危ない秘密

夜更け前の寝室で戯れる王子と王女。
王子と王女が居るにも関わらず、その部屋にはベッドが一式置かれているだけである。
そのベッドには薄いカーテンがひかれてあり夜の秘め事をする二人には打ってつけだ。
グランバニアの王である父とその后に当たる母は、この事情をただの仲良しな二人組みである事でしか知らない。
まだ幼い二人故に、甘く見ているという視線があるのと同時に、二人は割りと怖がりな上に夫婦の夜の営みに嗾けられてきても困るので敢えてそうした。
もしかしたら王と后は知っているのかもしれない。
そんな事とは露知らず、二人はいつもの通り夜寝る前にある事をしていた。
「王女…、今日も綺麗だよ」
王子が優しげに王女にそう言い、彼女の短い髪にそっと触れ頬を撫でた。
王女は恥かしそうに王子を見つめ唇を王子の唇にあてる。
「……ん。……王女、好きだよ」
「王子…私も…だよ……」
消え入りそうな途切れ途切れの声でお互いがそう確認し合う。
舌を絡ませ、銀色の糸を引きながら濃密なキスを交わす。
「王子……好き…」
何度も言い足り気に、必死に王女は自分の想いを王子に伝える。
「わかっているよ」
王子は満面の笑みを王女に魅せ、王女が安心しただろうと察して腕を王女の背中に回した。
だが、その瞬間、王子は豹変した。
「……っ!?…痛いよ、王子」
ビクリと身を震わせ、王女は強張る。
何故かと言えば、王子は王女の背中に腕を回したと同時に強く握り締め、苦しい程力を込めていたからである。
「そん…なに……強…く……れると……痛い…」
王女はケホッと咳をし、痛々しそうに訴える。
「気のせいだよ、王女」
行動とは裏腹に王子は未だ優しい表情をしていた。
それを見て、王女は気のせいだと思う事にして少し我慢をしようと思う。
「……ね、王女」
ポソリ、と、呟く王子。

「何?王子?」
あまりにも小さな声だったので、訝しげに感じる王女。
「……僕さ、見たんだ」
「??」
またも小さな声だったので、何を言っているのかよく聞き取れない。
「……君って、淫乱なんだね」
「!?」
次は何を言っているかハッキリと解った。
すると王子は、今まで優しかった顔から一気に怖い顔へと変わる。
「……王子?どうして?」
王女は何が何だか解らなく、泣き出しそうな顔をする。
突如、勢い良く王子は大声を出す。
「泣きそうな顔をしても無駄だよ!僕は見たんだ!!」
「え!?」
「王女…、君ってやつは、僕とは別にコリンズをも愛し合っただろ!?」
「なんのこと!??」
王女は本当に身に覚えの無い事だった。だが、それでも怖くてうろたえてしまう。
王子が怒った時は、普段が優しいだけに怖いし怒りもなかなか収まってはくれない。
そんな王子だからこそ今の状態が物凄く怖かった。
「…お、王子…、私は知らないわ」
必死で違う!と否定する王女。
しかしその声は王子の耳には届かず、むしろ逆鱗に触れてしまったようだ。
「黙れ!!このあばずれめ!!」
「きゃあっ」
王子は直ぐさま、王女の上着を強引にナイフでびりびりに引き裂き頬を軽く突いた。
引き裂かれた上着から白い肌が露になる。王女の幼い小振りの胸さえもよく見える。

