ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

*最終更新日2015年7月20日
はじめに
このシナリオはKPとしては一応3作目となるオリジナルのシナリオになります。
1作目が戦闘多めなクローズドシナリオだったので、今回はその正反対となる探索中心のシティシナリオとして作りました。
探索者のHOによって掛かってくる負担が違いますので、そのコントロールに若干苦労する可能性は否定できません。
また、情報量が多くシナリオの進行状況によってはいくつかKP側で情報を削る必要も出てくる可能性があります。
難易度
NormalEnd ★★★☆☆
HappyEnd ★★★★☆
推奨技能
目星,図書館,医学,心理学,交渉系技能,芸術(執筆系)
プレイ時間
10〜15時間ほど

1,あらすじ

舞台は架空の舞台、千葉県鈴森市
探索者の友人である『四門つかさ』
探索者たちは彼女の自宅で開かれた小さなお茶会の際、彼女から最近できたばかりのパワーストーンのお店に関しての話を聞く。
2日後の祝日にもう一度集まり、件のパワーストーンのお店に寄った後で遊ぼうというという予定を建てる。
日付は進み2日後の昼前。待ち合わせ場所に全員が揃っても、つかさがやってくる気配はない。
そして探索者たちは、血の臭いに気づく。

2,KP用概要

舞台である鈴森市。
鈴森市の南側の住宅街を抜けた先にある林の中に鍾乳洞への入り口があり、そこを降りていくと最奥にグレート・オールド・ワン、アイホートが潜んでいる。
アイホートは長きにわたり鍾乳洞を訪れた人間を従者とし、己の雛を植え付けてきた。
そして2015年5月4日。鈴森市の駅前に一軒のパワーストーンショップが開店する。
店主、サーシャは近くの古本屋で、不運にも一冊のタイトルのない本を手に取ってしまう。
その本は魔導書の一つであり、誤って本を開いてしまった者に憑依する人格が植え付けられていた。
サーシャに憑依し、自我を得た魔女『  』はサーシャの本名、アレクサンドラから宝石であるアレクサンドライトを連想し、自らの名を『クリソベリル』と名付ける。
グレート・オールド・ワンに仕えることを魔導書に書かれた『設定』により定められていたクリソベリルは、偶然か必然か町にアイホートが潜んでいることを知る。
クリソベリルはアイホートに忠誠を誓い、そしてその身に特別な雛『アイホートの子』を宿す。
『設定』により与えられていた魔術を用いてクリソベリルは鈴森市で暗躍し、アイホートの新たなる従者となる女性を主へと捧げていく。
その魔の手は、探索者の友人にも迫っていた。

2,ハンドアウト(HO)

このシナリオにはハンドアウトを使用する。
必ずしも使用する必要はないが、シナリオの構成上必ず女性がひとり必要になるということは把握しておくこと。
女性がいなかった場合、探索者の緊張感は若干低下すると思われるがNPCとして女性を出すことにするとよい。
ただしHO1をNPCにした場合、KP難易度、シナリオ難易度は大きく低下する。
男性では不可能という意味ではないが、ネタになってしまうのでお勧めはできない。
HO1 1名のみ
条件:女性であること。舞台となる町に住んでいること。
このシナリオにおいて探索者たちに緊張感を与えるために必要となる一番大事なHO。
クリソベリルに攫われ、アイホートに雛を植え付けられる。
よって、このシナリオにおいて最も危険に近い位置付けとなる上、最も密度の濃い情報を得やすい立場にある。
HO2
条件:舞台となる町に住んでいること。また、HO1、四門つかさと友人関係であること。
通常の探索者であり、危険度も高くはない。制限もないため誰でも参加できる位置づけになる。
これはHO1とも共通することだが、大学生である四門つかさと友人関係を構築するに至った理由は必要となる。
特に年齢が離れている場合は必須だろう。
HO3 1名のみ
条件:警察官であること。警部を上限とする。
唯一職業を指定するHO。
合流タイミングが他の探索者達よりも遅れるが予め他の探索者よりも多くの情報を得ている。
HO1,2とは顔見知りであっても構わない。

NPC

Александра・Ильинична・Толстая

хризоберилл

四門 つかさ

四門 大悟

4,施設や場所など

鈴森公園
鈴森市の南側には住宅街が密集しているが、その中ほどにあるのが鈴森公園である。
広く、緑の多い公園で待ち合わせや子供たちの遊び場として活用されている。
東鈴森駅
付近の交通の要所であり、周辺でも最もにぎわっている場所の一つ。
つい最近、駅前にパワーストーンショップが開店した。
鈴森大学付属病院もこの近くにある。
つかさの住んでいるマンション
マンションの基礎情報
6階建てであり、各部屋は1LDK
つかさが住んでいるのは503号室。
エレベータ一基。
マンションの玄関にはオートロックもあるが午後9時から午前6時までの間だけ。
一階には郵便受けがあり、管理人室もある。管理人はオートロックがかかっていない時間は常に一人詰めている。
ストーンショップ『トコワヤ』
シナリオの導入時から一月ほど前に開店したパワーストーンショップ。美しいロシア人女性が店主という話。
鈴森大学附属病院
市内の東側に位置する巨大な大学病院。
あらゆる分野の医療に対応しており、全国的にも有名な病院のひとつ。
鈴森鍾乳洞
市内の南側は住宅街となっているが。そこを抜けた先に大きな林がある。
林の中ほどには立ち入り禁止となっている区画があり、その中に鍾乳洞の入り口がある。

