神聖帝国エンサイクロぺディア

　戦乱に荒れる大陸にありながら平和を謳歌するオルシーニ王国。しかし王の急逝によって新王に即位したのは、わずか十八歳の美麗な王女、マリーシアだった。

　汚れを知らぬ純粋な彼女に、隣国サブリナ王国による侵攻という試練が降りかかる。この危機にマリーシアが下した決断は、十年前の戦役において先王を助け、みごと国難を乗り切った天才軍師セリューンの登用だった。

　だが、その説得に向かったマリーシアは登用に失敗したばかりか、無理やり貞操を奪われる。しかもサブリナ王国との緒戦において、敵の女王ヴィシュヌ率いる女騎士団「告死蝶々」によって壊滅的な損害を受けてしまう。

　兵士は陵辱され、国民は失意に沈む。すでに戦いの勝敗は決したかに見えた。が、その時―。過激なアダルトに戦略歴史小説を加味した珠玉の名作。

　仙樹暦１０３０年

　オルシーニ王国

　サブリナ王国

　オルシーニ・サブリナ二重王国

　メリシャント王国

　ヴァスラ王国

　エトルリア王国

　ダルスタール王国

　マリーシア

　ヴィシュヌ

　シャリエラ

　カルラ　

　メルディス

　リサイア

　セリューン

　ベルゼイア

　トゥール

　ラルミーゼル

　クラウス（オルシーニ）

　レイモン

　チャンドラー

　ボーネット（オルシーニ）

　デムルガスト

　ダルケニス

　ケーフェン

　ジュリア

　シモール

　オルガ（台詞無し）

　ロザリア（台詞無し）

　キャリオン（台詞無し）

　ルーラ（台詞無し）

　ラトヴァ（名前のみ）

　アンジェリーナ（名前のみ）

　グラウディア（続柄のみ）

　エイドリアン（続柄のみ）

　ケリュフェス（故人）

　ロンドバルド（故人）

　ヨシュア（故人）

　ハジド（故人）

　ロレント（名前のみ）

　ハウバル（名前のみ）

　●神聖帝国シリーズ初の「○○の××」パターンタイトル。

　●大陸中南部が初登場。

　●メリシャント王国、ヴァスラ王国、エトルリア王国に初言及。