主人公×デボラ 11@Part14

「こうして遠くまで遊びに出られるし,おまけに3食しもべつき……。結婚も悪くないかもね」
「いや…,決して遊びに来ているわけではないんですけど…」
「…なんか言った?小魚くん?」
「いえ,何でもありません」

結婚生活もそこそこに,母親探しの旅に出たリュカ一行は港町ポートセルミに到着した
すでに日は落ちており,街は夜の顔を見せていた

「ふああ…,慣れないことをしてるからやっぱり疲れるわ
早く宿を取って頂戴。私,グズな男は嫌いよ。さあ,早く」
見た目はコレとはいえ,この間までルドマン邸のお嬢様をやっていたデボラにとって馬車での旅は
容易ではない
さらにモンスターとの戦闘までしているのだから,なおのこと疲れているのだろう
早速チェックインを済ませ部屋に移動する。もちろん大量の荷物を持つのはリュカだ
ちなみに荷物の7〜8割はデボラの着替えである

「前にパパと来た時にはスイートだったのに…。まあいいわ。悪いけど先に休んでるから,
リュカは勇者の情報を探しに行ってらっしゃいよ」
「うん。ちょうど夜だし,下の酒場に行ってくるよ」
「酒場ですって…?」
「え,いや,夜ですし。人がいっぱい来るし」
「ふーん…。へーえ…。まあ良いけど」


「あんまり遅くなったら部屋の鍵閉めるわよ?廊下の床で寝なさい。
 ま,しもべにはちょうど良いわね」

「勇者?そんなのは伝説でしょう?」

酒場のバーデンは勇者についてあまり感心が無いようで,酒場に集まる客もほぼ同じだった
なんとか勇者の墓が南方の砂漠にあり,という情報を得たリュカは周りの客同様に酒を注文する
「まあ次の目的地が決まっただけ良かったかな…。マスター,“メタルスライムの涙”をロックで」


「もう一杯。…もう一杯。……ダブルでもう一杯。………マスター,トリプルでもう一杯」
「お客さん,そんなに飲んだら身体に毒ですよ?なんかあったんですかい?」
「いやぁ…,なんかあったっていうか…。なんであんなにキツイんだろう…。それともう一杯」
「はいはい…。キツイって,なにがですか?見たところ旅人みたいですけど」
「これじゃ奴隷生活と変わらないじゃないか…。鞭で叩かれないだけマシだけどさ」
「ド…,奴隷?」

リュカは マスターに デボラのことを 愚痴った!

「はぁ…,それは本当にキツイ奥さんですね。なんでそんな女と結婚しちゃったんですか?
幼馴染とかいたんでしょう?」
「…なんでだろう。寂しそうだったからかな。それと,人の女房をそんな女呼ばわりしないでよ」
「まぁまぁお客さん。今夜はクラリスの踊りでも見て嫌なことなんて忘れちゃってくださいよ」

振り返るとショーが始まっており,刺激的な衣装を着た踊り子たちがステージの上で客たちを魅了している
たしかに踊り子たちのダンスは芸術的だったが,客たちとって踊り子たちの脚や胸のほうが重要なようだった

酔ったリュカはフラフラとステージに近づき,ステージ下の席に座る
なるほど,クラリスとやらは他の踊り子と違う。全身からあふれ出すエロティックな動きにリュカも
夢中になっていく
若いリュカにとっても踊り子たちは刺激的で,しばらくクラリスの腰,胸,脚に釘点けになる

デボラとの性生活はあまり満足のいくものではない
もちろんリュカの経験不足も原因だが,あの派手なデボラが処女だったから驚きであった
「だって…,パパの目は厳しいし。それに私の満足のいく骨のある男なんていなかったし」
童貞と処女の性生活など上手くいくわけが無かった

さらに,リュカはベッドの上でデボラをどう扱って良いか分からず,遠慮がちにに責めてもデボラが
「ちょっと!あんまり調子に乗るんじゃないわよ!」
と怒るのでどうしたら良いか分からなくなる。かといって,デボラがリードするわけでもない
いつも中途半端に責め,盛り上がることなく終わってしまっている
このままの状態が続けばセックスレスになるかもしれない

悶々としていたのだろう。ステージの上のクラリスをリュカは視姦する
たわわな胸,白い脚,くびれた腰,たっぷりとした唇,それらが音楽にのせて情熱的に動く
リュカは思わず下半身が熱くなるのを感じていた
あんなに動いて下着や乳首が衣装から見えないものなんだろうか?いや是非見えて欲しい
…と釘点けになっていたそのとき


「ふーん。あの子確かに綺麗ね。でも私のほうが断然美しいけど」
デボラがいた。太陽のような笑顔だった。ただ,目だけが笑っていなかった

「…で?次の目的地が分かったってのに踊り子たちに夢中になっていた…と?」
リュカは床で正座をしながらデボラの質問,いや尋問を受けていた

「主人たるこの私を放っておいて?」
「いや,あの」
「間抜け面のしもべのくせに?」
「すみません」
「せっかく私がやっぱり眠いなか起きて手伝ってあげようとしていたのに?」
「それはどうもありがとうございます」
「どういたしまして!…お酒もたんまり飲んでいたみたいね。美味しかった?小魚くん?」
「はい。美味しかったです」
デボラはベッドに座り,組んだ脚をプラプラさせながら太ももに肘を付いて笑っている
が,相変わらず目だけが笑っていない