「あぅ…、怖いわ……。王子…」
泣き入りそうな声で王女は言う。
「ハンッ。今更何を言うんだ!?こういうのを覚悟でやっているんだろ??」
そう言うなり、王子は露になった王女の乳房を強く揉みしだく。
加減を知らないその強さは王女を苦しめるだけの愛撫でしかない。
「いっ、痛いっ…。王子、痛い…っ」
本当に痛くて顔を歪ませる王女。
乱暴に扱われているそのさまを見たくなくて、拒むように目を背ける。
「なんだよ?気持ち良くないのかよ?僕の愛撫が気持ち良くないって言いたいのか!?」
王子はいきり立った強く大きな声で王女を脅す。
胸を揺さぶっている力を止めず、ひたすら強く強引に揉んでいく。
「い、イヤッ……、怖いわ…、王子……」
震えて青ざめていく身体を感じつつも王女は諦めずポロポロと涙を流しながら訴えかける。
「なんだよ?どうしてそんな眼で俺を見るんだ!?」
王女のか弱く潤み訴えかけてくる瞳を見つめ、王子は思わずうろたえてしまう。
自分の方が悪い事をしているとさえ錯覚に陥られそうなくらいに動揺する。
真意は定かでは無いが、王女は確かに否定している。しかし王子は現場を見たと言っている。
「王子…、王子が言っている意味がわからないわ……、私…彼とは何もしていないもの…」
弱々しく王女はもがきつつも必死に王子に正気の目を開かせようと説得する。
「……王女……」
しだいに強く握られた腕が弱まり、王子の動きが止まった。
「王子…、解ってくれたのね…?」
動きが止まった事でようやく理解してくれたものだと思い、王女は王子を見つめ一安心をする。
今まで乱暴にされた事は忘れ、パッと明るく笑顔を見せる王女。

その表情に意表を突かれた王子は便乗して優しかった王子の笑顔を取り戻す。
「王子。王子が見たのは違うわ。私はそんな事をしていない」
「……うん、王女はそんな事をしないよね」
彼女の言い分を素直に受け取り、王子は自分に言い聞かすように受け答えた。
王女はそんな事をしない。そう心に留め、反省をするように今度は王女を優しく抱いた。
「ん…、王子……、好きよ…」
王女も嬉しそうにそれに答える。
そっと王子に腕を背中に回し肌蹴た胸が王子に真正面から当たってほんのりと感じていく。
既に固まった小さな胸の膨らみの中央にある突起が布越しから当たる王子の乳首と触れ合う。
「王女ったら…、もうこんなになって…」
軽くお互いを突き甘い電流に身を応じる二人。
「王女、さっきはごめんね。さっきの分以上に優しくするよ」
「王子…良いのよ、気にしないで…」
と、言葉を交わしながらも王子はゆっくりと王女の背中に回した腕を動かし、右手を王女の胸に置き優しく乳房を揉んだ。
にこやかに笑みを浮かべ王女の唇を頂き、舌で口内を掻き乱す。
「ん…ふぁ……おう…じ………んちゅ…」
「……ちゅく……ちゅ……王女……」
舌を絡ませ顔を赤く染め上げる二人。
王子は糸を引きながら次に王女のもう片方の膨らみの突起を舐め始めた。
「ひゃんっ……あっ……、今日のは…なんか…ヘンだよ……っ…」
じんわりと秘所が熱い事を感じ、王女は先程の苦痛とは全く違う優しさに魅入られいつも以上に気持ちが良い事を察してしまう。
乱暴にされていただけに、この優しさは甘く切なく胸をときめかせた。
「んっ……王女…………可愛いよ…」
上目遣いに見上げられ王女は益々興奮した。

