コスプレビアンカさん。

グランバニア王であるリュカ、その彼の妻であり幼馴染のビアンカ。
二人は苦難の旅の末、世界の闇の根源であるミルドラースを倒し、今は平和な日々を送っているの・・・・だが。

「最近どうもリュカの様子が変なのよね」
「まぁ、リュカさんの様子が?」
「うん、なんだか色んな服を集めてたり、時々ふらっと出て行って何日か戻らなかったりね」
「うちのヘンリー様は自由な方ですから、それぐらいは普通なのですが・・」

小さくため息をつく、ビアンカの新たな友人-マリア。
かつてリュカ、ヘンリーに助けられたという彼女は、ビアンカが羨む程に美しかった。
清楚で、穏やかで、おまけにスタイルもいいし。

「マリアさんは、最近ヘンリーさんとはどうなの?」
「最近はこすぷれ、というのに興味があるみたいで・・・。湯浴みの後は試着会になってしまっていますわ」
「へぇ、愛されてるわね」
「ビアンカさんも愛されているはずですわ?そうでしょう?」
「ちょっと鈍感で消極的なのはいただけないけどね」

マリアの苦笑。
互いの夫を足して二で割ればちょうど良くなるはずだ、とビアンカはふと思う。
その後も、いくらか雑談は続き。


「ビアンカさん、良ければこの袋のものを受け取っていただけますか?」

グランバニアへ帰るべく、キメラの翼を手にしたビアンカにマリアが大きな手提げ袋を渡す。
ビアンカがそれを手にすると、袋の大きさと似たような重みが腕に伝わってきた。

「これは?」
「こすぷれ、の衣装ですわ。私は恥ずかしいし、スタイルも良くないので着れませんでしたが、ビアンカさんなら似合うと思いますので」
「ふふ、ありがとう。気を使わせちゃったかしら?」
「いえ、私もビアンカさんとリュカさんが幸せなほうがいいですから」
「ありがとう、マリアさん」
「いいえ、良ければまたお話を聞かせてくださいね」

小さい微笑みを交わして、別れる。
そこには女の友情が、確かにあった。

ビアンカとマリアが二人きりの茶会を開いた、その夜。

「ねぇ、リュカ?」

政務を終え、夕食を終え、入浴を済ませたリュカに、ビアンカはそっと声をかける。

「なんだ・・・・・・い!?」

最愛の妻の呼び声に振り向いたリュカは、妻の姿に目を丸くした。
二人の子供はサンチョやピピン、それにモンスター達の手を借りて旅に出ているので、実質ここは二人だけの部屋。
リュカは頬を真っ赤に染めながら、わなわなと震えていた。
それもそのはず、今の彼女はビアンカの大好きだと言っていたパジャマではなく、カジノで案内をやっていたりするバニーガールの衣装を着ていた。

「ど、どうしたんだいビアンカ?そんな衣装、どこから・・」
「今日ね、マリアさんがくれたの。何でもヘンリーさんが『こすぷれ』に熱中してて、でも恥ずかしくて着られないから、って」
「そうなんだ。・・・すっごくエッチでいやらしくて、似合ってるよ?」

もじもじと恥ずかしがるビアンカを、リュカは優しく抱きしめる。
普段の強気で元気なビアンカも好きだが、時にはこれぐらいしおらしく、恥らうビアンカも新鮮でいいな、とか思ってしまう。

「ねぇ、リュカ?」
「なんだい?」
「・・・エッチ、しましょう?この服を着たままで、ね?」
「そんなの、断れるわけないじゃないか・・」

どちらかともなく唇を重ねる。

「ビアンカの胸、もうこんなに硬くなってるよ・・」

たった一度のキスで、しかも激しくもないフレンチキスなのに、ビアンカの乳首は勃起し、バニースーツの胸のところからはっきりと突起として見られる。
それに恥ずかしさを感じたビアンカは、何かを言おうとして、しかし何も言えずに口ごもる。
そのビアンカの恥らう姿に、リュカはがぜん興奮した。

「ほら、ここもこんなに」
「んあっ!」
「もうビショビショだよ?・・本当に、エッチだなぁ?」
「い、意地悪・・・」

ビアンカの愛液が布地を濡らし、バニースーツの股間部に黒いシミを作っている。
リュカは指でそこを何度も撫で回し、愛液に濡れた指をビアンカの口に運んでみせた。

「ちゅぷ・・・はぁん、だめ、気持ちよくなっちゃうわ・・」
「ほら、もっとちゃんと舐めて。君の本気になったってお汁、美味しいだろう?」
「ちょっとしょっぱくて、変な気持ちになっちゃう・・・」
「じゃあ次は僕のを飲んで?」

