モニターが設備しており、迂闊に通る事は出来ません。
《武器庫》
立ち入り禁止区画で厳重なロックがされています。ここを開けるには電子キーが必要で、監視モニターも監視しています。中には海賊対策の武器が搭載されており、万一に備えてありますが、武器はショットガン程度しかありませんし、弾薬も心もとないです。
鉄製のやや錆び付いたタラップの搭乗口から船に乗ると、そこは防腐剤の塗られた木製の甲板で、落下防止用の手すりが存在している。万一に備え、救命ボートや救命胴衣も存在しているのが、はっきりと分かる。
探索者がこの船に搭乗し終えると、船は予定時刻通りに出航します。
時刻は朝の5時、ようやく太陽が見え始めた頃で、海上には深い霧が掛かっています。
探索者はしばらくのんびりとしたクルージングを楽しめばいいでしょう。
《ロビー》
恐らくは西洋の豪華客船でも意識しているらしき赤い絨毯に装飾され、やや剥がれた金メッキで彩られた照明は実に眩しく、部屋の端には綺麗な観葉植物。そして硝子の組み込まれたテーブルと革製のソファーが配置してある。
ここは24時間開放されており、少し甲板側に出ると、自動販売機が稼働しているのが分かる。
中央にはモニターがあり、実にどうでもいい海上の様子が延々と流れ続けている。
《一等客室》
個人部屋であり、広々としています。豪華なシングルベットが2台配置されており、壁際にはテレビと内線電話、窓は開きませんが、洋上の姿をはっきりと捉える事が出来ます。
灯は間接照明を基本とし、雰囲気も中々なものです。
クローゼットには冷蔵庫が収納され、お好みのワインを呑む事が出来ます。
《二等客室》
相部屋であり、やや簡素な二段ベットが2台配置されています。LED電灯の灯が部屋を照らし、壁際には内線電話があります。窓からは美しい洋上の姿を見れるでしょう。
《食堂》
軽食のみの販売となっています。硝子ケースには駅弁のような形式のものが並んでいます。あまり品揃えは良く無く、選べるものなどたかが知れています。
しかし、空間は広々としており、軽食のためデッキで海風を浴びながら食べる事もできます。夜22時に閉店します。
《酒場》
薄暗くも雰囲気のある酒場です。ジャズの音色が流れ、お好みのワインや酒を呑む事が可能です。昼間は開いていませんが、夜からの営業となっています。
《デッキテラス》
潮風が靡き、この船の最上部です。食堂で購入したものをここで食べるのも悪くはありません。
机と椅子が幾つか並べられています。ただし、嵐のときと夜19時以降の出入りは不可能です。
《側面通路》
嵐の場合は通行不可になります。普段は潮風を浴びれる良い場所で、大海原を一望できます。午後19時を過ぎた場合は閉鎖されます。
《中央通路》
客室が両サイドにあり、船を縦断する廊下です。やや洒落ており、ホテルをイメージする赤い絨毯が敷いてあります。
《後方甲板》
デッキチェアなどが完備されており、日光浴に最適です。ここも潮風が浴びれますが嵐や午後19時を過ぎた場合は閉鎖されます。
《航海士室》
立ち入り禁止区画です。中には質素な感じの二段ベットとロッカーがあります。
《操舵室》
立ち入り禁止区画です。船の操縦及び管理はここでおこないます。
舵はもちろん、照明や電力もここで操作でき、防水隔壁もここで動かせます。
《機関室》
立ち入り禁止区画です。船の動力部はここにあります。訳の分からない機械が多く、いろいろなスイッチがあります。
《受水槽室》
立ち入り禁止区画です。機関室の近くに在り、水道の循環を行っています。
《空調機関室》
立ち入り禁止区画です。冷暖房の機関部はここにあります。制御は操舵室です。
《貨物室》
立ち入り禁止区画です。船の7割を占める巨大な空間です。大量の木材が搭載されており、一般の貨物は少数です。
《燃料室》
立ち入り禁止区画です。
予備の重油が搭載されています。操舵室からロックを解除しなければ入れません。
《冷凍貨物室》
立ち入り禁止区画です。常温では運べない様な物資を運搬します。
《電源室》
立ち入り禁止区画です。自家発電はここで行っています。バッテリーなどもここにあり、機関部に電気を送電しています。制御は操舵室ですが、ここで直接送電を止める事も出来ます。
《最下層室》
立ち入り禁止区画です。最悪の場合座礁などをしても、ここをわざと浸水させ、バランスを保ちます。出入り口は隔壁でしまるようになっており、隔壁の操作はここで直接するか、操舵室か、機関室で行えます。
《警備室》
立ち入り禁止区画です。船内の監視モニターを確認できますが、普段は警備員が2人いるだけで、特にこれといったものはありません。
《非常階段》
中央通路から甲板に上がれる通路です。鍵は掛けておらず、その気になれば出て行けますが、監視モニターが設備しており、迂闊に通る事は出来ません。
《武器庫》
立ち入り禁止区画で厳重なロックがされています。ここを開けるには電子キーが必要で、監視モニターも監視しています。中には海賊対策の武器が搭載されており、万一に備えてありますが、武器はショットガン程度しかありませんし、弾薬も心もとないです。
・武器の搬入について
ウィンディゴ号ではシージャック防止のために武器の持ち込みは禁止されています。搭乗口で金属探知機を用いた検査と、場合によっては身体検査を行います。
もし、武器の所持が認められた場合は、この船舶には乗れず、それでも強行に持ち込もうとした場合は警察に通報させて頂きます。
・船内の禁止事項について
以下の行為に該当した場合、保安上の理由から、強制退船などの措置を取らせて頂きます。
海上にモノを投げ捨てるなどの行為。
立ち入り禁止区画の侵入。
船舶の航行を著しく妨げる行為。
火気などを無闇に使用する行為。
花火など、危険と判断される行為。
船舶の機器を破壊するなどの行為。
最終停泊港の法律に反する行為。
道義上相応しくない行為。
乗務員の指示に従わない場合。
・航海においての貨物の損失、もしくは紛失について
貨物につきましてはウィンディゴ号の管理会社である『アース・ライン社』が責任を持って対応させて頂きます。
ですが、お客様の私物につきましては、当方は責任を負いかねますので、ご了承下さい。
・有事においての避難行動について
ウィンディゴ号はお客様の安全を優先し、最大限の安全航行に勤めますが、不測の事態も考慮しなければなりません。
有事においてはお客様は乗務員の指示に従い、救命胴衣を着用、そして側面通路と甲板にある救命艇に乗り込む義務が発生致します。ご理解とご協力をお願い致します。
CSO:マーク・デイビス
1980年 大型貨客船としてロノアーク造船が建造開始。
1983年 ウィンディゴ号就航
1888年 客室にて猟奇殺人発生。43歳の女性を射殺。
1992年 ソ連崩壊に伴う航路変更
1993年 就航10周年を迎える。祝賀会開催。
1996年 客室で銃の発砲事件発生。22歳の男性を逮捕。
2003年 就航20周年を迎える。祝賀会開催、バンクーバー州の知事来賓。
2004年 イスラム原理主義者と見られるシージャック発生、武器の持ち込みの禁止が徹底される。
2006年 乗務員変死事故。未解決。
2010年 惨殺事件が貨物室にて発生。38歳の男性を逮捕。
2013年 就航30周年を迎える。
同年 幽霊船騒ぎが起こる。レーダーに謎の影。
1983年 ウィンディゴ号就航
1888年 客室にて猟奇殺人発生。43歳の女性を射殺。
1992年 ソ連崩壊に伴う航路変更
1993年 就航10周年を迎える。祝賀会開催。
1996年 客室で銃の発砲事件発生。22歳の男性を逮捕。
2003年 就航20周年を迎える。祝賀会開催、バンクーバー州の知事来賓。