「言わなかったっけ?わたし,酔っ払いは嫌いよって?」
「はい,確かに聞いた気がします」
「気が…,します…?」
「いえっ!確かに聞きました!」
「ふーん,それに,あんたには主人たる私だけ見てれば良いって言わなかったっけ?」
「それも確かに聞きました」
「じゃあなんで酔っ払ってジロジロと踊り子をみてたの?」
「いや…,つい考え事をしていて?それに,ジロジロなんて見てないよ」
「あらぁ?しばらくあんたの後に立っていたのよね。考え事をしていたわりにはあなた楽しそうだったけど?」

バレている。全部バレている
デボラは引きつった笑顔で「どんなお仕置きをしてやろうかしら?」という恐ろしい台詞を吐いている
だが,お酒が抜けきらないリュカはデボラが恐ろしい反面,シルクのワンピース姿のデボラに見とれていた

組んだ脚からのぞける白い太ももの裏側。細すぎず,美しい曲線を描いている
前かがみになっているので谷間がのぞいている。やわらかそうだ
こっちは床に正座しているので下着が見えそうで見えない。あ,ちょっと見えた
美しい黒髪は降ろされており,風呂上りのためか良い香りがする。彼女愛用の薔薇の香りだ

リュカの中で何かのスイッチが入った
酒の勢いに任せ,リュカはデボラの前に仁王立ちになる

「ちょっと!!なに立ってるのよ!!!まだ私のありがたい話は終わって…んっ」
ギャーギャー言う唇を塞ぐ

「んんっ…。ん〜…!!」

デボラは離れようと両手でリュカの胸を押しだそうとするが,強引に抱き寄せるリュカの腕力には勝てない
はじめ口は閉ざされていたが,強引に口の中に舌を入れると少しずつ抵抗が弱くなっていった
舌と舌を絡め,吸い,甘噛みする。歯を舐め,上下の唇を舐め,噛む
酒臭い唾液をたっぷり口の中に送り,グチャグチャにする

10分ほどキスをしただろうか。唇を自由にすると,とろんとした目つきで
「ちょっと…,ごまかさなぁっ!!」
抱き抱え,ベッドになだれ込む
リュカが上になり,ディープキスをして唇を塞ぐ
「べろ…,くちゅ…,はむはむ,んん…,んふぅ……だからっ,はんっ!」
デボラは身体をくねらせ,なんとかこの状況から逃げようとするが,体重を乗せているので逃げられない
右腕で腰を抱き寄せデボラを固定し,左指で服の上から胸をくすぐる
「んぅ…ちょっとぉ…,ん,んん…,ど,どこさわってるのよ。はあ…,本当に怒るわよ…。あっ!」
しばらく乳首の周りを指でなぞり,不意打ちに乳首をはじき,なぞる
その度にピクッと反応し,抗議の目をこちらに向ける。ゾクゾクしていた

腕力に任せ,腰を浮かさせてワンピースを一気に脱がせショーツ一枚にする
「やだ……,恥ずかしい。お布団かぶせなさいよ…」
いつもならここで言うとおりにするのだが,無言のまま胸を揉み,舐める
リュカは少しずつデボラの腰が動いているのを感じていた
「え!ちょっと!!お願いだから…,やっ!!乳首噛むのダメぇ…。あんっ!だから噛まな…あっ…いでぇっ!!」

くちゅくちゅ…,コリコリコリ…
「やっ!!あぁっ!ん〜〜。あああっあっ!!やめなさいって言って…ああん!!」
ショーツに指を進入させ,愛液で溢れた下半身を指で優しく刺激する
口では抵抗をしているが,刺激には勝てないようだ。怒りと快感を混ぜた表情がゾクゾクする
彼女は気づいていないかもしれないが,デボラの両脚は既にぱっくりと開かれており,リュカの指を受け入れているようだ
乳首はコチコチに硬くなって,腰は指の動きに合わせていやらしく揺れている

指で乳首とクリトリスを同時に刺激すると,今までとは違う反応をみせるようになった
「それはだめっ!!んんっ!本当にダメッ!だめだめ…,やあぁぁ…」
「本当にダメなの?じゃあクリトリスは絶対に触らないよ?デボラはそれでいいの?」
指の動きを止め,「やめないで欲しい」と言わんばかりのデボラの目を見る
「………いじわる」
「“クリトリスをいじってください”は?」
「………………………………イジワル」
「え?聞えないけど?もうやめて寝ちゃう?明日も早いしさ」
「…………………じって」
「はい??」
「…覚えていなさいよ?……………………イ,いじっ,…いじってください。…もうっ!!」