右手で乳首を優しく摘まれ軽く引っ張られたり押し込められたり、もう片方は舌で遊ぶように転がされ双方の微妙な強弱に翻弄されていた。
「はぁ…んっ………やぁ……も、だめぇ………がまん…できな…っ」
堪えられず王女は荒ぐ声で王子を呼び寄せる。
王子は反応し、クスリと面白そうに笑いながら王女の切なそうな瞳をジッと見つめる。
「んんぅ……おう…じー………」
別の意味で泣きそうな顔をする王女は可愛さを増し、王子が用いる逸物が硬くなった。
カウパー液が微妙に染みるのを感じたのかその液を人差し指で拭い王女の頬に塗りつける。
「ほら、僕も我慢できないみたいだ。これがその証拠だよ…」
「おう…じ……、わ、私もだよ……」
王女は切なげな声でいそいそと手を動かし、自分の秘所に手をてがうのと同時に垂れてくる蜜を拭い王子の逸物に擦り付けた。
「うっ……、王女……それは反則だよ……」
眉を歪ませ王子は必死に快楽に身を応じてしまいそうな自分を押し留める。
まだ、自分は冷静な視線で王女を楽しみたいからだ。
「……くす。だめよ、王子。だって王子も気持ち良くなって欲しいんだもの」
王女はそんな王子を眺めると少し面白いと感じてしまい、王子の逸物を握り締める。
「うっ…うう…」
シコリきった逸物は準備万端だと言わんばかりの硬さになっており、王女は更に怒涛としたそれにさせる為に自分の愛液を再び拭いながら王子のそれに擦った。
尿を噴出する場所を塗りたくり棒を上下に撫ぜていく。
「うぁ…くっ……」
王子は止まらない衝動を感じる。
今じゃ体勢は逆となり、王女に責められている自分がいる事に気づく。
それも悪くないと思った。
だけど今回は別の方法で愛し合いたかったので、王子は即座に体勢を変えて自分の逸物を王女の口元に置きつつも、位置をずらして逆さまにし、自分は王女の秘所が眺められる場所へと持っていった。
王女の秘所はピンク色で可愛らしい形をしており蜜が溢れる少し上の突起物は赤く充血している事が確認できた。
「王女も大分興奮しているようだね」
悪戯っぽい笑みで王子は王女を言葉から責め始める。

「んん…、そんなこと……言わないで…」
王女は恥かしそうにそこを隠すように内股になろうとするが、王子に太股を強く開かれ果てはピンク色の染まる場所を守るビラまでも開く。
微かに膜壁が見え、溢れ出す汁が後を絶たないでいる。
「王女のココはいっぱい溢れいるね」
と、実況をするように、わざと大きく啜る音を出す。
「じゅる……じゅるるる…っ」
「い、いやぁ……っ……王子、恥かしい…わ…!!」
秘所が少しばかり痙攣を起こし王女は絶頂を迎えそうになる。
「王女…、もう一つのお口がお留守だよ?ほら…」
くいっと自分の物を手を使って王女の唇に持っていかせ、無理やり押し込めようとする。
それを察した王女は我に返り、ゆっくりと唇を開かせ舌を突き出し舐めていく。
「ん…気持ち良いよ、王女。…王女のも、もっと気持ち良くさせるね」
と、王子はそう言い、更に王女の秘所に熱を入れる。
舌先で芽を突きつつ指は秘所の中へと進入していき優しく中を掻き回していく。
「んんむぅぅ……んふ、あむ………」
秘所を弄られ快感を感じながら王女も必死で王子の物を労わる様に舐める。
やがて行動は激しさを増し、口を大きく開け逸物を中に含みながら上下に出し入れし始める。
「…くっ……王女…っ」
と、感じていても動きを止めず王子も必死で王女の膜壁に舌を出し入れする。
「んはぁああっ……ふぁ…、んぅぅぅ…………」
お互いの物に震えを起こし遂に王子すらも絶頂を迎えそうになる。

「お、おうじぃ……、私もう…だめ……ぇ…おねがい……こんどこそ、きてぇ……」
途切れる声で王女が言うまでも無く、王子は再び体勢を元に戻し勢いよく王女の唇を塞ぎ、逸物を思い切り王女の秘所へと貫いていく。
「ふぁぁあぁぁぁっぁっ………んんっっ」
耐え切れず、悲鳴を上げる王女。
背中が仰け反り背筋がピンッと引き締まる。
「王女っ…、俺も……イクッ……」
「あぁぁ…っ、王子……きてっ……もっと」
お互いが気持ち良くなる様にタイミング良く腰を突き合い、遂に果てようとする。
「あっ、あっ、あはぁぁああああっっっ」
「………うくぅっっ」
何度も、何度も、白濁とする液は王女の中へと放たれた。
双方が中で痙攣し合うのを感じ、荒げていた声が止み息を潜むようになる。
「……はぁ、はぁ。王女……愛してるよ」
「……はぁ、はぁ。王子……私も愛してるわ」
王子と王女は抱き合い、余韻に浸りながら眠り耽た。
2008年12月27日(土) 20:59:50 Modified by test66test




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