サンタローズの淫夜

かつてラインハットに焼き払われ、その後グランバニア王・リュカによって残った村人もグランバニアへと移住し、今はただ戦火の跡を残すだけの、サンタローズ。
普段から人一人いないこの村で、深夜、とある儀式が行われていることを、誰も知らない。

縄をもって、一人の青年がサンタローズの跡地に踏みこむ。
縄の続く先には特別に大きな首輪があり、その首輪の主が動くたびにネームタグが揺れた。
ネームタグに刻まれた名前は『フローラ』。
そう、彼女はグランバニア王妃であるフローラであり、縄を引っ張っていたのは、彼女の夫であるグランバニアの青年王・リュカだった。

「サンタローズ・・・いつかここも、整地しないといけないね」
「わ、わんわんっ」
「ふふ、フローラもそう思うだろう?」
「わんっ!」

青年の穏やかな声とは裏腹に、彼が連れている妻の姿は異常だった。
下着も、無論衣服も一切着用しておらず、人のSMプレイ用に作られた特注の首輪を嵌めて、犬の耳を模したヘアバンドに、アナルには犬のしっぽをモチーフにしたアナルヴァイブが突き刺さっている。
そんな格好でありながら、フローラは『いつ、誰に見られるかわからない』という感情、愛する夫に調教されているという幸福感で満ちていた。
何度もこの調教を受けているためか、すでに秘所は愛液でグショグショであり、数十秒立ち止まったら愛液で水溜りが出来る勢いだった。

「どうだいフローラ?夜の散歩もなかなか気持ちいいだろう?」
「わうわうっ♪」
「よしよし、いい子だね」
「くゥん♪」

リュカに頭をなでられると、それだけで気持ちが満ちる。
誰が考えても異常な姿だが、フローラの心は完全にリュカに傾倒しており、彼の命令は神の言葉にも等しかった。

「さぁ、ここが昔僕が住んでいた家だよ。・・犬の言葉じゃなくて、君の気持ちを言ってごらんフローラ?」
「ご、ご主人様のオチン○が欲しいの、ご主人様のオチン○でこのイヤらしいフローラのオマ○コを、いっぱいいっぱい突っ込んで欲しいの、あぁ、メス犬のフローラをに慈悲をくださいましぃ!!」

かつてリュカがベラと共に妖精の国へと出たリュカの旧家の地下室にて。
フローラは名家の令嬢という誇りも、グランバニアの王妃という立場も忘れて懇願した。
思い切りにオナニーしたかったが、フローラはリュカの許可がなければオナニーさえしない。
ただ恍惚とした顔で最愛の夫の顔を見つめ続けるフローラに、リュカは微笑んでうなづいた。

「よく言えました。じゃあお尻も一緒に気持ちよくなろうねフローラ」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♪」

リュカが自身の肉勃起をフローラの前に突き立てると、彼女はまるで獣のような声で吼え、絶頂する。
その絶頂とほぼ同時に、フローラのアナルに突き刺さっていたアナルヴァイブがうなりをあげて彼女の肛門、直腸を攻め立て始める。

「スイッチオン。今日は何回イっちゃうのかな?」
「あふぁあ、らめ、らめ、おかしく、おかしくなってしまいまひゅうううう♪」
「ふふ、本当にフローラは淫乱で可愛いなぁ」

私服が汚れるのも厭わずリュカが地面に寝そべると、フローラは必死で腰を上下左右に動かし、ピストン運動までも行いだす。

「く、う・・・・・すごいよフローラ、君の膣が早く射精しろって締めてくる・・」
「らしてくらはい、ごしゅじんしゃまのチン○汁らいてくらしゃいぃぃぃ♪」
「だすよ、フローラ!君の中に、僕の精液全部出すよ!」

フローラの愛液が、リュカの先走りと混じり、摩擦で白く濁っていく。
ゆさゆさと揺れる胸を鷲掴みにされているフローラは、舌を垂らし、腰を動かし続ける。
白磁のような美しい肌に、汗が、涎が流れ、それに彼女の美しい髪がはりつく。
リュカのペニスを感じるだけで絶頂している今のフローラは、まさに奴隷の名前が相応しかった。

「フローラ、君のイクんだ!僕の精液で、一緒にイこう!」
「ふぁい、ごしゅじんしゃまのチン○汁で、一緒にイキたいれしゅう♪」
「く、うううう!」
「あ、らめ、らめ、イっちゃいましゅううっっっ♪」

リュカが小さく唸るのと同時に、フローラの膣に精液が放たれる。
背を大きく反らして絶頂に達したフローラも、やがてぐったりとした様子でリュカの上にしなだれかかった。

「あぁ、フローラ・・・。やっぱり君は可愛いよ。愛してる・・・」
「私もですわ、ご主人様・・。愛しています・・」

舌を絡めあう、深いキス。
互いの口内をたっぷりと味わった二人は、やがてどちらからともなく唇を離す。

「さて、そろそろ帰ろうか?」
「そのまえに、一回だけ、オシッコをさせてくださいませんか?」
「構わないよ?」
「ありがとうございます♪」

そうとだけいうと地下室から出るフローラと、それを追うリュカ。
首輪を引っ張るための縄はすでに外しているので、今は王妃モードに戻っているはずだとリュカは思っていたが。

「ご、ご主人様、私がオシッコするところを見てくれますの?」
「フローラ・・・!」

まさか、とは思ったが、リュカが目にしたのは。
しゃがみこんで、ちょろちょろと放尿する妻の姿だった。
羞恥に染められた顔が愛おしい。
そのまま、リュカはフローラが放尿を終えるのを待ち。

「本当に君は、素敵だよ。君は僕だけの、犬だからね?」
「はい、ご主人様・・フローラは、永遠にご主人様の犬ですわ♪」
「さぁ、帰ろうかフローラ!」
「はい、ご主人様♪」

全裸のままのフローラを抱きしめると、リュカはルーラの魔法を唱えてグランバニアに帰る。
そうしてまたグランバニアは新たな一日を迎え、リュカとフローラは順風満帆な夫婦を気取ることになり。
夜ごと、サンタローズでの野外調教を繰り返す。


これが、魔王の手から世界を救ったグランバニア王の生活の顛末だった。
2008年12月27日(土) 21:06:53 Modified by test66test




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