クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

あの事件以降、変わったことが一つだけあった
一か月に一度、差出人の分からない封筒が君たちの家に届くようになった
中には数枚、楽しそうに微笑む瑠璃色の瞳をした少女と、それを呆れたように笑い眺める男性の写真が収められていた

あの事件から早数か月...
...最近、この仮面が子供に怖がられているということに気づきました...。
結構気に入っていますし、ずっとつけてきた愛着もあります。
変えることはできないでしょう...代わりにフォローの仕方を考えましょう。
花束、バルーンアート、ジャグリング...何でもいいのです、笑顔にできれば。
そう、笑顔にできれば...。

...あの事件の後、子どもの笑顔を見るたびに、脳裏によぎる光景があります...。
名も知らない少女の最後の瞬間
瞳から消える光、地面に落ちる腕、そして口から出た言葉。
未来を夢見るべき子供が、今に絶望して...こぼした言葉。
その光景が、その言葉が今も私の頭にこびりついて離れないのです。

しかしこの写真を見ると、自然と落ち着いてくる気がします。
一か月ごとに送られてくる写真、これを見ると笑顔にできた物もあるのだと、そう思えます。

「...さて、そろそろ仕事に戻りましょう。」
私は踊る、愉快に、哀れに、悲し気に...
それが私の仕事だから、私にはそれしかできないから。
一人でも多くの子供が笑顔になることを祈って。

「彼に影響されて買った宝くじもありますし、また近々皆さんを飲みにでも誘ってみましょうか...」

まず今回卓を囲んだ皆様に感謝を...!
最期の最期でのあのナイフの命中率...申し訳なくて少しテンションが降り切れていたようにも思えます。
それ以外にも数えたらきりがないほどに...

とりあえず今回は紳士的なPCを目標にやってみたのですが...PLのぶれぶれの言動のせいで伝わったかどうか...
PCの欄には蛭子さんの後悔とこれからの行動の指針っぽいものを感じて頂けたらな、と考えながら書いてみました。
PCもPLも後悔やらなにやらはありますが、受け入れて次に生かすための試行錯誤イメトレ中です。

PCの駄文失礼しました。KP様どうか安静に...。
それでは皆様またどこかの卓で会った時にはよろしくお願いします。

あの事件の後、証拠や事実がねじ曲げられた事で、事件の事を言われる事は無かった。
その後、今回の事とは関係無いとある殺人事件の犯人を捕まえたり銀行強盗をとっちめたりした事で私の給料は上がりつつある。
あれから皆さん（探索者）とは会っていない…いや会えなかった、あの休暇明けに机だけならまだしもストレスと子供呼ばわりされた事によりとうとう私は部長を投げてしまい、左遷されたのだ。
そんなある日、差出人不明の手紙が私の前に居た署に届いた。
その写真は私の今居る署に回されて私の手元に届いた、それを見て私は、また、あの事件に巻き込まれたみんなに会いたくなり、携帯を手に取った…が、電波は届かなかった。


「そういえば…稚内は寒いなぁ…。
香夜ちゃんも元気そうで何よりだけど…はぁ…今日もまた書類整理かぁ…。
またみんなに会いたいとは思うけど、この辺り一帯は、携帯の電波が通じないし電話もないから、無理だよね…」

そんな感じの事を呟きながら、私は今もテレビもラジオも電話もない不便な田舎で働いている。
今頃みんなはどうしてるのだろう？
そんな事を思い、今居る街から少し出てみると、ちょっとした奇跡が起きた。
携帯の電波が繋がったのだ、だから私は、メールを送ってみた。

「お元気ですか？
また、何処かで皆さんと会いませんか？」
と、また明日も休憩中にここに来てみよう。

かなり楽しい卓を囲めて私は満足です。
私のキャラは作中で中々過激な事をやらかそうとしたりしたので、彼女の報われないこの後日談は因果応報ですなぁ。
荒ぶるダイスに翻弄されてハラハラドキドキを楽しみました、また機会がございましたらよろしくお願いします。