5,導入

2015年6月20日(土)
探索者たちは、つかさにお茶会に誘われて彼女の自宅に訪れている。
つかさは紅茶に明るく、良い茶葉を取り寄せたために友人である探索者を誘った。
すでにつかさの部屋を訪れて3時間ほどが経過しており、空も紅く染まり始めたためそろそろお開きに、という空気が流れ始めた頃。
探索者達はつかさから、先月開業したばかりのパワーストーンショップの話を持ちかけられる。

つかさの話

  • 1,5月4日に、東鈴森駅の駅前にストーンショップ『トコワヤ』というお店がオープンしたこと。
  • 2,店主は美しいブロンドの髪を持つロシア人だという噂であり、たぶん自分も、お店でではないがその女性を見たことがある。
  • 3,日後の月曜日は祝日だったはずなので訪れてみようと思っている。
  • 4,皆と一緒に行きたいと考えている。
  • 5,待ち合わせには、近くにある鈴森公園を使うつもりである。

この後解散となり、場面は2015年6月22日(月)に移る。

誘いを断る探索者がいた場合

そのまま流してしまっても構わない。
最初の探索場所となる路地裏を調査できないだけで、誘いを承諾した者が一人でもいれば呼び出したということで後から合流することは可能である。
一人も承諾しなかった場合は、つかさは自動的に死亡し、さらに1日経過した2015年6月23日(火)につかさの変死体が発見されたことをテレビを見て知ることになる。

2015年6月22日(月) 午前10時
探索者たちは待ち合わせ場所である鈴森公園で合流する。待ち合わせ時刻は午前10時だが、時間になってもつかさが現れる様子はない。

この時点で得られる情報

  • 1,つかさの携帯電話に連絡を入れた場合、着信音はするが繋がる様子はない。
  • 2,公園は住宅街にあり、つかさの住んでいるマンションはすぐそばである。
  • 3,つかさは誠実な人柄で、連絡なく遅刻するような人ではない。
  • 4,つかさは朝型の生活サイクルであり、5時に起きて10時には寝るのが普通である。
1,について
つかさは自宅から突如として門に引き摺り込まれたため、携帯電話を確保する余裕がなく部屋に置きっぱなしになっている。
2〜4,について
つかさの情報に関しては、探索者達の質問によってロールなしで公開する。アイデアで思い出す形にしても良い。

ある程度探索者にRPをさせた後、次のイベントに進む。

5,路地裏の変死体


全員幸運を振る。
成功者はかすかな血の臭いを感じ取ることができる。
人間は臭いを感じても、発生源を察知することは難しいため、続けて目星に成功しなければ発生源を見つけることはできない。
共有するのであれば全員が目星を振ることができる。

目星に成功した場合、近くのマンションの路地裏の壁に赤い液体が飛び散っていることに気づく。
路地裏に回った探索者たちは,そこで変死体を見ることになる。(SANc1/1D3だが、友人だった女性ということで1/1D6でも可)

変死体

  • 1,探索者たちは、その変死体が探索者の友人、四門つかさであることがわかる。
  • 2,仰向けに倒れており、下腹部には破裂したような穴が開いている。
  • 3,表情は苦悶に歪んでおり、腹部全体に大きなしわが寄ってたるんでいる。
  • 4,また、穴の中を覗くと子宮と思われる臓器にも同じく穴が開いている。(医学,目星)
  • 5,背中には紫色の刺青が入っており、星を組み合わせた魔方陣になっている。(背中を見た場合)
  • 6,素足であり、足の裏はしばらく裸足で歩いていたようでところどころ皮が剥がれていたりして痛々しい。
変死体の詳細
  • 3,について
医学、または女性のみ知識に成功することで、しわについての詳細がわかる。
このしわは、出産した直後の女性の腹部のたるみと同じ現象である。(血管が浮き出るような感じ)
  • 2,4,について
これは女性の子宮に植え付けられたアイホートの雛が孵った後の死体であるため。
  • 5,について
クリソベリルが彫った刺青で、『成長』の魔法陣というもの。後述
  • 6,について
素足で歩いた場所はアイホートが潜む地下と普通の町中であり、目星によってどこをさまよったのかなんとなくわかることにしても良い。

周囲に注意を向ける場合、一瞬だけアイホートの雛が走っていくところを見ることができるが、探索者達の目には小さな影が横ぎった、という描写だけに留め置くとよい。
死体発見後、警察を呼ぶことで情報を得ることができる可能性がある。
情報を聞き出すためには説得系技能が必要になる。
HO3の場合は、以下の情報をあらかじめ聞いていたことになる。
HO3の合流地点はこことなるため、その場合はロールなしで情報を入手できる。