2004年 イスラム原理主義者と見られるシージャック発生、武器の持ち込みの禁止が徹底される。
2006年 乗務員変死事故。未解決。
2010年 惨殺事件が貨物室にて発生。38歳の男性を逮捕。
2013年 就航30周年を迎える。
同年 幽霊船騒ぎが起こる。レーダーに謎の影。
4月12日午前5時、バンクーバー港を出航
同日 午前10時 船底に不穏な音が聞こえる(深きものが船底にぶつかる)
同日 午後15時 魚群接近、大きな影を見る(別の深きものが接近)
同日 午後16時 水死体発見(船底にぶつかった深きものである。ずっと引っかかってた)
同日 午後17時 水死体は冷凍貨物室に保管されたものの、深きものは再度目を覚まし、徘徊。
同日 午後18時 深きものが応援として急行、仲間の救出を計るべく船底に張り付く
同日 午後20時 深きものが船底に結集
同日 午後21時 ウィンディゴの精霊が出没(ウェンディゴとも言う)
同日 午後22時 深きものが船に侵入
同日 午後23時 乗務員一名が死亡
同日 午後0時以前 航海士一名が死亡
4月13日
午前2時 航行不能となる
午前5時 探索者は脱出しなければならない
同日 午前10時 船底に不穏な音が聞こえる(深きものが船底にぶつかる)
同日 午後15時 魚群接近、大きな影を見る(別の深きものが接近)
同日 午後16時 水死体発見(船底にぶつかった深きものである。ずっと引っかかってた)
同日 午後17時 水死体は冷凍貨物室に保管されたものの、深きものは再度目を覚まし、徘徊。
同日 午後18時 深きものが応援として急行、仲間の救出を計るべく船底に張り付く
同日 午後20時 深きものが船底に結集
同日 午後21時 ウィンディゴの精霊が出没(ウェンディゴとも言う)
同日 午後22時 深きものが船に侵入
同日 午後23時 乗務員一名が死亡
同日 午後0時以前 航海士一名が死亡
4月13日
午前2時 航行不能となる
午前5時 探索者は脱出しなければならない
大型貨客船なのでNPCは多い方が良いでしょう。乗務員や客員はKPの創造で構いません。
さて、前半は探索者をほどよく自由に行動させましょう。立ち入り禁止区域に入ろうと試みた場合は、規約違反であると警告しましょう。
それでも強行する場合、警備員が接近し、口頭での注意を行います。
それでも従わない場合、無理矢理拘束し、身柄は客室に拘束されます。
ジョージ・ラバイト 警備職員
STR:15 DEX:14 INT:12 CON:13 APP:14 POW:15
SIZ:15 SAN:75 EDU:12 H P:14 M P:15
拳銃:80% 警棒:80% 言いくるめ:70%
M1911 1d10+2
短縮警棒 1d6+1d4
ゲオルク・ラスク 警備職員
STR:18 DEX:17 INT:8 CON:17 APP:14 POW:10
SIZ:18 SAN:50 EDU:6 H P:15 M P:10
拳銃:80% 警棒:80% 組み伏せ:90% こぶし:80%
M1911 1d10+2
短縮警棒 1d6+1d6
上記のは一例です。
クルージングでは存分にRPを楽しませ、出来れば探索者同士を絡ませるイベントも用意しておくと素晴らしいでしょう。
【イベント:異音】
航行開始直後(午前10時まで)。探索者は「聞き耳」を振り、成功すると何か不気味な這いずり回る様な音が聞こえる。
それは、船底を舐め回す様な、実に不愉快な音で、探索者同士の共通の話題にもなる。 0/1のSANチェック
【イベント:魚影】
航行中(午後15時まで)海の見える場所に居る場合、「目星」を振る。成功すると海の中に何やら巨大な蠢く影を見る。
【イベント:接近】
航行中(午後15時まで)シークレットダイズで1d100を振る。海の見える場所に居る場合、「目星」をつかうと大量の魚(1d100匹)が泳いでいるのを目撃する。数が少なければ和む程度、異常に多い場合は「生物学」を振れる。すると、この魚は普段群れなど作らないということが判明する。
【イベント:談話】
年配の男に酒を飲まないかと誘われ、デッキで一緒にわいわい騒ぐ。
若い美女も同行させても構わない。とにかく盛り上げるのだ!
【イベント:不穏】
航行中(17時以降)、船内に居る場合「聞き耳」で乗務員の話を聞ける。
「おい?さっきのって、まさか」
「ああ、ご想像の通りだよ」
「マジか、冷凍貨物室に運ばれるのか?」
「そのようだが、薄気味悪いぞ。あんな変なもんを水揚げするなんて、俺らも不運だよな」
「糞ったれ....ああ、この事は箝口令が敷かれてるみたいだ。客人を不安にさせるなよ?」
「勿論」
【イベント:新聞】
航行中(17時以降)探索者が「目星」を振ると、たまたま捨てられている新聞の小さな記事が目に留まる。
「リチャード・カーター氏、失踪。情報求む」と題された新聞記事で、内容は以下の通り。
「カナダのバンクーバーで漁師を営むリチャード・カーター氏が一昨日より行方が分からないと警察に友人らからの届け出が在り、情報の提供を呼びかけている。年齢は40代、服装は不明。ヒゲを蓄えた大男である」
【イベント:天気】
航行中(18時以降)、外が確認出来る場所。やや霧が掛かり始めたことが分かる
【イベント:封殺】
航行中(18時以降)「幸運」を振ると、乗務員が慌ただしいことが分かる。
何かあったのか尋ねても乗務員は「何もありません」と答えるだけで、解答はしてくれない。ここで「説得」を用いると乗務員は恐縮しながら、小声で「実は...変な音がするって、客室で苦情が寄せられたんです...それを確認しているだけなので」
そう言うと、乗務員はまた何処かへ去ってしまう。
【イベント:忠告】
航行中(17時以降)に貨物室を覗くと、異様な姿をした男を見つける。
「目星」で男を見つめると、異様な顔立ちに、醜い身体、そしてびしょ濡れになっているのが分かる。
さらに酷く寒そうに凍えてしまっている。
彼に探索者が話し書けた場合、彼はやや驚いて、そして掠れた声で「寒い....毛布を....何か、暖かいモノを」と助けを乞う。
探索者は適当に暖かいものを渡した場合、男は嬉しそうに告げる。
「..有難う。お礼といってはなんだが、この船はもう駄目かもしれないことを忠告しよう....これ、あげるよ」
そう言って武器庫の電子キーを入手できます。
「それは....いざとなったら使って。今は、まだいいから」
そう言って、男はふらつきながら貨物室を後にします。
ちなみに攻撃した場合は一撃で卒倒します。(しかし、これから攻撃した探索者は深きものに狙われ続けます)
【イベント:誘導】
航行中(16時以降)甲板周辺に居る場合「聞き耳」もしくは「幸運」で振って下さい。成功者は何やら甲板が騒がしい事が分かります。
見に行くと、甲板では人だかりと、乗務員が何かを引き上げている様子。
「目星」をここで振ると、人間のような物体が引き上げられているのだと分かります。恐らくは水死体でしょう。 1d2/1d3のSANチェックです。
「とにかく、冷凍貨物室に運ぶぞ...よいしょ」
そう言っているのも無条件に聞き取れます。
【イベント:恩】
航行中(18時以降)、船内に居る場合、不気味な男が徘徊しているのを見かける。
声をかけると「何か....飲み物を....」と掠れた声で頼まれます。
探索者が承諾すると、男は嬉しそうに「有難う....御座います」とお礼を言います。
そして飲み物を貰うと、彼は探索者にこう告げます。
「この船は狙われている....警告するけど、もう遅すぎると思う....これ、あげるよ」
そう言って武器庫の電子キーを渡されます(忠告発生後でも渡されます)
