ゼシカ凌辱 531@Part10

闇の遺跡でドルマゲスを倒し、トロデーンから奪われた杖を手にした瞬間、ゼシカは身も心も暗黒神ラプソーンに支配された。邪悪な意志に完全に押さえ込まれ、すぐそばにいた仲間たちに救いを求めることも適わなかった。
夜中のうちにサザンビークの宿を抜け出し、北の関所を強行突破してリブルアーチへと向かう途中、ゼシカは何度も抵抗を試みた。街道を進むだけの時には全くの無駄に見えたが、関所を破壊するために杖の力を使う時、彼女自身を押さえ込む力を少し緩めたように感じられた。
そしてハワードの屋敷で仲間が追いついてきた時、ハワードの結界を破ったばかりの暗黒神の力は若干の衰えを見せた。
そのまま戦いになったなら、仲間や大呪術師ハワードの相手をすることに意識を注いでくれたなら、全ての力を振り絞って自らの肉体を取り戻せるかもしれないとゼシカは希望を抱いた。
だが暗黒神は愚かではなかった。
エイトたちとの戦いが避けられぬと知ったからといって、手に入れたばかりの新しい器を易々手放すつもりは無かった。
宿主から抵抗する気力を奪うべく、悪徳の町パルミドを念じキメラの翼を放り投げた。

パルミドに入ってすぐ、ゼシカは自分を見る男たちの目に獣のように宿る光を感じた。
初めてこの町に来た時、馬姫と馬車が盗まれるという事件は起きたが、彼女自身には何の危害も加えられなかった。だがそれは、地元ではそれなりに知られていたヤンガスや、戦闘のプロの兵士や騎士であったエイトやククールが付いていたためだ。
女一人で、それもゼシカのような豊満な体を持つ美少女が一人で歩いて良いような町ではなかったのだ。
たちまちに取り囲まれ路地裏に連れ込まれそうになるが、ラプソーンは杖から怪しい光を発しそれを止める。男たちは急におとなしくなり、ゼシカの歩く後をフラフラと付いてくる。
『心配せずとも良い。お前に苦痛を味合わせることはない。我が真の肉体が蘇る時まで、その体は大切に守ってやろう』
井戸の底へと降りると、むせ返るような汗の匂いを発する男たちが更に集まってくる。
ゼシカとて子供ではない。この後に何が待っているのかは予想がついた。
『いや・・・!』
逃げ出したかった。だが体は全く自由にならない。
『助けて、誰か・・・兄さん!』
亡き兄に救いを求めてしまう。
『お前の兄は死んだ。この杖に刺し貫かれて死んだのだ』
暗黒神の言葉は容赦なくゼシカの心を打ちのめす。
男たちがが、ゆっくりとゼシカの衣服を脱がせていく。暗黒神の気にあてられ操られた男の、丁寧なまでの動きが益々ゼシカの恐怖を煽った。

ゼシカが身に着けていた衣服は全て剥がされても尚、杖だけは手から離れることはない。だが、それを不審に思う者はその場になかった。全ての者が暗黒神の力によって、思考能力を失っていた。
ただ杖の持ち手の肉体に快楽を与えること。その魂を二度とはい上がれぬ絶望の淵に堕とすことをのみ目的としていた。
熱い息を吹きかけながら耳を舐る者。背中からくびれたウエスト、脇腹を何度も撫でさする者。足の指の一本一本をしゃぶる者。そしてゼシカ自身が、その見事に整ったプロポーションの中で最も自慢にしていた乳房を揉みしだき、乳首を舌で転がす者。
体中ありとあらゆる部分を男たちの指と舌がはい回り、ジッとしていられない疼きが沸き上がる。だが、今はまだその両膝の間に侵入してくる者はない。
『やめて。お願い、もうやめて』
羞恥と恐怖。そして味わったことのない未知の感覚に脅えるゼシカ。リーザス村の名家、アルベート家の御令嬢として厳格に育てられた彼女は自慰の経験さえない。それが両手の指でも足らぬ数の男たちの手にかかろうとしていることは、とても耐えられることではなかった。
『何でもするから、これだけは許して!』
憎き暗黒神に懇願しても返事はない。
『ねえ、何とか言ってよ!』
呼びかけることで、ゼシカが体に加えられる刺激から意識をそらそうとするのを見透かし嘲笑うかのように、暗黒神はその宿主の両足を大きく開かせた。
『・・・っ!!』
気が遠くなる程の羞恥が襲い、目の前が暗くなった。
しかしその気丈さゆえに、ゼシカは気を失うことも出来ない。

