レックス×タバサ 405@Part16

「タバ、サ、そんな、に動か、ないで、よ、あ、あんっ!」
「おに、いちゃぁ、ん、こそ、っ……あっ、ああっ!」
2人が兄妹で交わった罰を受けてからどれほどの時間がたったのだろうか。
あたりに飛び散った精液と愛液が混ざりあったもの、お互いの顔にかかった唾液は乾ききったものがほとんどである。
そして2人の喉も渇ききっていた。
少し動いただけでそれは相手に刺激を与え、自分に何倍にもなって返ってくる、その繰り返しだ。
「おにいちゃ……っんんっ、駄目、子供、できた……らぁっ、もっとぉ、怒られちゃっ、んっ」
「ごめ、ん……ああっ!駄目ぇっ、出ちゃう……よぉっ!」
2人の体を激しい快感が包む。絶頂で敏感になっている2人の体に挿さったおもちゃはさらに追い討ちをかける。
2人は同時に痙攣し始める。そして1分ほどの長い射精。
その間もうわごとのように2人は相手の名前を呼び続ける。
2人が1つになっているところから尋常でない量の白い液体があふれ出る。
「お、兄ちゃん、の……どう、せ、できちゃって、るだろうし、ぜん、ぶ、私の……中に……」
「うん、全部、ボクの……タバ、サに……んっ!」
その覚悟が体力をさらに削り続けるのもかまわずにレックスとタバサは強く抱き合った。
息もうまくできないのに相手の唇を求めあった。


グランバニアに昔から伝わる近親間での相姦に関する掟、それは2人の間にこの上ない快感と消耗をもたらすものであった。

その頃、
「キミを助けだしたらボクはどう言えばいいんだろう……。レックスとタバサの間にさらに子供が出来てましたなんて言えないし……。」
アベルは困った気分と孫ができる喜びの板挟みにあっていた。

2人が解放されたとき、かけられた言葉は信じられないものだった。
「お前たち2人は、兄妹でなく、赤の他人であるものとする。」

もともと人口が足りなかったグランバニアでは近親相姦となった場合に、結婚を認める必要があった。
だが方は法である以上、罰は与えなければならない。
その結果、あのような形で罰を与えることになっていたのだ。

「えへへ、ちょっと嬉しいな。これからはレックスって呼んでも誰も何も言わないから。」
「タバサ……ボクもいつもそう呼んでほしかったんだ。」
2人は無邪気に笑い合ったものだった。

その夜、2人は交わっていた。
「んっ……レックス……」
「タバサ……」
だが、何かが足りない。
次の夜も、その次の夜も。交わっても刺激が足りない。

「だめっ、レックスっ!こんなところで……えっ……」
「ボクは足りない……タバサもそうなんだよね?」
果てはいつ誰が来てもおかしくないところで。
そして人通りの多いところの影で。
交わってもそれでも足りない。

最後に2人は父親に頼んだのだった。

「あっ……ふぁああっ!レックス!レックスぅ!」
「だっ……め……ええっ!タバサぁぁっ!」
2人の後ろには出力最大のバイブが挿さっている。
その上、お互いにルカニ、ルカナンとバイキルトがかかっている。
もはや2人とも何の判断もつかない。お互いの存在以外は見えていない。
今の2人にとってお互いに快感を共有し、むさぼる以外のことはどうでもいいことだった。

そしてその数年後、大魔王ミルドラースを倒したのはタバサの使う天空の剣であった。
本来勇者にしか使えないその剣をタバサが使えたのはタバサのうちに宿る天空の勇者のおかげだったのではないかと考えられた。

そしてそれから10年が経ち、今日もレックスとタバサは、いや、その子供の何組もの双子の勇者たちもお互いの体をむさぼりあうのだった。
2013年05月23日(木) 23:43:26 Modified by moulinglacia




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