被害者の共通点

  • 1,女性であること
  • 2,市の南側にある住宅街に住んでいる人物であること
  • 3,自宅には争った形跡などの異常は特に見当たらないが、どの家も直前までの生活感が残されたようになっていること。
  • 4,全員がひとり暮らしというわけではないこと。
  • 5,全員に恋人など親密な間柄の人間がいない(確認されていない)こと
  • 6,全員の恋愛遍歴をたどっても同じく恋人などがいなかった(確認されていなかった)こと

1〜4,については、テレビでも連日報道されているため探索者がKPに質問した場合公開する。

つかさの自宅


つかさの住んでいる503号室は鍵が空いているものの、チェーンロックがかかっている。
これはつかさはいつもチェーンロックをかけて、鍵は開けたままにする癖を持っていることから。

リビングなど

見てわかる範囲には異常がない。
  • 1,つかさは紅茶が好きで、いつも紅茶を飲んでいるが、お湯は電気ケトルで温めたものを使っている。その電気ケトルの電源は入ったままである。
お湯が沸いてから保温時間が表示されるタイプであり、探索者が意識を向けるようならケトルには(前日午後7時〜現在時刻)の時間が表示されている事を伝える。
  • 2,また、夕飯の支度も進んでいた。(献立は何でもいい)
  • 3,彼女がいつも利用している靴は靴箱に入っており、争った形跡は見られない。
  • 4,郵便受けには今朝のSAN-K新聞の朝刊が入ったままになっている。

つかさの自室

  • 1,机の上には開かれたままのノートと、そのすぐそばに飲みかけの紅茶が置かれている。紅茶は完全に冷め切っている
  • 2,ベッドの置かれた側の壁には、『хризоберилл』という流麗な文字で書かれたサインがある。
  • 3,『хризоберилл』の文字は、白いチョークのようなもので書かれているが、擦ったり拭ったりしてみても消える様子はない。
  • 4,部屋の電気は付けっぱなしであり、蛍光灯はかなり発熱している(長時間付け続けたため)
2,について
この『хризоберилл』の文字はロシア語で『クリソベリル』であり、この文字は魔術『門の創造』によって作られた門である。
この門はつかさのPOWを1消費して作られたものである(術者はクリソベリル)
*つかさのノート
これは噂話などが好きな四門つかさが、日々何気なく見つけた事を適当に書き溜めているもの。
つかさが出かける時、彼女はこの大学ノートを肌身離さず持っている。

つかさのノート

クリソベリルとの接触1

ある程度部屋の探索が終わった段階で、HO1のみがクリソベリルに接触される。
壁に書かれた文字に目を向けると、その文字からまるで幽霊が現れるかのように半透明の少女が現れる。
銀髪紅眼という浮世離れした可憐な容姿と、まるでアニメに出てくるかのような奇抜な魔女の衣装を着ている。
この魔女がクリソベリルであり以下の情報を語った後で魔術で強制的に眠らせて攫ってしまう。
  • 1,HO1が生贄として良さそうだと思ったこと
  • 2,この『хризоберилл』の文字(門)をもうそろそろ消そうと思っていたこと

HO1はPOW*1,もしくはクリソベリルとのPOW(25)との対抗に失敗した場合眠ってしまうことにしても良い。
眠らなかった場合も正体不明の力に引きずられ、いずれにしろ門に吸い込まれてしまう。
HO1が攫われるのと同時に、壁のサインは溶けるように消える。
この後HO1の携帯電話に連絡を入れても、地下深くにいるためつながらない。

7,神格【アイホート】


攫われたHO1は、巨大な石造りの神殿のような場所で目を覚ます。
光源となり得る物はなく、周囲は闇に包まれている。
目をこらすことでかろうじて石造りの建物だと分かる程度だ。
携帯電話などで光源を確保した場合は、自分が石造りの神殿のような場所にいると分かってよい。
鍾乳洞内部である故に湿度が高く、通常の人間であれば不快感を感じる。
また、濡れた石や土、そして鉄のような臭いや、腐乱臭を感じ取ることもできる。(アイホートの質問を断り殺された人間の、血と肉が腐敗した臭い)
HO1の所持品は身に着けていた物だけであり、バッグなどはつかさの家に置かれたままである。
HO1のすぐそばにはクリソベリルが立っており、大きな60cmほどの羽がついた羽ペンを手慰みにしている。

クリソベリルの語る内容

  • 1,自らの名前が『クリソベリル』であること。
  • 2,HO1は自身の選んだ生贄であること。
  • 3,生贄の条件:男性経験がないこと、女性であること、生殖能力があること。
  • 4,自身が神の従者であり、HO1も自分と同じ様に従者になるのだということ。
3,について
この条件はクリソベリルが独断と偏見で決めたことであり、必ずしも以上の条件を満たさなければ生贄足りえない、ということではない。
神への供物と言えば生娘であるという偏見が元になっている。
4,について
ただし従者であるがクリソベリルも雛を産むかどうかについては、クリソベリルは明言せずはぐらかす。
クリソベリルの話がひと段落すると、彼女はHO1に神殿の先の暗がりを見るように促す。
そこからはアイホートが地響きをたてて現れる。(SANc1D6/1D20)