もし、探索者が拒絶すると男は少し残念そうに「...すいません。迷惑でしたね...」そう言って立ち去ります。
【イベント:仲間】
航行中(19時以降)、探索者は可愛らしい女の子から一緒に食事を取らないかと誘われ、酒場に行きます。平和なひとときです。
【イベント:望み】
航行中(19時以降)、船内に強制的に戻されます。船内で「目星」を振ると恐らくはAPPが壊滅的な男がロビーにいるのが分かります。男はやや辿々しい口調で。
「腹が...へった....何か、ありませんか?」と尋ねます。
探索者が何か与えた場合「有難う....これ、お礼です」そう言って、武器庫の電子キーを渡してくれます。
何も与えなかった場合「海に還りたい...」と謎めいた発言をして立ち去ります。
【イベント:蠢く】
航行中(午後20時まで)、「聞き耳」を振ると、船底で何かが蠢いているのが分かります、厳密には水中での動きが最下層室のぽっかりあいた空間で反響し、ここまで聞こえて来ているのです。普通なら特に気にしませんが、探索者は鮮明に聞いてしまったのです。 「帰るぞ....帰るぞ.....帰るぞ」と船底が囁く事に。
0/1d3のSANチェックです。
【イベント:濃霧】
航行中(午後20時)、猛烈な濃霧に襲われます。船内にいるため、気づくには「目星」を振らせる必要があるでしょう。
【イベント:嘆願】
午後21時、もし、これまでに男が探索者に助けられていた場合、男は探索者にこう告げる。男は既に肌は明らかに鱗が現れ、水かきが指の隙間に出来かかっている。
「もう.....私は、人として生きることを....諦めざる得ない....最後に、有難う。これを」
武器庫の鍵を入手します。
そしてこう告げます。
「いざとならば....船を沈めよ....」
【イベント:精霊】
午後21時。「目星」で何かの気配を感じます。ですが、周囲には何もいません。
【イベント:襲撃】
午後22時に発生。深きものが側面通路、後方甲板、甲板から侵入を試みます。
探索者は「聞き耳」で何かの這いずる音が聞こえる程度です。
場所は曖昧で分かりません(全方位から侵入しているため)
ここでもし、先ほどの男が生存している場合、男は8割深きものと化し、探索者に冷遇された場合、復讐を誓います。
探索者に一度でも優しくされた場合、仲間にその探索者は襲わないように告げ、他の乗客を襲います。
【イベント;断末魔】
午後23時に発生。後方甲板にて乗務員一名が深きものと遭遇、かぎ爪にて腹部から胸部にかけてを切り裂かれる。この際に乗務員は絶叫するが、死体は深きものが海に投げ捨てたため、後方甲板には悍ましい血の量が残っている。
探索者がここを覗いた場合は1/1d3のSANチェック
【イベント:気配】
午後21時以降、定期的に発生。「目星」で何者かの気配を感じれるが何も無い。
【イベント:視界】
深夜0時までに発生、船は視界不良のため減速する。
甲板にて航海士が深きものに襲われ、絶命、死体は甲板の端に隠される。
「聞き耳」で探索者は何処からか悲鳴が聞こえたことが分かる。
【イベント:不眠】
探索者が就寝しようとすると、異様な気配と視線を感じる。
あまりにも不気味なため1/2のSAN減少
さて、前半は探索者をほどよく自由に行動させましょう。立ち入り禁止区域に入ろうと試みた場合は、規約違反であると警告しましょう。
それでも強行する場合、警備員が接近し、口頭での注意を行います。
それでも従わない場合、無理矢理拘束し、身柄は客室に拘束されます。
ジョージ・ラバイト 警備職員
STR:15 DEX:14 INT:12 CON:13 APP:14 POW:15
SIZ:15 SAN:75 EDU:12 H P:14 M P:15
拳銃:80% 警棒:80% 言いくるめ:70%
M1911 1d10+2
短縮警棒 1d6+1d4
ゲオルク・ラスク 警備職員
STR:18 DEX:17 INT:8 CON:17 APP:14 POW:10
SIZ:18 SAN:50 EDU:6 H P:15 M P:10
拳銃:80% 警棒:80% 組み伏せ:90% こぶし:80%
M1911 1d10+2
短縮警棒 1d6+1d6
上記のは一例です。
クルージングでは存分にRPを楽しませ、出来れば探索者同士を絡ませるイベントも用意しておくと素晴らしいでしょう。
【イベント:異音】
航行開始直後(午前10時まで)。探索者は「聞き耳」を振り、成功すると何か不気味な這いずり回る様な音が聞こえる。
それは、船底を舐め回す様な、実に不愉快な音で、探索者同士の共通の話題にもなる。 0/1のSANチェック
【イベント:魚影】
航行中(午後15時まで)海の見える場所に居る場合、「目星」を振る。成功すると海の中に何やら巨大な蠢く影を見る。
【イベント:接近】
航行中(午後15時まで)シークレットダイズで1d100を振る。海の見える場所に居る場合、「目星」をつかうと大量の魚(1d100匹)が泳いでいるのを目撃する。数が少なければ和む程度、異常に多い場合は「生物学」を振れる。すると、この魚は普段群れなど作らないということが判明する。
【イベント:談話】
年配の男に酒を飲まないかと誘われ、デッキで一緒にわいわい騒ぐ。
若い美女も同行させても構わない。とにかく盛り上げるのだ!
【イベント:不穏】
航行中(17時以降)、船内に居る場合「聞き耳」で乗務員の話を聞ける。
「おい?さっきのって、まさか」
「ああ、ご想像の通りだよ」
「マジか、冷凍貨物室に運ばれるのか?」
「そのようだが、薄気味悪いぞ。あんな変なもんを水揚げするなんて、俺らも不運だよな」
「糞ったれ....ああ、この事は箝口令が敷かれてるみたいだ。客人を不安にさせるなよ?」
「勿論」
【イベント:新聞】
航行中(17時以降)探索者が「目星」を振ると、たまたま捨てられている新聞の小さな記事が目に留まる。
「リチャード・カーター氏、失踪。情報求む」と題された新聞記事で、内容は以下の通り。
「カナダのバンクーバーで漁師を営むリチャード・カーター氏が一昨日より行方が分からないと警察に友人らからの届け出が在り、情報の提供を呼びかけている。年齢は40代、服装は不明。ヒゲを蓄えた大男である」
【イベント:天気】
航行中(18時以降)、外が確認出来る場所。やや霧が掛かり始めたことが分かる
【イベント:封殺】
航行中(18時以降)「幸運」を振ると、乗務員が慌ただしいことが分かる。
何かあったのか尋ねても乗務員は「何もありません」と答えるだけで、解答はしてくれない。ここで「説得」を用いると乗務員は恐縮しながら、小声で「実は...変な音がするって、客室で苦情が寄せられたんです...それを確認しているだけなので」
そう言うと、乗務員はまた何処かへ去ってしまう。
【イベント:忠告】
航行中(17時以降)に貨物室を覗くと、異様な姿をした男を見つける。
「目星」で男を見つめると、異様な顔立ちに、醜い身体、そしてびしょ濡れになっているのが分かる。
さらに酷く寒そうに凍えてしまっている。
彼に探索者が話し書けた場合、彼はやや驚いて、そして掠れた声で「寒い....毛布を....何か、暖かいモノを」と助けを乞う。
探索者は適当に暖かいものを渡した場合、男は嬉しそうに告げる。
「..有難う。お礼といってはなんだが、この船はもう駄目かもしれないことを忠告しよう....これ、あげるよ」
そう言って武器庫の電子キーを入手できます。
「それは....いざとなったら使って。今は、まだいいから」
そう言って、男はふらつきながら貨物室を後にします。
ちなみに攻撃した場合は一撃で卒倒します。(しかし、これから攻撃した探索者は深きものに狙われ続けます)
【イベント:誘導】