クチュッ・・・クチュ。
ゼシカの秘部は既に充分な潤いを見せていた。男の無感情な指先が秘裂をなぞるたびに湿った音がたち、背中を何かが駆け上がるような快感が襲う。たっぷりと蜜で潤った指で最も敏感な突起を擦られた時、自由にならぬはずの肉体が大きく跳ね上がった。
痛みに近い刺激に、一瞬頭の中が真っ白になる。知らず知らず息が荒くなっている。
喘ぐ唇に男の口が重なり、舌が搦め捕られた。口が触れるだけの軽いキスすら経験のないゼシカの、これがファーストキスだった。全裸を晒され体をまさぐられることよりも、そのことに深い悲しみが襲い、ゼシカの心は打ちのめされる。
だが感傷に浸る間もなく、新たな責めがゼシカを襲う。
秘部にザラついた舌の感触。性器をなめられているのだと気づき羞恥を感じながらも、先ほどまでに倍する快楽がその身を駆け抜けた。
なめ取られても尚溢れ出す愛液は既に尻の方まで垂れている。固く尖りきった乳首は熱く熱を持って絡められた舌を押し返す。嫌悪しか感じぬはずの口腔内の舌へ我知らずうちに舌を絡め、歓喜の意を示してしまう。
(もうイヤ、ダメ、おかしくなっちゃう)
全く経験のないゼシカは快楽に抗う術を知らない。追い上げられるままに昇りつめていくしかない。熱く火照る体を持て余しながら翻弄されていく。
『声を返してやろう』
暗黒神の声を聞いたかと思うと同時に男に塞がれていた口が自由になる。
「いや、あ、もうダメ、ああっ!」
久しぶりに自分の意志で発した声は、拒絶の言葉ではありながら明らかな嬌声でしかなかった。

「あっ、おねが、もうやめ・・・ふああん!!」
自らのはしたない声が、理性の糸を断ち切っていく。
顔を出し赤く充血した突起が音を立てて吸い上げられた時、ゼシカの頭の中に火花が散った。
「ひあああーっ! あっ・・・ダメッ、ああああっ!」
体を大きくのけぞらせ、あられもない歓喜の声をあげるゼシカ。膣の中が激しい収縮を繰り返し体からは汗が吹き出した。
絶頂に達したことでゼシカの息は荒く、胸を大きく上下させている。だがそこで責めが止むことはない。敏感になった体に男たちの指と舌が這い回り、どこが快感の切れ目かわからなくなっている。
「も、もうゆるして・・・もう死んじゃ、う・・・はあっ、あああっん!」
まともに息をする間もなく責められ、秘所からの愛液はその量を増す。
男の一人がまるで悪戯をする赤ん坊のような無機質な動きでその蜜を掬い取り、ゆっくりとゼシカの菊門へとなすり付けた。
「あはっ・・! −−−−−っ!!」
声にならない叫びをあげ、ゼシカの体はガクリと力を失った。その後はもう、ただ息を荒くして揺さぶられるだけだった。

ふしくれだった指が、体の中で蠢いている。初めは一本、そして二本と次第に数を増やし、今では三本の指がゆっくりと秘肉をほぐすように動き回る。
押さえ付けられているわけではないのに閉じることの出来ぬ足。異物感に脅えているのに時折指をくわえ込むように締め付けてしまう自分の体が憎かった。
『お願い、もう許して。二度と抵抗しないから。この体は好きに使っていいから、これ以上はやめてください』
暗黒神の目的が殺人だということはわかっている。だが男を知らぬ娘にとって、この後に待つ行為への恐怖は耐え難いものだった。抗ったところでこの通り、辱めを受けるだけでしかなかった。抵抗が無駄であるなら、憎き敵であろうと懇願せずにはいられなかった。
だがその訴えに答える声はない。声の代わりにパルミドに男たちの中では比較的小柄でおとなしそうな顔をした男がゼシカの足を抱え上げる。そして怒張した自らの分身を、ゼシカの濡れそぼった蜜壷に押し当てた。
「いやっ! やめて、助けて、お願い!」
哀願も空しく、充分にほぐされた秘部に熱くそそり立ったモノが侵入してくる。入念に準備を整えたとはいえ、初めて男を受け入れる部分を傷つけぬようにゆっくりと時間をかけて。
「やめてやめて! やだぁ! いやああ!!」
痛みはほとんど無かった。ただ自分の中に入り込む未知の存在がもたらす異物感が恐ろしかった。
処女の締め付けと溢れる蜜に搦め捕られ、暗黒神の邪気にあてられ呆けていた男の顔が苦痛とも恍惚ともつかぬ表情を浮かべる。ゼシカの体の最も深い部分に到達しようと腰を深く沈めていく。
周りの男たちはその間もゼシカの体に快楽を与えることを忘れはしない。首筋に舌を這わせ、乳首を舐りあげ、赤く充血して顔を出した若芽を捏ね回し、潤滑液を絞り出そうとする。
「あっ、はあ、ん、くっううん・・・やああっ・・・」
体の奥に穿たれる圧迫感と押し付けられる快楽に、ゼシカの息も絶え絶えになっている。
そしてついに張り詰めた男のモノが最奥の部分にたどり着き、その中に濁流を放出した時、完全に穢された絶望と高まりきった快感に耐え切れずにゼシカは意識を手放した。