描写一例

アイホートはHO1に対して、『従者になるか、死ぬか』の2択を『質問』する。
HO1がアイホートを見たことによるSANcで発狂した場合、従者になることを拒否できない。
拒否した場合HO1はロストになる。何せ神格なので残念ながら慈悲はない。
承諾した場合、HO1は意識を失い、次に目覚める時には子宮にアイホートの雛を植え付けられている。7
気絶した後、HO1はクリソベリルに『成長』の魔方陣を背中に描かれるが、これは描写する必要はない。
この後、他の探索者がストーンショップ『トコワヤ』に向かう途中か、『トコワヤ』を出たタイミングでHO1と他の探索者を合流させる。
クリソベリルは雛を植え付けられたHO1を外に放り出すために、HO1のPOWを1減少させて『門の創造』を使用する。
探索者に描写する際は路上に倒れているところを発見する形でよい。

母体の衰弱

母胎となった者は、一定時間ごとに背中の魔方陣が紫色の光を放ち、その度に身体に悪影響が出る。
  • 1〜4時間:体調不良から吐き気や息切れ、発熱など
1時間毎にCON*5ロール。幸運を除くすべての技能値が半分になる。(医学、応急手当による治療が可能)
  • 5〜8時間:立つこともできない肉体的疲労と衰弱
1時間毎にCON*4ロール。幸運を除くすべての技能値が使用不可になる。(医学、応急手当による治療が可能)
  • 9〜12時間:CON*3のロールに失敗すると、心肺停止状態に陥る。医学か応急手当による治療を行わなければ命を落とす。
ただし、救急車を呼んだ場合鈴森大学付属病院に直行し、一命をとりとめることができる。

8,ストーンショップ『トコワヤ』


探索者たちがトコワヤにつくと、トコワヤには数人の客と思われる人たちと、床掃除をしている店員と思われる女性がいる。

店員からの情報

  • 1,店主は『サーシャさん』と愛称で呼ばれており、優しくて美しいが天然の入った女性である。
  • 2,サーシャは現在出かけており、いつ戻るかはよくわからない。このようにふらっと出かけてしばらく帰ってこないことも少なくない。
  • 3,お店のことをアルバイトの自分に任せてくれるのはうれしいが、サーシャほどパワーストーンの知識があるわけではないから不安もある。日夜勉強している。

話の最中にサーシャが帰ってくる。
戻ってきたばかりのサーシャはどこか芒洋とした目をしていて、何処も見ていないように見える。
何度か声をかけると、ハッとしてあなた達を認識する。
自己紹介をした後に探索者の質問に答える。
必ず自己紹介をすること。アレクサンドラ=アレクサンドライト=クリソベリルと連想できるようにするため

サーシャから得られる情報

  • 1,お店の名前の由来
『トコワヤ』という店名は店主であるアレクサンドラの名前の由来、アレクサンドライトから来ている。
アレクサンドライトが初めて見つかったのは1830年のロシア帝国であり、ウラル山脈の東側、『トコワヤ』のエメラルド鉱山であったことから、店名を『トコワヤ』にしたということ。
  • 2,このお店が開店したのは5月4日であり、その2週間ほど後(5月17日)に変死体事件が初めて報道された。
  • 3,事件の被害者の中には、このお店でパワーストーンを買ってくれた方もいて、事件が身近に起こっているということを認識する形となり恐ろしくなっている。
  • 4,たまに自分が直前まで何をしていたのか、記憶があやふやになることがある。
2,について
正確には、最初の変死体は5月7日に発見されており、これは病院か警察官に聞くことができるかもしれない。
最初の変死体の際はこれまで(10年前からの事件)と同じように秘匿捜査としていたが、続けて2人変死体が見つかったことで隠蔽は不可能と判断し、最初の変死体発見からしばらくしてから(5月17日に)ようやく報道された。
3,について
10人中4人がこの店でパワーストーンを購入しており、10人中8人がサーシャと顔を合わせたことがある。
これはサーシャの別人格であるクリソベリルが、一度顔を合わせた相手を次の生贄と決める傾向にあるためである。
つかさは11人目の事件の被害者だがトコワヤには初めて来る予定だった。ただし一度サーシャと顔を合わせたことはある(つかさの手記より)

クリソベリルについて聞かれた場合

  • 1,日本語で訳した場合『金緑石』となる石。
  • 2,あまり人気な石ではないが、自分自身と少しとはいえ関わりがあるのでサーシャ自身は好き。
  • 3,自分の名前の元である『アレクサンドライト』はクリソベリルの一種であること。
  • 4,この石は『在るままに、在る』石であり、自分はかくあれかし、という概念を持たない石である。
  • 5,他者の期待や気疲れから解放されたい人や、自己の確立をなしたいという人に勧める石である。