あの時の事を、未だ思い出す事がある。
圧迫感のある状況で、私は私なりに必死になって生き残りに行ったつもりだ。
混乱している人間を見ると、周りの人間も混乱するから……そんな合理的な理由で、冷静を装いながら。
そう、合理的な判断だった、演者としての自信が、それを可能にしていたからそうした。ただそれだけの話なのだ。
動揺もしたし、混乱もした。ふとした拍子に崩れ落ち、喪失したかもしれない平静さを周りに振りまいていただけ。
結局の所、私にはそれしか無かったのだから。

コズミックタワーで得た妙な力は、結局一度も使っていない。
気味が悪いし、自分の中に通した芯が少しずつ壊れて行く気がしたし、触れてはいけない物だと言う漠然とした認識があったからだ。
だから、使っていないし、使わない。

嘘だ、今言った事など、誤魔化しでしかない、本当は判っている。
静かに零れ落ちて行く命を支え、挫けてしまいそうな後ろ姿を見て、私は後悔したのだ。
『私ならば、その状況を未然に防ぐことが出来たかもしれない』、そういうちっぽけな善性が、小さいけれど何よりも鋭く心を貫いた。
時間は戻らない、戻せても、私は彼を救う事はしなかっただろう。
何故なら、それはどれも等しい中から気紛れな一つを掬い上げる行為なのだから。
それをしてしまえば、間違いなく後戻りできなくなるから。
私は、私を殺したくないその一心で彼や彼女の事を犠牲として切り捨ててしまったのだ。
だから、後悔した。

本は、結局どこに消えてしまったのか分からないと言う結果になった。
大した傷は受けていなかったが、検査入院と言う名目で入った病室で眠っている間に無くなっていたのだ。
何故本を探そうと思ったのか、後になって疑問に思ったのだが、明確な答えは出なかった。
改めて思えば、アレに自分の弱さを補う物を求めていたからなのかも知れない。少し考えれば分かる、馬鹿げた考えだ。
だが……今もふと思う事がある。あの暗幕の落とされた世界を歩く感覚を、もう一度求めたい、と。

コズミックタワーで同行した人達とは、退院後直ぐに集合して以来時折連絡を取る程度に親交を深めていた。
幸いにして、共通の話題はあった。一ヵ月に一度、私の元に届くようになった数枚の写真についてが主な話題だ。
差出人は不詳だが、誰が送ったのかは、私にも明らかなくらい分かる。
彼等と話している時だけ、ずっと感じている霧の掛かった感覚が晴れているような気がするのだ。

だが、あの時感じた後悔だけは、誰にも話していない。
自分の中で明確な答えを見つけるまで、心の中に秘めておくつもりだ。
この弱さは、きっと捨ててはいけない物なのだから。

セッションで協力したプレイヤーの皆様、長丁場+体の不調を感じつつも最後までキーパーを務めて下さったILKE様、見学席で見学して下さった皆様、有難う御座いました。
開幕から不安になる出目が出たり、小ネタや茶番で運を消費してメインで大量のクリティカル、ファンブルが発生する等ハプニングの多い卓でした。
ですが、出目が荒れに荒れた分メリハリの出た良いセッションになったと思います。

後日談は本編から数か月後の扱いで書いています。白枝さんが本心でどう思っているか+若干のクトゥルフ神話への浸食を書いていますので、知りたい方は是非ご一読を。
後悔している体ですが、PL個人としては大して後悔はしていなかったりします。結末は結末として受け入れるのが筋ですからね。

最後まで立ち回りに困るキャラ付けでしたが、『一本筋の入った芯しか無い、強そうに見えて脆い女性』をうまく演出出来ていたなら幸いです。

有難う御座いました、また何時か、違うセッションでお会いしましょう。

なんていいますか・・・いつも以上に決定的成功や致命的失敗の多いセッションでした
何故一人も脱落しないで生還できたのかが不思議なレベルです
一希は・・・きっと強く生きてくれるでしょう、友の願いと支えを受けて