航行中(16時以降)甲板周辺に居る場合「聞き耳」もしくは「幸運」で振って下さい。成功者は何やら甲板が騒がしい事が分かります。
見に行くと、甲板では人だかりと、乗務員が何かを引き上げている様子。
「目星」をここで振ると、人間のような物体が引き上げられているのだと分かります。恐らくは水死体でしょう。 1d2/1d3のSANチェックです。
「とにかく、冷凍貨物室に運ぶぞ...よいしょ」
そう言っているのも無条件に聞き取れます。
【イベント:恩】
航行中(18時以降)、船内に居る場合、不気味な男が徘徊しているのを見かける。
声をかけると「何か....飲み物を....」と掠れた声で頼まれます。
探索者が承諾すると、男は嬉しそうに「有難う....御座います」とお礼を言います。
そして飲み物を貰うと、彼は探索者にこう告げます。
「この船は狙われている....警告するけど、もう遅すぎると思う....これ、あげるよ」
そう言って武器庫の電子キーを渡されます(忠告発生後でも渡されます)
もし、探索者が拒絶すると男は少し残念そうに「...すいません。迷惑でしたね...」そう言って立ち去ります。
【イベント:仲間】
航行中(19時以降)、探索者は可愛らしい女の子から一緒に食事を取らないかと誘われ、酒場に行きます。平和なひとときです。
【イベント:望み】
航行中(19時以降)、船内に強制的に戻されます。船内で「目星」を振ると恐らくはAPPが壊滅的な男がロビーにいるのが分かります。男はやや辿々しい口調で。
「腹が...へった....何か、ありませんか?」と尋ねます。
探索者が何か与えた場合「有難う....これ、お礼です」そう言って、武器庫の電子キーを渡してくれます。
何も与えなかった場合「海に還りたい...」と謎めいた発言をして立ち去ります。
【イベント:蠢く】
航行中(午後20時まで)、「聞き耳」を振ると、船底で何かが蠢いているのが分かります、厳密には水中での動きが最下層室のぽっかりあいた空間で反響し、ここまで聞こえて来ているのです。普通なら特に気にしませんが、探索者は鮮明に聞いてしまったのです。 「帰るぞ....帰るぞ.....帰るぞ」と船底が囁く事に。
0/1d3のSANチェックです。
【イベント:濃霧】
航行中(午後20時)、猛烈な濃霧に襲われます。船内にいるため、気づくには「目星」を振らせる必要があるでしょう。
【イベント:嘆願】
午後21時、もし、これまでに男が探索者に助けられていた場合、男は探索者にこう告げる。男は既に肌は明らかに鱗が現れ、水かきが指の隙間に出来かかっている。
「もう.....私は、人として生きることを....諦めざる得ない....最後に、有難う。これを」
武器庫の鍵を入手します。
そしてこう告げます。
「いざとならば....船を沈めよ....」
【イベント:精霊】
午後21時。「目星」で何かの気配を感じます。ですが、周囲には何もいません。
【イベント:襲撃】
午後22時に発生。深きものが側面通路、後方甲板、甲板から侵入を試みます。
探索者は「聞き耳」で何かの這いずる音が聞こえる程度です。
場所は曖昧で分かりません(全方位から侵入しているため)
ここでもし、先ほどの男が生存している場合、男は8割深きものと化し、探索者に冷遇された場合、復讐を誓います。
探索者に一度でも優しくされた場合、仲間にその探索者は襲わないように告げ、他の乗客を襲います。
【イベント;断末魔】
午後23時に発生。後方甲板にて乗務員一名が深きものと遭遇、かぎ爪にて腹部から胸部にかけてを切り裂かれる。この際に乗務員は絶叫するが、死体は深きものが海に投げ捨てたため、後方甲板には悍ましい血の量が残っている。
探索者がここを覗いた場合は1/1d3のSANチェック
【イベント:気配】
午後21時以降、定期的に発生。「目星」で何者かの気配を感じれるが何も無い。
【イベント:視界】
深夜0時までに発生、船は視界不良のため減速する。
甲板にて航海士が深きものに襲われ、絶命、死体は甲板の端に隠される。
「聞き耳」で探索者は何処からか悲鳴が聞こえたことが分かる。
【イベント:不眠】
探索者が就寝しようとすると、異様な気配と視線を感じる。
あまりにも不気味なため1/2のSAN減少
【イベント:騒音】
探索者が就寝出来ずに起きていると、何ものかの悲鳴と走り回る音が聞こえる。
「聞き耳」で誰かの怒鳴り声が聞こえる。
「いそげ!....甲板を塞げ!何をやってる!....うわっ!やめろっ!」
探索者は様子を見に行くかもしれない、するとロビーで乗務員の無惨な死体が転がっているのが発見できる。 1d3/1d6の SANチェックだ。
様子を見に行かなくても構わない。
【イベント:航行不能】
午前2時、操舵室を深きものが襲撃、操舵不能となり、船は停止する。
一等客室から、就寝中の乗客を血祭りにあげて行く。
探索者が深きものを見た場合。0/1d6のSANチェック
【イベント:闘争】
午前2時以降
もし、先ほどの男を探索者が助けていた場合、助けていた探索者は深きものの襲撃を受けません。ですが、仮に攻撃した場合は、深きものは反撃を行います。
あくまで自発的な攻撃は行わないのです。
もし、冷遇した探索者が居た場合は、深きものどもはその探索者を血祭りにあげるべく殺到します。
叶う訳ないので逃げましょう。
深きものは1d10+4体が登場しています。
これより以降、KPの判断で「幸運」を振って下さい。
成功すると、深きものが接近していることに気づけます。
失敗した場合は鉢合わせです。
船内は深きものが暴れたために悍ましい状態です。
一般の客員はまだ数名生きていますが、全滅は時間の問題です。
既に操舵室と機関室は占拠され、船の上のため圏外です。
探索者が就寝出来ずに起きていると、何ものかの悲鳴と走り回る音が聞こえる。
「聞き耳」で誰かの怒鳴り声が聞こえる。
「いそげ!....甲板を塞げ!何をやってる!....うわっ!やめろっ!」
探索者は様子を見に行くかもしれない、するとロビーで乗務員の無惨な死体が転がっているのが発見できる。 1d3/1d6の SANチェックだ。
様子を見に行かなくても構わない。
【イベント:航行不能】
午前2時、操舵室を深きものが襲撃、操舵不能となり、船は停止する。
一等客室から、就寝中の乗客を血祭りにあげて行く。
探索者が深きものを見た場合。0/1d6のSANチェック
【イベント:闘争】
午前2時以降
もし、先ほどの男を探索者が助けていた場合、助けていた探索者は深きものの襲撃を受けません。ですが、仮に攻撃した場合は、深きものは反撃を行います。
あくまで自発的な攻撃は行わないのです。
もし、冷遇した探索者が居た場合は、深きものどもはその探索者を血祭りにあげるべく殺到します。
叶う訳ないので逃げましょう。
深きものは1d10+4体が登場しています。
これより以降、KPの判断で「幸運」を振って下さい。
成功すると、深きものが接近していることに気づけます。
失敗した場合は鉢合わせです。
船内は深きものが暴れたために悍ましい状態です。
一般の客員はまだ数名生きていますが、全滅は時間の問題です。
既に操舵室と機関室は占拠され、船の上のため圏外です。
《甲板》
「目星」で航海士の死体が発見できます。木製の床は血と海水で汚され、救命艇などは全て破壊されています。
《ロビー》
机が椅子が散乱し、乗務員が死んでいるのが分かります。
ここには茫洋とした表情の男が居り、男は探索者にこう告げます。
「精霊が、精霊が、精霊が、精霊が、私は憑かれた。もう、おしまいだぁ!」
ここで「心理学」をロールすると、この男の精神状態は極めて危険であると判明します。