一通り情報が出た後、店にスーツを着た四門大吾が現れる。
彼はサーシャと顔を合わせた人物の多くが変死体になっていることを知っていて、その件に関してサーシャに話を聞こうと店にやってきた。
大吾はこの時点ですでに娘が死亡したことを知っており、憔悴しきった表情をしていて精神に余裕がなさそうに見える。
大吾はサーシャを強く詰問するが、サーシャは事件のことに関しては何も知らないためおろおろするだけである。
また、大吾はHO1,2であれば娘の友人として、HO3であれば外部からの応援として顔を合わせたことがある。
探索者たちの質問に対しては最初は渋るも、その後はできる限り答える方針を取る。

大吾から得られる情報

  • 1,事件の捜査に乗り出した警察署内で最近、このような状態の死体を何年か前に見たことがある同僚がいるという噂を聞くようになった。それも一人や二人ではないとのこと。
  • 2,ただし、その遺体は女性だけではなく男性も含まれていたらしい。
  • 3,10年ほど前から死体を見ていたという者がいるにもかかわらず、これまで話題に上ることも、捜査に乗り出す事もなかったことから、一部の警察官だけが秘密裏に調査している可能性もある。
  • 4,この警察署は鈴森大学付属病院にて司法解剖を行っているため、病院側も何かしら関与しているかもしれない。
  • 5,司法解剖を担当するのは吉岡敏郎という、病院でも古株な医者の一人であり、鈴森署とのつながりも深い。

以上の情報は、インターネットを利用して調べた場合に雑多な情報の中に紛れ込んで見つかる場合もある。

大吾は探索者に情報を渡すと、調査に戻ると言って出ていく。

9,鈴森大学附属病院


吉岡敏郎を探す場合、受付に話を持ち掛ければ会える可能性がある。
ただし、この病院では吉岡はある程度のポストについており忙しいため、ただ会わせてくれと言うだけでは受付が吉岡に連絡を取っても「会えない」と拒絶される。
吉岡に会うためには、アイホートの犠牲者であるHO1について伝えるのが最も手っ取り早いが、他にも手段があるかもしれない。
探索者の中に犠牲者がいることを伝えた場合、吉岡は会うことを了承し、エコー検査室に来るよう指示される。

HO1の診察

エコー検査室に向かうと椅子に吉岡が座っており、探索者達に名乗る。
エコー検査を行うと、子宮の内部に夥しい数の卵のようなものが張り付いているのを見ることができる。(SANc0/1 HO1のみ1/1D3)
吉岡は探索者達に対して以下の質問をする。
  • 1,何処でこの呪いを受けたのか
  • 2,なぜここまで膨らむまで医者に相談しなかったのか

この二つの質問は、吉岡が『成長』の魔方陣による12時間で成長しきるということを知らないことを示唆している。
探索者達が先程であるという話をすると、吉岡は大仰に驚いて話に食いついてくる。
  • 1,件の変死体は、自分がこの病院に勤務し始める前から、数カ月に一体程度のペースで見つかっていた。
  • 2,この町の端には、一般には公開されていない、秘匿された鍾乳洞がある。
その鍾乳洞の奥底に化け物はおり、迷い込む者を待ち構えている。
雛を植え付けられる(呪いをかけられる)ことで、その数十か月の後に件の変死体となってしまうらしい。

吉岡が以上の情報を話し終えた後、探索者が鍾乳洞の場所を尋ねるのなら吉岡はしぶしぶ答えようとする。
そこに、「余計なことを話すな」と、HO1の背中の『成長』の魔方陣を経由してクリソベリルが現れる。(『成長」の魔方陣の中には門の記述がある)
クリソベリルは魔術を用いて、吉岡に吉岡自身の首を絞めさせて殺害する。
その後探索者たちに自らの名前を明かし、探索者次第で以下の情報を公開しても良い。

クリソベリルとの接触2

  • 1,自らの名前がクリソベリルであること
  • 2,『成長』の魔方陣には『хризоберилл』の文字が描かれているので、従者経由でどこへでも行くことが可能であること
  • 3,HO1が今どんな悲痛な表情をしているのか興味がわいたので顔を出してみたら医者が余計なことをペラペラしゃべっていたのでぶち殺したこと
もしくは、自分は何もしていないし、何かした証拠もないという探索者達に対する煽りでもよい。
  • 4,化け物ではなく神と呼ぶようにしろと言う威圧
  • 5,「HO1以外の人間はこれ以上関わらなければ見逃すから手を引け」という警告
  • 6,地下の化け物は蜂に例えることができるということ。
雛を実際に産むのは神ではなく犠牲となった従者だが、その大元である卵を作るのは神自身のみであり、生まれた雛は成長しても神そのものとなることはない。
女王蜂と働き蜂のような関係であるということ。