リュカがズボンを下げると、彼のペニスが下着を押し出すかのように存在を主張している。
すでにトロンとした目のビアンカは下着を下げ、そのペニスを一気に頬張った。

「そんなにせっつかなくても。これは、君だけのものなんだから」
「らっふぇぇ、ふぁふぁふぃられしぇめふぁふぇふふぉ、ふぃふぁふぁふぉん♪」
(だってぇ、私だけ攻められるの、いやだもん♪)
「なら、僕も手加減はしないから、ねっと!」

自身のペニスを咥えるビアンカの体を反転させ、リュカもビアンカの股間部、愛液に濡れたシミの部分を強く吸う。
いつものベッドの上で、しかしいつもとは違う衣装を着ての前戯にリュカとビアンカは激しく興奮し、結果前戯だけで互いに一回ずつ絶頂した。

太陽の下で干された布団の上で、ビアンカは四つんばいになっていた。
黒いタイツを破り、シミだらけの股のところをずらして、リュカはペニスを挿入しようとしている。

「なんだか犬とかみたいで、恥ずかしいなぁ・・」
「でもビアンカのお尻、まるまるとしてて可愛いよ?」
「もう、口ばっかり達者になっちゃうんだからぁっ」
「本当だよ。また今度、お尻で愛してあげるからね?」

ビアンカのつるんとした尻を優しく撫でる。
直後、リュカは躊躇わずに四つんばいのビアンカに挿入した。

「あ、リュカの太いの、入ってきたァァァァっ♪」
「っく、ビアンカ、しめつけすぎだよ!?」
「だ、だってぇ、気持ちいいんだもん、仕方ないんだもんッッッッ!」

臀部を左右に振り、リュカのペニスを翻弄するビアンカ。
先ほど彼のペニスをしゃぶった時に顔にぶちまけられた精液も拭わず、恍惚とした顔で声を上げる。

「いいの、リュカのおチン○、太くて熱くて気持ちいいのぉっ♪」
「ビ、ビアンカの中もいいよ!いつもより締め付けてくるし、熱いよぉ!」
「もっと奥ぅ、激しくして、あ、ふぁぁぁぁ!!」
「ビアンカ、あぁぁ、大好きだよ、愛してるよ!」
「リュカ、ひぁぁ、私も、私もずっとずっと愛してるからぁ、リュカァァァ!!」

リュカがビアンカの双胸を鷲掴みにし、まるで獣のように腰を振りたてると、ビアンカはそれだけで何度も微弱な絶頂を味わった。
ヒクン、ヒクンと体を痙攣させながら、しかし獣のように犯されることに背徳感にも似たものを感じている。

「ビアンカ、ぁぁ、もう出すよ、君の膣に、僕のを出すよ!?」
「出してぇ!リュカの白くて熱いので、私の膣をいっぱいにして、ああ、私もイっちゃうよぉ♪」

ぐちゅりぐちゅりと音を立ててビアンカを攻め立てていたリュカのペニスが、ビアンカの最奥で動きを止める。
次の瞬間、ビアンカの膣内にはリュカの白濁が注がれる。
王妃としての美貌を損なわず、しかしビアンカは涎を喉まで垂らしながら歓喜の絶叫を上げる。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!♪」

ビクリビクリと脈動を続けるリュカのペニスを味わうかのように、締め付けを緩めるビアンカの膣。
挿入したまま、二人は重なるようにベッドに倒れた。

「ねぇリュカ、なんだかすごく新鮮なエッチだったわ」
「うん、僕もそうだった。ビアンカが恥らうのって結構珍しいから、すごく可愛かったよ」
「・・・やっぱりリュカ、意地悪になってるわ」

クスリと微笑む顔に、しかし柔らかな笑みは絶えない。
ビアンカの黄色く美しい髪を何度も手で梳くように撫でながら、リュカも笑う。

「それにしても、ビアンカの顔、すごく卑猥な汚れ方してるよ」
「リュカのせいでしょう?」
「ビアンカはいやだった?」
「嫌なわけないわ。でも、口で飲ませてほしかった、とは思うかな?」
「そうだ、汗もかいちゃったし、今から一緒にお風呂に入ろうよ!」

名案、とばかりに手をたたくリュカ。
ビアンカもそれにうなづき。

「今度はお風呂場で、愛してくれるんでしょう?」
「ビアンカがそれを望むのなら、だけどね?」
「そんなの、言うまでもないわよ♪」

ついばむように、互いの唇を重ねて。
この顛末が二人が新しい道を踏み出した、第一歩の夜の出来事だった。


余談ではあるが、この後二人は風呂場で愛し合い、ベッドに戻ってきた後にも一度、愛し合ったことを明記しておく。
2008年12月27日(土) 21:06:23 Modified by test66test




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