男は震えながらここに立ちすくむばかりで、動きません
中央のモニターの電源は落ち、暗く、鏡の様になっています。
《一等客室》
既に深きものの襲撃を受け、客員は残っていません。大抵は就寝中に爪で切り刻まれ死んだか、それか命からがら逃げ出したかでしょう。
内線電話は不通です。
《二等客室》
一等客室と様子はあまり変わりません。ですが、探索者がいるぶんまだマシです。
しかし、ここも深きものに蹂躙されてしまうでしょう
《食堂》
硝子ケースが割られ、何か荒らされた形跡があります。死体が転がっており、実に無惨です。
《酒場》
鍵が掛けられ、「目星」成功によって「開放厳禁。化け物が中に居る」と壁に刻まれているのが分かります。
鍵は操舵室にありますが、「鍵開け」などで中に侵入した場合、案の定深きものがいます。
《デッキテラス》
バリケードが築かれ、立ち入りできません。
《側面通路》
深きものが常に巡回しています。侵入は危険ですが「隠れる」「忍び歩き」に成功した場合は気づかれずに移動できます。
ここの救命艇は使えますが、鎖で手すりとぐるぐる巻きに繋がれているため、まだ使用不可です。
《中央通路》
血肉が四散し、酷い有様です。SANチェックをしても構いません。
《後方甲板》
扉が破壊されており、出入り可能です。出ると若い男が鉈を持って、警戒しています。探索者は交渉系で彼との同行が可能です。
カール・バルト 出稼ぎ労働者
STR:13 DEX:12 INT:13 CON:12 APP:15 POW:13
SIZ:12 SAN:65 EDU:15 H P:12 M P:13
鉈:55% 杖:40% 生物学:25% 運転;45% 拳銃;50%
鉈 1d6+1
《航海士室》
「目星」でロッカーに誰か居ること、「聞き耳」で誰かの息づかいがロッカーからすることが分かります。
ロッカーを開けると、航海士の男が奇声をあげて、ナイフで斬り掛かってきます。
「来るなぁぁ!化け物ぉぉぉ!」
「回避」に成功すると男は転び、そして慌てて逃げて行きます。
失敗すると探索者は1d3の負傷を負い、男は走って逃げて行きます。
《操舵室》
深きものに占拠され、生存するものはいません。内部から施錠され、実質、侵入は不可能です。「鍵開け」をすると、物音で中の深きものにバレます。
物音は重要な表現です。つまり、物音が気づかれなければ施錠を解除することは可能なのです。
《機関室》
操舵室同様、深きものに占拠されています。扉は破壊されたため開けられていますが、侵入すると深きものと戦闘になります。
《受水槽室》
中から施錠され、侵入は困難ですが、交渉系を用いると普通に扉が開き、小さな少女が出てきます。手には半魚人のぬいぐるみを握りしめています。
アンネ・ミューラー
STR:7 DEX:10 INT:8 CON:5 APP:17 POW:6
SIZ:6 SAN:30 EDU:10 H P:5 M P:6
逃走:80% 回避:55% ぬいぐるみを守る:70% 親の名前を呼ぶ:99%
《空調機関室》
中に入ると機関士の死体が山積みにされており、ここが深きものの死体集積所となっている模様です。1d3/1d6のSAN値減少
「目星」でライターを入手。
《貨物室》
広大な貨物室です。探索者がここに入ると、「動くな!」と警告を発せられます。
見れば拳銃を構えた男が叫んでいるのが分かります。
探索者が敵意のないことを伝えると銃を下ろしてくれますが、攻撃を加えると発砲されます。
ロラン・バルト カナダ騎馬警察
STR:16 DEX:17 INT:15 CON:14 APP:13 POW:15
SIZ:15 SAN:75 EDU:17 H P:14 M P:15
乗馬:99% 拳銃;80% ライフル:85% 動物との意思疎通:40%
言いくるめ:60% 説得:80% 警棒:70% 生物学:30% 医学:25%
M1911(拾い物) 1d10+2
デルタ 馬
STR:30 DEX:12 CON:11 POW:17
SIZ:30 SAN:85 H P:20 M P:17
キック:25% 噛み付き:10% 命令に従う:80% 威嚇:55% 考える:80%
貨物室には馬がいます。バルト警部の馬です。
バルト警部は自分はここに残ることを頑に主張します。なぜなら、馬が入れるスペースはここにしかないからです。
如何なる交渉系でも、バルト警部はここに留まります。
さて、バルト警部を通り過ぎると、一般貨物置き場にて、荷物を漁る男と遭遇します。
川島優太 日本人留学生
STR:10 DEX:14 INT:17 CON:15 APP:10 POW:10
SIZ:12 SAN:23 EDU:20 H P:13 M P:10
英語:80% 心理学:80% 神智学:70% 哲学:60% クトゥルフ神話技能:20%
彼は恐慌状態で、探索者には目もくれません、話しかけても無視します。
彼は強迫観念にかられ、武器を捜し続けています。そのため歯ブラシや小枝などを握りしめ、ひたすらに武器を捜し続けています。
探索者は「精神分析」を試みても構いませんが、男はこちらに興味すら示しません。分析どころではないでしょう。
《燃料室》
操舵室からロックを解除しなければ入れません。
《冷凍貨物室》
扉が開け放たれ、冷気が漏れ出しています。中に入ると、冷たい毛布があり、申し訳程度に十字架が置いてあります。
《電源室》
無傷の状態で、何ら異常はありません。
《最下層室》
防水隔壁が降りているため侵入不可能です。
《警備室》
扉はバリケードによって封鎖され、入れません。呼びかけにも応じません。
《非常階段》
鍵が掛けられていますが、近くに死体が転がっており、鍵を握っています。
「目星」で壁際に「船を沈め、生命の揺かごで諸君らは逃げよ、さればこの悪夢から逃れられるであろう」という文字を見つけます。
《武器庫》
電子キーは操舵室と警備室にありますが、どちらも侵入不可です。
電子キーを使った場合、豊富な弾薬とショットガンを入手できます。
その他の武器にかんしてはKPの判断を仰ぎます。
「ライター」がココでも入手出来ます。
「目星」で航海士の死体が発見できます。木製の床は血と海水で汚され、救命艇などは全て破壊されています。
《ロビー》
机が椅子が散乱し、乗務員が死んでいるのが分かります。
ここには茫洋とした表情の男が居り、男は探索者にこう告げます。
「精霊が、精霊が、精霊が、精霊が、私は憑かれた。もう、おしまいだぁ!」
ここで「心理学」をロールすると、この男の精神状態は極めて危険であると判明します。
男は震えながらここに立ちすくむばかりで、動きません
中央のモニターの電源は落ち、暗く、鏡の様になっています。
《一等客室》
既に深きものの襲撃を受け、客員は残っていません。大抵は就寝中に爪で切り刻まれ死んだか、それか命からがら逃げ出したかでしょう。
内線電話は不通です。
《二等客室》
一等客室と様子はあまり変わりません。ですが、探索者がいるぶんまだマシです。
しかし、ここも深きものに蹂躙されてしまうでしょう
《食堂》
硝子ケースが割られ、何か荒らされた形跡があります。死体が転がっており、実に無惨です。
《酒場》
鍵が掛けられ、「目星」成功によって「開放厳禁。化け物が中に居る」と壁に刻まれているのが分かります。
鍵は操舵室にありますが、「鍵開け」などで中に侵入した場合、案の定深きものがいます。
《デッキテラス》
バリケードが築かれ、立ち入りできません。
《側面通路》
深きものが常に巡回しています。侵入は危険ですが「隠れる」「忍び歩き」に成功した場合は気づかれずに移動できます。
ここの救命艇は使えますが、鎖で手すりとぐるぐる巻きに繋がれているため、まだ使用不可です。