この時点でクリソベリルに対して何らかの物理的な行動を起こした場合(組み付きや格闘など)クリソベリルは抵抗せずされるがままになる。
ダメージが発生した場合、その直後に何事もなかったかのように再生する。
これは、クリソベリルの本体は魔導書であるため、肉体にどれだけのダメージを与えても無効化されるため。
クリソベリルはある程度話が終わると、来た時と同じようにHO1の『成長』の魔方陣を経由して去っていく。

10,鈴森鍾乳洞


鍾乳洞の場所を知るには、インターネットを使うか鈴森市の図書館、公民館などでも知ることができる可能性がある。吉岡も場所を知っているが、探索者たちに教える直前にクリソベリルに殺害されるので公開されることはない可能性が高い。
ここに至るまでのいずれかの探索場所にヒントを置いておいてもよい。
内部は鍾乳洞になっており、照明もないため視界の確保は難しい。全体を通して目星は-30される。
ただしライトなどを使用する場合はマイナス補正を緩和しても良い。
生物は何一つ見当たらない。これは、アイホートの巣穴であるために生き物が近づかないため。

内部は傾斜のある一本道の下り坂で、探索者たちはしばらく地下深くへと潜っていくことになる。
最下層まで降りると大きな空間が現れる。
そこには石造りの四角い建物があり、探索者たちを中に誘うように門が開いている。

アイホートの眠る神殿

中に入ると、そこは石造りの神殿のようになっており、明かりもないため満足に周囲を見ることもできない空間になっている。
HO1はこの光景を見て、自分の体験からここに一度来たことがあると気づくことができる。
目星に成功することで以下の情報を得る。
  • 1,左に一つ木製の扉がある。
  • 2,正面の暗がりの先には大きな穴が空いている事に気づく。(直径20mほどの円形の穴
  • 3,探索者達のすぐそばに先程までHO1が着ていた服の残骸が落ちている。

正面の暗がり

この暗がりを調べようと近づいたものは、目星を振る。
成功すると、その大穴の底に、何か白く巨大なモノが身動ぎしているさまを見る。
それ以上近づいた場合白く巨大なモノ、アイホートが探索者達に気づき、大穴から現れる。(SANc1D6/1D20.HO1は最初の遭遇での減少分軽減する)
アイホートが探索者たちの前に姿を現すと戦闘になる。
アイホートは探索者たちの問いかけには基本的に答えないが、従者であるHO1の問いかけにのみ返答する場合がある。また、HO1を攻撃対象にすることはない。

アイホート

アイホートからのみ得られる情報

1,クリソベリルは間違いなく己が従者であること
2,クリソベリルに植え付けられた雛は特別であり、新たなるアイホートの器となる存在であること

クリソベリルの部屋


左の木製の扉を開くと、その先はクリソベリルの部屋になっている。
石造りの暗い部屋で、部屋の奥にはレンガ造りの暖炉があり、中で燃える火がぱちぱちと音をたてている。
部屋の四方には、火のついていない松明がかけられている。

部屋の右手側には本棚があり、いくつかの本が並んでいる。本はすべて、ロシア語か日本語で書かれたもの。
また、いくつかの本は手書き(クリソベリル自身が書いたもの)である。
左手側には木製の丸テーブルと椅子が一つ置かれており、その背後の壁には『хризоберилл』の文字が描かれている。
壁にはいくつかの絵が額縁に入って飾られている。

本棚の魔導書

本棚に図書館を使用することで2冊の本を見つけることができる。
1,魔導書『成長』
2,魔導書『グラーキの黙示録4章』

魔導書『成長』

1,母胎の限界を超えた成長を、幼生に与えるための魔術を扱う術が書かれている。
2,書かれている文字は丸みを帯びた手書き文字である。
3,KP裁量で任意の技能を持っている場合、これが羽ペンで書かれた物であると分かることにしても良い。
4,『成長』の魔方陣を使用するためには、母胎となる者の身体に直接魔方陣を描く必要がある。幼生に出来る限り近い位置に描くことで確実な効果を期待できる。
5,魔方陣は10PのMPと1D6の正気度を消費し、アイホートの殻の一部をペン先にした羽ペンを使用することで刺青として描くことができる。
6,描かれた魔方陣は2時間ごとにその効力を発揮し、母胎に眠る幼生の成長を促進する。その度に消費される養分は母胎から吸収される。
7,幼生は12時間の後に誕生する。母胎が死亡した場合でもこれは変わらない。
8,魔方陣を消すことは、通常の方法では不可能。刺青という現象として視覚化されているだけで、消すことはできない。
9,魔方陣を消すためには魔方陣を描いた羽ペンを破壊し、その上で10PのMPと1D6の正気度を消費して呪文を唱える。
10,SANc1D4/1D8

飾られた絵

  • 1,蒼く美しい海と水平線から登る太陽の絵
  • 2,暗く不気味な鍾乳洞の絵
  • 3,金色の草原と、その背後に屹立する青々と茂った針葉樹の絵
  • 4,高層ビルに囲まれた都会の一部の絵
  • 5,太陽の光を反射して輝く雪山の絵

