シフ

赤い盾、シュヴァリエにも属さない、小夜を狙う第三勢力。
シュヴァリエに近い翼手
アイスランドのある秘密研究所「キルべド」から脱走してきた少年少女達。
遺伝子操作によって生み出された実験翼手
人格を失わずに翼手となれるが、シュヴァリエとは異なる特徴を持った翼手
薬害翼手とは異なり翼手の姿と人間の姿とを自在に行き来することができる
翼手すらも超える戦闘能力を持ち、10名で構成されている。
全員黒マントに身を包み、特異な武器をつかい小夜達の前に立ちふさがる限りある者。
皆、耳がとんがっていて、目は緑色。
日の光を浴びる事が出来ないため、黒マントに身を包んでいる。
日の光を浴びると、体全体が緑色の光に包まれて発火し、激しく燃える(炎は緑色)
体に刻まれる死の印に怯え、それを解くために特別な血(小夜の血)を狙う
メンバーは、カルマンモーゼスイレーヌゲスタスディスマスギールルゥダーズグドリフヤーン

シュヴァリエの血では、烙印を清める事は出来ない。浄化出来ない(第21話)

シフは言葉に関しては、必要な事以外教わらなかった。
シフの元になったと考えられる血、それがディーヴァと小夜。
アンシェル曰くシフは、また我々の未来に対する保険の一つ(第27話)
シフがディーヴァの血から作られた事は、キルベドの資料に載っていた。

イレーヌが小夜の血で結晶化してしまった事により、シフを救う血はディーヴァ以外に無い事が分かる。
だが、もはや救済は必要無い。シフが解放されるとすれば、それはディーヴァの死をもって他に無いとモーゼス(第29話)

イレーヌカイに話した内容(第27話

私達は戦うために多分作られた。生きるには戦うしかなかった。いつからそこに居たのか分からない。私の一番古い記憶は、拘束具のベルトの感触。太陽の光の届かないあの場所。来る日も来る日も、人間に関する知識を教えられた。そして、戦い、拘束具を外されるのは、戦う事を要求された時だけ。来る日も来る日も、戦い、戦い、戦い、戦うしかなかった。皮膚が裂けてもすぐに塞がり、骨が砕けても、すぐに元に戻った。死ぬ事なんて無い。それが当たり前だと思ってた。けれども、私達にも死が訪れるという事を知った。最初はそれが何か分からなかった。体に表れる亀裂。私たちはそれをソーンと呼んだ。ソーンが他の仲間にも表れて、体を蝕んでいった。ソーンが出た仲間は、結晶の様に固まって死ぬという事が分かった。 きっかけはモーゼスの言葉だった。
モーゼス「今夜、ここを出る」
カルマン「出てどうする?」
モーゼス「ソーンを恐れずに済むすべを探す」
ルルゥ「あてはあるの?」
モーゼス「……無い」
カルマン「だったら……」
モーゼス「このまま待っていても、ソーンは確実に僕達に表れる! 僕は! 人間の本に書かれていた、希望という言葉を、信じてみたい!」
いつもは冷静なモーゼスが必死だった。私達、皆がその言葉に惹かれていった。『希望』、知らない言葉だった。それを求めて、私達は、キルべドを出る事にした。そして私達は知る事が出来た。私達が人間によって作られ、生まれた時から使い捨てられる存在だという事。

【死亡話】

【登場】

第19話〜第21話、第26話、第27話
2006年04月29日(土) 19:37:25 Modified by bloodpurasu




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