《中央通路》
血肉が四散し、酷い有様です。SANチェックをしても構いません。
《後方甲板》
扉が破壊されており、出入り可能です。出ると若い男が鉈を持って、警戒しています。探索者は交渉系で彼との同行が可能です。
カール・バルト 出稼ぎ労働者
STR:13 DEX:12 INT:13 CON:12 APP:15 POW:13
SIZ:12 SAN:65 EDU:15 H P:12 M P:13
鉈:55% 杖:40% 生物学:25% 運転;45% 拳銃;50%
鉈 1d6+1
《航海士室》
「目星」でロッカーに誰か居ること、「聞き耳」で誰かの息づかいがロッカーからすることが分かります。
ロッカーを開けると、航海士の男が奇声をあげて、ナイフで斬り掛かってきます。
「来るなぁぁ!化け物ぉぉぉ!」
「回避」に成功すると男は転び、そして慌てて逃げて行きます。
失敗すると探索者は1d3の負傷を負い、男は走って逃げて行きます。
《操舵室》
深きものに占拠され、生存するものはいません。内部から施錠され、実質、侵入は不可能です。「鍵開け」をすると、物音で中の深きものにバレます。
物音は重要な表現です。つまり、物音が気づかれなければ施錠を解除することは可能なのです。
《機関室》
操舵室同様、深きものに占拠されています。扉は破壊されたため開けられていますが、侵入すると深きものと戦闘になります。
《受水槽室》
中から施錠され、侵入は困難ですが、交渉系を用いると普通に扉が開き、小さな少女が出てきます。手には半魚人のぬいぐるみを握りしめています。
アンネ・ミューラー
STR:7 DEX:10 INT:8 CON:5 APP:17 POW:6
SIZ:6 SAN:30 EDU:10 H P:5 M P:6
逃走:80% 回避:55% ぬいぐるみを守る:70% 親の名前を呼ぶ:99%
《空調機関室》
中に入ると機関士の死体が山積みにされており、ここが深きものの死体集積所となっている模様です。1d3/1d6のSAN値減少
「目星」でライターを入手。
《貨物室》
広大な貨物室です。探索者がここに入ると、「動くな!」と警告を発せられます。
見れば拳銃を構えた男が叫んでいるのが分かります。
探索者が敵意のないことを伝えると銃を下ろしてくれますが、攻撃を加えると発砲されます。
ロラン・バルト カナダ騎馬警察
STR:16 DEX:17 INT:15 CON:14 APP:13 POW:15
SIZ:15 SAN:75 EDU:17 H P:14 M P:15
乗馬:99% 拳銃;80% ライフル:85% 動物との意思疎通:40%
言いくるめ:60% 説得:80% 警棒:70% 生物学:30% 医学:25%
M1911(拾い物) 1d10+2
デルタ 馬
STR:30 DEX:12 CON:11 POW:17
SIZ:30 SAN:85 H P:20 M P:17
キック:25% 噛み付き:10% 命令に従う:80% 威嚇:55% 考える:80%
貨物室には馬がいます。バルト警部の馬です。
バルト警部は自分はここに残ることを頑に主張します。なぜなら、馬が入れるスペースはここにしかないからです。
如何なる交渉系でも、バルト警部はここに留まります。
さて、バルト警部を通り過ぎると、一般貨物置き場にて、荷物を漁る男と遭遇します。
川島優太 日本人留学生
STR:10 DEX:14 INT:17 CON:15 APP:10 POW:10
SIZ:12 SAN:23 EDU:20 H P:13 M P:10
英語:80% 心理学:80% 神智学:70% 哲学:60% クトゥルフ神話技能:20%
彼は恐慌状態で、探索者には目もくれません、話しかけても無視します。
彼は強迫観念にかられ、武器を捜し続けています。そのため歯ブラシや小枝などを握りしめ、ひたすらに武器を捜し続けています。
探索者は「精神分析」を試みても構いませんが、男はこちらに興味すら示しません。分析どころではないでしょう。
《燃料室》
操舵室からロックを解除しなければ入れません。
《冷凍貨物室》
扉が開け放たれ、冷気が漏れ出しています。中に入ると、冷たい毛布があり、申し訳程度に十字架が置いてあります。
《電源室》
無傷の状態で、何ら異常はありません。
《最下層室》
防水隔壁が降りているため侵入不可能です。
《警備室》
扉はバリケードによって封鎖され、入れません。呼びかけにも応じません。
《非常階段》
鍵が掛けられていますが、近くに死体が転がっており、鍵を握っています。
「目星」で壁際に「船を沈め、生命の揺かごで諸君らは逃げよ、さればこの悪夢から逃れられるであろう」という文字を見つけます。
《武器庫》
電子キーは操舵室と警備室にありますが、どちらも侵入不可です。
電子キーを使った場合、豊富な弾薬とショットガンを入手できます。
その他の武器にかんしてはKPの判断を仰ぎます。
「ライター」がココでも入手出来ます。
【イベント:不慮】
貨物室を探索後別の場所に移動する、「聞き耳」に成功すると銃声が聞こえ、同時に馬の嘶く声も聞こえる。探索者が急行すると、深きものの死体と、瀕死のバルト警部が倒れている。
警部は掠れた声で、探索者に
「...デルタを....馬を....頼む....」
「医学」を用いて成功すれば死亡は避けられますが、意識は昏睡したままです。
(医学や応急処置を使えるのは一回までです)
馬は状況を確認し、探索者の言う事に従うようになります。
【イベント:霊】
午前3時頃、探索者のうちのランダムが、異様な空腹感に襲われる。
放置すると、周りの人が食事に見え始める(狂気状態に強制突入)
「精神分析」を試みると、成功した場合、何かが取り憑いていることが分かり、探索者の病状は回復する。
【イベント:警報機】
探索者が全てを探索後、突然、警報機が作動、けたたましい音が船内全土に鳴り響く。
これ以降は全ての耳をつかう技能にマイナス補正が掛けられる。
これにより、多少の物音を立てても気づかれなくなる。
実は先ほど深きものに成り果てた男が、僅かな理性を持って、二等客室の警報機を作動させた。
【イベント:叛旗】
警報機発令後、NPCを通じて操舵室へ誘導する。
すると、操舵室内は静まり返っている。「鍵開け」もしくは強行突入を試みた場合、中には深きものの死体が二体ある。「目星」で彼等は共に頭部を破壊されて死んでいるのが分かる。
「医学」で死因は頭蓋骨陥没による出血多量だと分かるだろう。
ここで武器庫、もしくは燃料室のロックが解除される。
防水隔壁を開いても構わないが、その場合、浸水の影響が高くなる。
そして航路の描かれた航海図に、爪で描かれた文字がある。
「燃料室を爆破しろ」
【イベント:理性】
燃料庫に向かう道中、深きものとの戦闘となります。
1d3体の深きものは燃料室に通さないように探索者を攻撃します。
(ここでは今まで攻撃を避けていた探索者も攻撃します)
ここでは深きものを強行突破することも出来ます。
STRの対抗ロールに勝利した場合、探索者は一人、燃料室に到達できるのです。
馬に突っ込ませる事も出来ます。
【イベント:責任】
燃料室に入ると、一匹の深きものが仁王立ちで待ってます。
ですが、唸る様な濁った声だけれども、探索者には何故か鮮明に聞き取れます。
「....ライターを。お前は逃げろ。ライターを渡して逃げてくれ。今なら側面通路の救命艇が使える.....頼む、信じてくれ」
馬を突っ込ませた場合はこのイベントは起こりません。次のイベントに飛びます。
《信じた場合》
ライターを入手すると、彼は敬礼して、静かに重油へと身を投げます。