顔から火が出そうなデボラに今度は優しくキスをして,クリトリスを強く愛撫する
「なんか変…。いやあ……あっ!あっんっ…。んっんっんっん…」
「イキそう?イクなら言いな」
「わからな…いけど…,あ…あっ!…だめ。やっぱり恐い…からやめてぇ」
「絶対にやめない」
「ひっ…ひあ…あ…ああ…!」
始めてイクのが恐いのか,こちらのしがみ付き,快感の波に身を寄せている 
リュカはデボラの意外な一面を確認しながら指の腹でクリトリスをこれまでより素早く強く擦る
デボラにも聞えるように大げさにクチュクチュといういやらしい音をたてる
「いやっ!恥ずかしいっ!あぁんっ!イク!!ダメっ!!あんっ!あっあっあっあっあっあっあっあっ!!〜〜〜〜!!」

はじめて絶頂に達し放心状態のデボラを優しく抱きながら,リュカは服を脱ぎ始めた

「ぺろ…じゅるじゅる…,ぺろぺろ…」
口と舌でデボラの愛液に溢れた秘所を舐めていく。
シックスナインの姿勢で,デボラもリュカのペニスを舐めている。
デボラのそれはフェラチオというには舌使いが拙く,時々歯が痛いが,口内が暖かくてとても気持ちいい

「ねえリュカ。これって気持ちいいの?痛くない?」
「気持ちいいよ。お返しにコレしてあげる」
「お返しって…!あんっ!…そこはぁ,違う…でしょう?んっ!!はぁ…離してぇ!」
アナルを舌で刺激する。
今までに無い刺激から逃れようとするが,両太ももをガッチリとつかんで固定しているので逃がさないようにしている
「ペロペロ…。デボラ?気持ちいいでしょ…?」
「そこは…本当にぃだめぇ。あんっ…。」
「気持ちいいでしょ?じゃあ,ココと一緒に弄るとどうかな?」
「クリトリスと一緒にいじっちゃダメェ…。やっやんっ…。気持ちいい…。んぐっ…!んっんっんっ…ん〜!!」
フェラがおざなりになっているので,口の中に無理やりペニスを入れピストン運動をする
もちろんクリトリスとアナルへの刺激は休まない
「んっんっんんっ…!き…,きもち…!ぅぐっんんっ…。やんっ…!!」
「…はっ。デボラ,イキたくなったらイキな」
「ぅぐんっ!イクッ!!んんんんんん〜…!」

デボラの口をペニスで犯しているような興奮と刺激が混ざり合い,リュカも果ててしまう
「あっ…。どぴゅっどぴゅっ…。…もう,ちょっと顔にかかったじゃない」
デボラは口内の精液の処理にしばらく悩んでいたようだったが,一思いに飲み干していた
「ちなみに味はどんな感じ?」
「苦いような…。ゼリーのような。あんた………なんてこと言わせるのよ…」

「…じゃあ,入れるよ?」
「ええ…,でも,ちょっとまって頂戴」
「いいけど,どうしたの?」
「あのね,何度も言ってるから分かってると思うけど」
「うん?」
「これからも私だけを見なさいね?今日みたいなことは…もうダメよ?…本当よ?」

リュカは答えの代わりに軽くキスをし,デボラの中に侵入する
膣の中は少し狭いが暖かく,リュカのそれを包み込んでくれる

「やんっ…。ああ〜っ…,ああっああっ,んあっ,気持ちいい…リュカ」
腰を振る度にデボラが女の快楽に任せ,甘えた声で鳴く。

リュカは緩急をつけて腰を振りつつ,デボラの胸を舐める
自分はいま完全にデボラを思い通りにしているというという事実が更に興奮をかき立てる

デボラは刺激に対して受身になっており,両腕でリュカの背中にしがみつく
両脚は完全に開かれ,リュカの責めを拒もうとはしない
「リュカ…。あっあっ…,リュカぁ…,あんっ!あの…,あんっ…,ごめん……ね?」
「はあっはあっ…なにが?」
「いつもごめ…ね?大好きよ…?…んっ、ふっんん、んんっ、はぁん!」

デボラの意外な言葉に驚きつつ,リュカは限界がそろそろだと気が付く

「っ!デボラっ!!そろそろ…イクよっ!?」
「あぁんっ!!リュカぁっ!リュカぁ〜。わ,わたしもっ!!!あああああああっ〜!!」

膣の中を精子で満たし,デボラの横に倒れこむ
デボラはリュカの精子を受け入れたあと,リュカに腕枕をしてもらう
「はあはあ…。うふふ…,子ども出来ちゃうかもね。」
「う〜ん,どうだろうね。出来たとしたらどっちかな?」
「どっちかしらね,本当に。それとリュカ」
「ん?痛かった?」
「ううん,気持ちよかった。じゃなくて,今日はずっとこうしてくっついていようね」



「…いつまで寝てるのよっ!!今日から船で南にいくんでしょう!?グズな男は嫌いよって言ったでしょうっ!?」
目が覚めたとき,いつものデボラがいた
いつも通り笑顔で謝りつつ,朝の支度をする
口では嫌がりつつも決して逃げようとしない妻を少し強引に抱きしめ,キスをした


(おーわーりー)
2008年12月27日(土) 21:13:04 Modified by test66test




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