ゼシカが目覚めた時、男たちの唾液でベトベトになっていたはずの体は清められ、食事や飲み物の用意が整えられていた。
食欲などあるはずもなかったが、肉体の制御権は自分にはない。賢者を全て殺害するまで暗黒神はゼシカの体を使うつもりであった。食事も睡眠も衛生面にまでも気を配る。パルミドの男に用意させた食事で喉の渇きを潤し、空腹を満たす。
再び繰り広げられる凌辱劇に耐える体力を、ゼシカの身に残しておくために。

ゼシカは諦めきっていた。元より抵抗など出来るはずもない。嬲られるまま嬌声を上げ官能に身を火照らせても、自分の意志とは関係ない。悪い夢を見ているだけと意識をそらすことで自分の心を守ろうとした。
しかし暗黒神はそれすらも許そうとはしなかった。
うつぶせにされ四つん這いの姿勢で後ろから貫かれ、淫らに喘ぐゼシカの前に大きな鏡が運ばれた。
「いやーーーっ!!」
心を閉ざそうと努めていたゼシカにもこれは衝撃が大きすぎた。
大きすぎる乳房を下から掬いあげるように揉みしだかれ、犬のような姿勢で貫かれながら腰を振って悦ぶ自分の姿は、あまりにもはしたなかった。しかし顔を背けることも目を閉じることも許されない。
「ひどい・・・こんなのイヤ、ああっ、ふ、ああん」
とろけそうな顔で喘ぐ自分が恥ずかしく、そしてそのことで興奮して深まる官能に翻弄されていく。
異物感しか無かった膣内に、むず痒いような痺れが広がっていく。肉の若芽を刺激された時の駆け抜けるような快感とは違う、重くて響くような官能が波のように押し寄せる。初めは小さく、次第に大きくうねるように、ゼシカの全てをどこかに連れ去ろうとする。

「ひあっ・・・イヤ、もう・・・ダメ・・・ああああっ!!」
白い喉をのけぞらせ、昇りつめるゼシカ。その絶頂は前戯で感じたものよりも重く長く続き、心も体もドロドロに溶かされていく。
もう何もかもがどうでも良かった。
助けてくれる者はいない。仲間たちは杖に操られ自分の意志で話すことも出来なくなった事に気づいてさえくれなかった。せめて宿を抜け出そうとした時に止めてくれていたら、こんな目に合わずにすんだのに。
いくら哀願しても凌辱が止むことはない。抵抗しようとすればするほど、恥ずかしい思いをさせられるだけだ。
こうなったのは自分のせいではない。無理やり与えられる快楽にすがって何が悪い。
「・・・はあっ・・・ああっ! いい、そこ、もっと・・・うああぁん!」
『堕ちたな』
暗黒神がほくそ笑んだ。
ゼシカは気づいていなかった。暗黒神が完全に支配を解き、自分の体の自由を取り戻していることに。自らの意志で腰を揺すりたて嬌声をあげ、全身で肉の悦びにうち震えていることに。
仲間たちが自分を救うたまにクラン・スピネルを捜し求めている間中、ゼシカはひたすらに快楽に溺れ続けていた。


ハワードの結界により呪いから解放されたゼシカ。元に戻ったことを喜んでくれる仲間たち。ゼシカも全て悪い夢だったと忘れようとした。黙ってさえいれば、彼女が純潔を失ったことなど気づかれるはずもない。
しかし本当の地獄はその後に待っていた。
一度覚えた性の悦びを、その体は決して忘れてはくれなかったのだ。
誰にも打ち明けることの出来ぬ肉の欲を抱え、ゼシカは夜ごとその身の熱を持て余すことになる。
そしてまた、仲間が寝静まる頃を見計らい、服の中に手を伸ばし満たされぬ欲望を一人慰める夜が始まる・・・。

     終
2008年12月27日(土) 20:09:47 Modified by test66test




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