「さあ、早く逃げて下さい。側面通路の救命艇ですよ」
《信じなかった場合》
男は明らかに落胆し、そして腰のホルスターから拳銃を取り出し、自らの頭部を撃ち抜いて自殺します。
この場合、探索者はライターを投げてから回避で振らなければ、炎上する重油に呑まれます。
【イベント:脱出】
探索者達はDEX*5の技能に成功、または「回避」で戦闘から離脱することができる。
離脱後は側面通路の救命艇に乗れる。
全員が救命艇に乗り終えると、深きものは追いかけて来る。
「幸運」ロールをすると、馬が深きものを食い止めてくれる。
1d3+2ラウンド後に燃料室で激しい爆発が起こる事をKPは通告しても構わない。
ともかく、それまでに救命艇で船を離れた場合は脱出成功となる。
救命艇は2隻あり、一台につき10人が乗れる。
【朝日の中で】
到達条件
探索者の生還+同行者の生還(可能な限り)+深きもの化した男を信じる
ーーーー異様な濃霧の中、そして薄気味悪い闇の中、一隻のオレンジ色の救命艇は波に揺られていた。炎上するウィンディゴ号は、数度の爆発を起こし、その巨大な船体を揺らがせながら深い海へと沈ませて行く。沈む船体が、微かに周囲を照らす中、遥か東の水平線には雄大な太陽の一筋の光を望む事が出来た。いつの間にか濃霧は消え去り、悍ましいクルージングの終焉を告げる朝に、探索者は安堵するのであった。確かに生きていると実感し、そして真実を望める自らの双眸には救助船の姿を認めれる。私たちは生還したのだ。誰一人と欠ける事無く。
1d10+1d6+5のSAN報酬です。
馬は生きてなくても可。同行不可のキャラは生きていなくても可。
【滲んだ朝日】
到達条件
探索者の生存が満たされてればおk
ーーーーそれから船は激しく爆発した。炎を巻き上げ、黒い羊羹のような海原にその炎を揺らめかせ、静かにその運命を閉じようとしているのだ。まだ、あの船には誰かが残っていたかもしれない...だが、そんなことを気にする余裕など、探索者にある筈無かった。まずは禍々しいあの深海に棲むもの共の死を喜ばなければならない。東の空から雄大な太陽が昇る。濃霧も晴れ渡り、水平線の彼方には救助船の姿が、何故か克明に見て取れるのであった。
1d10+5のSAN報酬です。
【淀んだ朝日】
探索者の中で死者がでる。
ーーーー救命艇が波間を漂い、燃えるウェンディゴ号がその身を海底へと沈めても、私たちの心には妙な蟠りが残っていた。これが正解なのか。私たちの歩める最善の道だったのか。それは、今の私には凡そ想像もつかないのであろう。東の空から太陽が眩しく昇る。救助船の影が微かだが見えている。嗚呼、犠牲者に哀悼の意を捧げようではないか。私たちの生存は亡き友邦があってこそなのだから。
1d6+5のSAN回復です
【昇らない朝日】
全☆滅
ーーーーウィンディゴ号なる船が、人類の歴史から忽然と姿を消し、謎の失踪事件として世間を賑わす事になることは、諸君らも容易に想像がつくであろう。人々は悍ましい事実へとは決して辿り着けないまま、自らの想像の範囲で烏滸がましくも偽りの真実を喧伝するのであろう。私たちの地獄めいた苦しみなど知らずに。
到達条件
探索者の生還+同行者の生還(可能な限り)+深きもの化した男を信じる
ーーーー異様な濃霧の中、そして薄気味悪い闇の中、一隻のオレンジ色の救命艇は波に揺られていた。炎上するウィンディゴ号は、数度の爆発を起こし、その巨大な船体を揺らがせながら深い海へと沈ませて行く。沈む船体が、微かに周囲を照らす中、遥か東の水平線には雄大な太陽の一筋の光を望む事が出来た。いつの間にか濃霧は消え去り、悍ましいクルージングの終焉を告げる朝に、探索者は安堵するのであった。確かに生きていると実感し、そして真実を望める自らの双眸には救助船の姿を認めれる。私たちは生還したのだ。誰一人と欠ける事無く。
1d10+1d6+5のSAN報酬です。
馬は生きてなくても可。同行不可のキャラは生きていなくても可。
【滲んだ朝日】
到達条件
探索者の生存が満たされてればおk
ーーーーそれから船は激しく爆発した。炎を巻き上げ、黒い羊羹のような海原にその炎を揺らめかせ、静かにその運命を閉じようとしているのだ。まだ、あの船には誰かが残っていたかもしれない...だが、そんなことを気にする余裕など、探索者にある筈無かった。まずは禍々しいあの深海に棲むもの共の死を喜ばなければならない。東の空から雄大な太陽が昇る。濃霧も晴れ渡り、水平線の彼方には救助船の姿が、何故か克明に見て取れるのであった。
1d10+5のSAN報酬です。
【淀んだ朝日】
探索者の中で死者がでる。
ーーーー救命艇が波間を漂い、燃えるウェンディゴ号がその身を海底へと沈めても、私たちの心には妙な蟠りが残っていた。これが正解なのか。私たちの歩める最善の道だったのか。それは、今の私には凡そ想像もつかないのであろう。東の空から太陽が眩しく昇る。救助船の影が微かだが見えている。嗚呼、犠牲者に哀悼の意を捧げようではないか。私たちの生存は亡き友邦があってこそなのだから。
1d6+5のSAN回復です
【昇らない朝日】
全☆滅
ーーーーウィンディゴ号なる船が、人類の歴史から忽然と姿を消し、謎の失踪事件として世間を賑わす事になることは、諸君らも容易に想像がつくであろう。人々は悍ましい事実へとは決して辿り着けないまま、自らの想像の範囲で烏滸がましくも偽りの真実を喧伝するのであろう。私たちの地獄めいた苦しみなど知らずに。
以下のオブジェクトはKPの任意の場所で出現させても構わない。
悲劇的結末ならばSANチェックも可能である。
『航海士の手記』
4月12日 アレン・ハーバー二等航海士
航行初日にて水死体を引き上げてしまった。幸先が悪い。
元と言えば、自分が目視で浮かぶ人間のようなものを見つけてしまったのが悪いのだが、まさか水死体とは思わなかった。脈も息も無いが、死亡してからはそれほど経っていない。不気味な死体ではあるが、名古屋の警察に引き渡さなくてはいけない。
付記
水死体を引き上げてからというもの、船底が騒がしい気がする。不気味だ。
『客員の日誌』
4月12日 サモン・レイモンド
人生発のクルージングだ。中国に出稼ぎに行くのだから、あまり心地の良い旅立ちではないけれど、両親と妹のためにも頑張らなくては。
水死体が上がるのを見てしまった。死体なんて、僕はちっとも怖くは無いけれど、不気味でたまらない。
『家族宛の手紙』
(走り書きのため、字が乱れている)
リンダ、私がここで死ぬ事をどうか許して下さい。もう、私は深手を負って、長くは持ちこたえられそうに無いのです。
本当に御免なさい。この手紙が届くかは分かりませんが、リンダには感謝しています。愛しています。 親愛なる母より 最愛の娘へ
『船底調査報告書』
4月12日 船底の異音について調べるものである
客員から船底で不気味な音がすると苦情を寄せられたため、調査をする。
確かに何か唸るような音が確認されるが、恐らく海洋を漂う漂流物である。
現時点での詳しい調査の必要なし。
ジャック・ウォール航海士長 [了解]
『客員の意見書』
[意見]
変な蠢くような声が聞こえて眠れません。エンジントラブルなのかどうか知りませんが、早急に対処をお願いします。
[返答]
(赤黒い染みが付着している)
『航海士のメモ帳』
非常階段に落書きを発見。直接、鋭利何かで刻んだ様な文字で、消す事が出来ない。内容も気味悪い。
要約すると船を沈めて生命の箱船で逃げろという内容。
『遺書』
全てを記す。
半魚人のような化け物が人を殺している。
自分の部屋の近くにもいる。
奴らは鋭い爪で人を八つ裂きにしている。
鍵を掛けたが破られるのは時間の問題だ。
嗚呼、神よ。どうかお救い下さい!
