ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

プロローグ





―――真実の"光"―――



大嫌いだった。

父親似の赤毛が、大嫌いだった。

"赤"が、大嫌いだった。



―――少女は、出会う―――



「君は何故、そんなに前髪を長く伸ばしているんだ?」


「…私は、他の人みたいに美人じゃないし…」

「…髪だって、こんな赤毛で…」


「人と違うのは"恥"ではない、"個性"だ」

「君の赤毛は、とても綺麗だ」

「血に燃える、リコリスの色」

「君には、とても"赤"が似合う」

「…もっと、自身を持っていい…」



貴方が誉めてくれたから、

"赤"が、大好きになった。

"あの人"が、大好きになった。

"あの人"が来る日は、似合うと言ってくれた赤いドレスを着た。

大好きな"あの人"と、結婚することにした。

…これからは、"幸せ"が待っている。



―――そう―――



―――信じていた―――



「暴走した馬車が人に突っ込んだぞ!」

「誰か早く医者を!」



―――はずだった―――



「…大変、お気の毒ですが…」

「あなたの体は、内臓破裂に伴い、」

「お子さんごと、子宮を切除しました」

「あなたの命を救うためには、それしか方法が…」



―――そして―――



―――あの日が、やってくる―――



―――夏の夜空を、染め上げた―――



―――その色は―――



―――私の、大好きな―――



―――"赤"い色―――





子供も、大好きだった"あの人"も、

大切なものは、すべて失った。

それでも、私は生き続けた。

残された者として。



―――それなのに―――



「子供なんて、邪魔なだけよ」

「誰の子かもわかんないし、産んだって育てられない」

「堕ろすのだって、タダじゃないし、」

「子連れじゃ客もとれやしない!」



―――憎かった―――



―――私がどんなに欲しくても―――


―――手に入らないものを、持ってるクセに―――



欲しかったもの、

大切だったもの、

何もかもを、失った私。

そして、

私の欲しいものを、

持っているくせに、

それを捨てる、娼婦"オンナ"。



―――私が何をしたの?―――



―――何故神様は、私ばかり―――



―――こんな目に遭わせるの?―――



―――私はただ―――



―――ただ―――





「…あら?」

「アンタこないだの…」

「!?」

「なっ…何するの…!?」

「やっ!…やめ…」



―――"憎い!"―――



―――憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!―――



―――いらないものなら!お望み通り奪ってあげる!―――



―――子宮も!幸せも!命も!―――



―――"すべて!"―――



――――――



―――



"その時"



「ずっと見てたわよ」

「アナタのこと」



―――"天使"が、微笑んだ―――




探索者の後日談

一回目参加者様

Silas Heywood/kk1様

PCより

PLより 皆様お疲れ様でした

Arvind Leigh Selden/ノーマ様

PCより 「ある大学教授の手紙」

PLより 皆様お疲れ様でした

Violet Harrison/あき様

PCより 今は亡き夫の墓前にて。

PLより 皆さま、どうもありがとうございました!

Albert Lawrence/唐揚げ様

PCより

PLより とても楽しい卓でした!


二回目参加者様

オブリ・ベラミー/でふぃーと様

PCより

PLより

ルナマリア・フォースター/弐鬼様

PCより

PLより

ウォーリー・オドロー/あつヲ様

PCより

PLより

オルスコット・バッジ/カフス様

PCより

PLより 宣伝のなかった後日談を見つけた私は偉いと思う



KP/きゅーちょ

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