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JHymn

JHymnとは


iTMSで購入したm4pファイルを、保護されていないm4aファイルに変換するソフトウェアです。
ちなみにHymnとは、Hear Your Music aNywareの略で、英語のhymn(賛美歌)という意味を含ませて命名されたものであり、HymnをJavaアプリケーションとしてグラフィカルなインターフェースを与えたものがJHymnです。

解説


m4pファイルの保護を解除するためには、もちろん「鍵」が必要です。この「鍵」はm4pファイルを再生するときにも必要となりますが、iTMSからm4pファイルを購入した場合は、購入に使ったPCに対して、iTMSでのユーザー名に対応する「鍵」が発行されるため、その鍵を使ってm4pファイルを再生することができるのです。
この「鍵」はPCのどこかに保存されているはずなのですが、それを簡単に見つけられてはプロテクトの意味がありません。JHymnの作者も、これを発見することはできなかったようです。

ところで、iTMSで購入したm4pファイルは、購入に使用したPCを含め最大5台のPCで再生できることになっています。この仕組みは、購入したm4pファイルを再生する別のPCがiTMSに対してユーザIDを送信し、そのPCに対する新たな「鍵」の発行を要求する、という方法で実現されています。

JHymnはこの仕組みを利用します。JHymnは、購入に使用したPCとは別のPCに成りすまして、iTMSにユーザIDを送信し、「鍵」を発行してもらうのです。そして、その「鍵」を使ってm4pファイルの保護を解除します。JHymnを起動したときに、ユーザIDの入力を求められるのはそのためです。

もちろん、JHymnに対してAppleも無策ではありません。実は、JHymnを使ってm4pファイルをm4aファイルに変換した場合でも、保護が解除されたm4aファイルには、購入に使用したユーザID等の情報が残っています。iTunesの最新のバージョンは、これらの情報を検出して、iTMSで購入したm4pから変換されたm4aファイルは、iTunes上で利用できないようになっています。
これに対し、JHymnの最近のバージョンでは、オプション設定によりこれらの情報を取り除くことができるようになっています。まさに「いたちごっこ」ですね。

なお、iOpenerというソフトも同様の仕組みです。

著作権法との関係

JHymnは明らかに「技術的保護手段の回避」をするものであり、「私的利用」であっても違法となる可能性が高いと思われます。
2005年08月22日(月) 01:49:15 Modified by digital_audio




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