『船長への報告書』
冷凍貨物室に保管しているはずの死体が見当たりません。客に知らせると不安がるので内密に捜索します。
ジャック・ウォール航海士長
【探索中のクリティカルやファンブル】
クリティカルの場合、探索者に『燃料室』『船を沈める』『操舵室』『救命艇』を印象づけるようなヒントを与えると良いでしょう。
ファンブルの場合、探索者へとウェンディゴの精霊が取り憑き、人肉が食べたくなるという異常精神に陥ります。
これはあくまで一例です。全てはKPによって判断されます。
【何故深きものは襲撃したのか?】
元々はリチャード・カーターという漁師がインスマス面であったことから始まる。
彼は成長していくにつれ、何処か他人とは違う場所があることに気付き、そして自らが深きものという水棲種族なのだと知ります。
彼は本当に水棲生物として生きて行くのか自問自答してしまいます。
彼の母はインスマスから逃げ出したため、カーターの血はやや薄くなっていたのです。
そのため、抗う事が出来ました。
カーターは自らは人間であり、深きものなどという化け物にはならないと、カナダからの逃走を試みますが、海を見ると、どうしても本能に駆られ、そのまま海へと飛び込んでしまいます。
ですが、途中で正気を取り戻したカーターは自らを航行中の船に激突させるという行為に及び、自殺を計ります。
カーターの死体は引き上げられ、冷凍貨物室に放置されますが、彼は奇跡的に蘇生し、生き残ってしまった事と、自らが深きものになるまではそう長く無いと悟ります。
一方、海の底にいる深きものは、カーターがウィンディゴ号に連れ去られたと勘違いし、仲間の救出のために船底へ張り付きます。
カーターはやがて理性を失いますが、相も変わらず不完全なため、最後で人間の理性を取り戻し、このような苦しみから自らを救う意味を兼ねて自爆を志します。
【謎の精神病】
そもそもウィンディゴ号という船舶の名前は非常に不吉です。
北米にはウィンディゴ憑き(ウェンディゴ憑き)なる精神病があり、文化依存症候群の一つと考えられています(ビタミン不足なのではという仮説があります)
ですが、そこはクトゥルフなので、ここでも登場させてみました。
取り憑かれた人間はウィンディゴ状態となり、他人を襲います。
【ウィンディゴ号の濃霧】
濃霧が発生している場所=異次元という扱いになります。
信じ難い話ですが、濃霧が発生していると衛星通信は無論、無線も使えなくなります。
【KPの難易度調節】
難易度変更で最も期待できるのはSANチェックの場所を増やし、深きものの数を増やすことです。そして4月12日の午前から午後16時頃までは暇つぶしなので、ばっさりカットしても構いません。
場合によっては4月13日まで飛ばしてもかまいません。
不穏な兆候を無視しても、探索を行えばきっとクリア出来る筈だからです。
悲劇的結末ならばSANチェックも可能である。
『航海士の手記』
4月12日 アレン・ハーバー二等航海士
航行初日にて水死体を引き上げてしまった。幸先が悪い。
元と言えば、自分が目視で浮かぶ人間のようなものを見つけてしまったのが悪いのだが、まさか水死体とは思わなかった。脈も息も無いが、死亡してからはそれほど経っていない。不気味な死体ではあるが、名古屋の警察に引き渡さなくてはいけない。
付記
水死体を引き上げてからというもの、船底が騒がしい気がする。不気味だ。
『客員の日誌』
4月12日 サモン・レイモンド
人生発のクルージングだ。中国に出稼ぎに行くのだから、あまり心地の良い旅立ちではないけれど、両親と妹のためにも頑張らなくては。
水死体が上がるのを見てしまった。死体なんて、僕はちっとも怖くは無いけれど、不気味でたまらない。
『家族宛の手紙』
(走り書きのため、字が乱れている)
リンダ、私がここで死ぬ事をどうか許して下さい。もう、私は深手を負って、長くは持ちこたえられそうに無いのです。
本当に御免なさい。この手紙が届くかは分かりませんが、リンダには感謝しています。愛しています。 親愛なる母より 最愛の娘へ
『船底調査報告書』
4月12日 船底の異音について調べるものである
客員から船底で不気味な音がすると苦情を寄せられたため、調査をする。
確かに何か唸るような音が確認されるが、恐らく海洋を漂う漂流物である。
現時点での詳しい調査の必要なし。
ジャック・ウォール航海士長 [了解]
『客員の意見書』
[意見]
変な蠢くような声が聞こえて眠れません。エンジントラブルなのかどうか知りませんが、早急に対処をお願いします。
[返答]
(赤黒い染みが付着している)
『航海士のメモ帳』
非常階段に落書きを発見。直接、鋭利何かで刻んだ様な文字で、消す事が出来ない。内容も気味悪い。
要約すると船を沈めて生命の箱船で逃げろという内容。
『遺書』
全てを記す。
半魚人のような化け物が人を殺している。
自分の部屋の近くにもいる。
奴らは鋭い爪で人を八つ裂きにしている。
鍵を掛けたが破られるのは時間の問題だ。
嗚呼、神よ。どうかお救い下さい!
『船長への報告書』
冷凍貨物室に保管しているはずの死体が見当たりません。客に知らせると不安がるので内密に捜索します。
ジャック・ウォール航海士長
【探索中のクリティカルやファンブル】
クリティカルの場合、探索者に『燃料室』『船を沈める』『操舵室』『救命艇』を印象づけるようなヒントを与えると良いでしょう。
ファンブルの場合、探索者へとウェンディゴの精霊が取り憑き、人肉が食べたくなるという異常精神に陥ります。
これはあくまで一例です。全てはKPによって判断されます。
【何故深きものは襲撃したのか?】
元々はリチャード・カーターという漁師がインスマス面であったことから始まる。
彼は成長していくにつれ、何処か他人とは違う場所があることに気付き、そして自らが深きものという水棲種族なのだと知ります。
彼は本当に水棲生物として生きて行くのか自問自答してしまいます。
彼の母はインスマスから逃げ出したため、カーターの血はやや薄くなっていたのです。
そのため、抗う事が出来ました。
カーターは自らは人間であり、深きものなどという化け物にはならないと、カナダからの逃走を試みますが、海を見ると、どうしても本能に駆られ、そのまま海へと飛び込んでしまいます。
ですが、途中で正気を取り戻したカーターは自らを航行中の船に激突させるという行為に及び、自殺を計ります。
カーターの死体は引き上げられ、冷凍貨物室に放置されますが、彼は奇跡的に蘇生し、生き残ってしまった事と、自らが深きものになるまではそう長く無いと悟ります。
一方、海の底にいる深きものは、カーターがウィンディゴ号に連れ去られたと勘違いし、仲間の救出のために船底へ張り付きます。
カーターはやがて理性を失いますが、相も変わらず不完全なため、最後で人間の理性を取り戻し、このような苦しみから自らを救う意味を兼ねて自爆を志します。
【謎の精神病】
そもそもウィンディゴ号という船舶の名前は非常に不吉です。
北米にはウィンディゴ憑き(ウェンディゴ憑き)なる精神病があり、文化依存症候群の一つと考えられています(ビタミン不足なのではという仮説があります)
ですが、そこはクトゥルフなので、ここでも登場させてみました。
取り憑かれた人間はウィンディゴ状態となり、他人を襲います。
【ウィンディゴ号の濃霧】
濃霧が発生している場所=異次元という扱いになります。
信じ難い話ですが、濃霧が発生していると衛星通信は無論、無線も使えなくなります。
【KPの難易度調節】
難易度変更で最も期待できるのはSANチェックの場所を増やし、深きものの数を増やすことです。そして4月12日の午前から午後16時頃までは暇つぶしなので、ばっさりカットしても構いません。
場合によっては4月13日まで飛ばしてもかまいません。
不穏な兆候を無視しても、探索を行えばきっとクリア出来る筈だからです。
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シナリオ、お借りします。
シナリオお借りしてもよろしいでしょうか?