『3,金色の草原と、その背後に屹立する青々と茂った針葉樹の絵』を探索者が調べた場合、この絵だけ壁からわずかに額縁が浮いていることに気づく。
金色の草原=金 青々と茂った針葉樹=緑 であり、金緑色の絵という解釈。
額縁を外すと、そこには壁に埋め込まれた小さな棚があり、そこに一冊の金緑色の本が置かれている。
タイトルは黒字で『хризоберилл』
トラップにしたいのであれば間違えた絵を外した場合何らかのペナルティを与えても良い。

魔導書『хризоберилл』 概要

これまで壁に描かれていた『хризоберилл』の文字とは筆跡が違う。
この魔導書を書いたのはクリソベリル自身ではなく、魔導書『хризоберилл』を生み出したまったく別の魔術師であるため。(シナリオには出てこないがこの魔導書を生み出した張本人の文字)
この魔導書には魔術師『クリソベリル』を構成するすべての情報が記載されている。
本を開いただけでは何も書かれていない白紙の本に見えるが、本に触れている者だけが次々と浮かび上がってくる情報を読むことができる。
1ページを読むたびにSANcが発生する。
ページを捲る度にSANcの値が増加するが、これは各探索者毎に別々である。
つまりAが5ページ読んだとしてもBが6ページ目から読み出すとSANcは最初の段階からになる。
再びAが読む場合5ページ読んだ後からの継続になる
SANc 0/1,1/1D3,1D3/1D6,1D4/1D8,1D6/1D8,1D8/2D8,1D10/2D10,2D10/4D10,4D10/8D10と増加していく。
必要なページがどこに書かれているかはKPの任意としてよい。(魔術に関しては一つにつき数ページかかることにしても良い)

また、裏エンドとして、この魔導書を芸術(書物系)で『書き換える』ことによってクリソベリルを意のままにすることができる。
(この情報は原則的に与えない。探索者のリアルアイデアによってのみ辿り着くチャンスを与える)

KP用注釈

本来この魔導書は真っ白でタイトルのない本であり、クリソベリルが自我を得て自ら名を得たことにより、その度魔導書の情報が更新されている。

魔導書『хризоберилл』 内容


書かれている内容
  • 1,クリソベリルを構成する基礎設定。
容姿や性格、与えられた存在理由など。
  • 2,習得した魔術
クリソベリルがこれまでに得た魔術。他の魔導書に書かれていた内容もある。
  • 3,追憶
クリソベリルがこれまで歩んできた道筋が、三人称視点の小説のように書かれた自叙伝のようなもの
  • 1,身長153cm 体重 42kg B,75(B) W,53 H,77
  • 2,銀髪で紅い眼を持ち、容姿は美しい少女
  • 3,一人称(KPの任意)
  • 4,正確は冷徹で酷薄。他人の事情を斟酌しない。
  • 5,人を喰ったような態度を取り、軽薄な言動を使う。
  • 6,内面を隠すために表面上明るく振舞う。
  • 7,封印されているこの本に触れた者に憑依し、意のままに操り行動する。
  • 8,グレートオールドワンに仕えることが至上の喜び。
  • 9,グレートオールドワンの利益にならない説得に対して応じることは決してない。
  • 10,グレート・オールド・ワンであるアイホートに仕えるための魔術を習得している。
『成長』、『門の創造』、『神格との接触、アイホート』、『アイホートの招来、退散』、『雛を取り除く』など
他にはKPの任意の呪文
上記までが彼女の基本設定であり、これ以降はクリソベリルが目覚めた後の事が自叙伝のように書かれている。
ページをめくっていくことで魔術を習得できる。『門の創造』『雛を取り除く』の習得にはINT*3が必要。
また、魔導書『хризоберилл』を読むことによって習得できる呪文は、共有して習得することはできない。
実際に紙媒体を読んでいるわけではないので、実際に本を手に取り、SANcを潜り抜けたものしか習得できない。

魔術師『хризоберилл』

探索者が魔導書『хризоберилл』を読んでいる最中に、壁の『хризоберилл』の文字からクリソベリルが現れる。クリソベリルは探索者たちから自身の本体である魔導書を奪い取ると、探索者たちに怒りを込めた視線をぶつける。
  • 1,クリソベリルは探索者たちに嘲笑と拒絶を持ってのみ対応する。以下記載の場合を除いて譲歩は存在しない。
  • 2,クリソベリルは魔導書に記載されている通り、グレートオールドワンに忠誠を誓うことが自らの存在意義であり、そのような自身に満足している『設定を記載されている』ため、探索者たちからの心情的説得には絶対に応じない。
  • 3,グレートオールドワンの利益になり得る問いかけがあった場合のみ交渉に応じる可能性がある。
  • 4,クリソベリルに対して何らかの物理的な行動を起こした場合(組み付きや格闘など)クリソベリルは抵抗せずされるがままになる。(病院の時と変わらない)
  • 5、魔導書を狙った行動に対しては回避などを使用し、その直後戦闘ラウンドになる。
  • 6,魔導書にナイフなどで傷をつけた場合、クリソベリル自身の身体から血が吹き出し、魔導書からも赤い血のようなインクが溢れ出る。
  • 7,魔導書の耐久力が0になった時点でクリソベリルの存在は消滅し、その身体もサーシャに戻る。ただしこの時点ではサーシャのMPは0であり、気絶している。
  • 8,耐久力が0になった魔導書を開いても、続きを読むことはできない。つまり、『雛を取り除く』を得る前に破壊してしまうとHO1はロストになる事を回避できなくなる。

クリソベリルの消滅

魔導書の耐久力が0になった場合、クリソベリルは消滅する。
その際、クリソベリルは条件を満たした場合に捨て台詞として以下の発言を残す。
  • 1,『アイホートの雛の退散』を習得せずに魔導書が破壊される
HO1を助ける術は他にないということを宣告し、探索者たちを嘲笑する。
例えアイホートを退散できても、雛が消えることはない。
  • 2,探索者たちがサーシャの背中の魔方陣に感づいていない場合
クリソベリルの本来の目的は果たされるから、別に自身が消えることは何も問題はないと満足げな表情を見せる。

探索者たちが鍾乳洞から撤退する場合、アイホートによる妨害はしなくて良い。
探索者たちにサーシャをトコワヤまで送らせてエンディングに入ることになる。

12,エンディング(ストーンショップ『トコワヤ』)


サーシャはトコワヤまで戻ってきた時点で目を覚まし、のほほんとした態度で探索者達を和ませる。

守れなかった命

探索者がここに至るまでサーシャの背中を確認しなかった場合、この時点でサーシャはCONロールに自動失敗する。
1,サーシャは気分を悪くして倒れこみ、自らの腹部を抑えてもがき苦しむ。
2,そのサーシャの背後に、半透明のクリソベリルが現れる。
3,この半透明のクリソベリルは、魔術師『クリソベリル』の残留思念のようなもので、探索者たちに干渉することも探索者が干渉することもできないと話す。
この情報はクリソベリル自身が探索者に公開する。
4サーシャの腹部はみるみる内に膨らんでいき、1分も経たずに最大まで膨れ上がる。

クリソベリルは得意げに以下の情報を探索者たちに話す。

本当の目的

1,本当の目的は、クリソベリル自身が消滅しないと果たされない、クリソベリルにしか託されない雛を産むこと。
2,サーシャもまた、クリソベリルがアイホートの従者となったことでその身に雛を宿していたが、クリソベリルが魔方陣に細工をしたために決して成長しなかったこと。
3,サーシャの胎に植え付けられたのは特別な雛であり、次代の女王蜂であるということ。
4,この『アイホートの子』を生み出すことが自らの真の目的であったこと。

以上を語ったクリソベリルは、アイホートの子がサーシャの胎を破って現れる様を見てから、高らかに嘲笑を残して消え去る。

アイホートの子

生まれたばかりのアイホートの子はしばらくその場でじっとして動かない。(SANc1D3/1D10)
探索者が逃げるのであれば自動成功で逃げられる。
もし戦闘を挑む場合、撃破することも可能ではある、また、子はまだ不死性を得ていないため撃破できる。

アイホートの子


戦闘にならなければ雛は地中に身を潜めて成長を待つ。

救えた命


ここに至るまでにサーシャの背中の魔方陣に気付いた場合、探索者達は彼女の魔方陣を消すことでクリソベリルの野望を潰えさせることができる。
その場合アイホートの子もクリソベリルの残留思念も現れない。

13,クリア報酬とED分岐

ED分岐とその条件

HappyEnd
  • 1,HO1に植え付けられたアイホートの雛を退散させる。
  • 2,サーシャの背中の魔方陣に気づき、サーシャの胎で眠るアイホートの子を退散させる。

アイホートの子は産まれず、原因の究明に至り、そして魔女の真の目的も止めることに成功した場合がTrueEndとなる。
シナリオ全体の構成上、アイホートの退散はED分岐には含まれない。
NormalEnd
  • 1,HO1に植え付けられたアイホートの雛を退散させる。
  • 2,サーシャの背中の魔方陣に気づくことなく、トコワヤにてアイホートの子との戦闘になる。

アイホートの子との戦闘の結果はED分岐には含まれない
BadEnd
  • 1,HO1を助けられず、雛に腹部を破られて死亡する。
  • 2,サーシャの背中の魔方陣に気づくことなく、サーシャは死亡しトコワヤにてアイホートの子との戦闘になる。

アイホートの子との戦闘の結果はED分岐には含まれない。
裏End(Happy,Normal,Bad)
  • 1,魔導書『хризоберилл』を書き換えてクリソベリルを変容させる。
  • 2,上記のHappy,Normal,Badのいずれかのクリア条件を満たす。

SAN報酬

  • シナリオクリア+1D10
  • HappyEnd +1D6
  • NormlEnd +1D3
  • BadEnd-1D3
  • 裏End+1D6
  • アイホートを退散させる+1D6
  • アイホートの子を撃破する+1D3
HO1のみ追加報酬
  • CONの成長チェックロール1回

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