淑女の終焉

「んうぅ、んぷぅっ!!?」

フローラの口に、おぞましいほどの密度で触手が入り込んでいる。
ろくに呼吸も出来ないこの状態では、魔法も唱えられない。
壁に貼り付けられた状態では動くことも出来ないし、何より体が麻痺して動かない。
彼女が気に入っていたドレス風の私服は無残に破り去られ、美しい胸も触手に蹂躙され、ただ彼女は虚空をぼうっと見つめるしか出来ない。

大切な人の子供を産んだ直後に攫われて、石像にされて、そして、今ここにいる自分。

「余計なことを考えていますね。お仕置きです」

目の前の魔物が、にたり、と嫌な笑みを浮かべる。
刹那、彼女の秘部を愛撫していた触手が彼女の膣に殺到すると、いっせいに電気ショックを与える。

「んんんんんんんんん!!!!?」
「ふふ、そうですか。しびれくらげの触手がそんなに気持ちいいのですか」

魔物は、一気に機嫌を良くしたようだった。
そんなこと、今のフローラには気にも出来ないが。

「んふ、んふふふ、んんぅぅっ!!」
「そうですか、しびれくらげに産卵されているのですね」

彼女の子宮に、電気ショックの直後から熱い液体が流れてくるのは、つまり産卵。
その事実にフローラは顔を絶望に染めた。
それを見た魔物は、大きな高笑いを見せた。

「ほーっほっほっほっほっ!!天空の勇者の血を継ぐ女が、魔物の子を宿し、産む!これほど皮肉な運命もありましょうか!!さぁ、無様に孕み、無様に魔物を産みなさい!」

なるほど、触手がいっぱいいっぱいに、それこそ裂けかねない密度で彼女を犯しているのは、産んだ卵が溢れないようにということ。
フローラの腹部が、まるで水風船のように膨れ上がる。
美しい胸の先端からは、子供に飲ませるための母乳が噴水のように飛び散る。

「私はまた明日様子を見に来ます。しびれくらげの子は一日、いえ半日もあれば産まれますからね。素敵な母体に彼らも満足そうじゃないですか」

にやけた笑みを隠さずに、魔物はフローラを監禁している部屋から出て行く。
パタン、と魔物が出て行った扉が閉まるが早いか、触手たちはいっせいにフローラの全身を汚辱の道具とした。

魔物が立ち去る直前から、フローラの思考は別の所にあった。

(ごめんなさい、あなた・・)

しびれくらげに孕まされ縛り付けられあらゆる箇所を嬲られ、快楽の味を知っているフローラは、既に陥落しつつあった。

(私は、モンスターに犯されて、気持ちよくなってしまっています・・・)

彼女の脳裏に、最愛の良人の影が浮かぶ。
しかしはっきりとは思い出せない。

(私たちの子供を、大切に育ててください・・。私は、もう、ダメ・・・・・・)

ぷしゃああああああ!!

フローラの意思が完全に堕ちた瞬間、彼女は失禁してしまう。
それを機に、彼女は僅かにしていた抵抗を止め、全身を駆け巡る快楽を受け入れていた。
彼女の尿を舐めるモンスターに愛おしさを感じる。
口内を蹂躙する触手をひとつずつ舐めて、愛撫してやる。
体を摺り寄せる触手たちに、慈愛の眼差しを向ける。
完全にフローラが陥落したのを知覚したしびれくらげたちは、彼女を解放した。

床に優しく下ろされたフローラは、まず魔法を唱えて全滅させることを考える。
魔法に関しても非凡な才能を持つ彼女は、イオナズンなどの高等魔法も使用出来る。
しかし即座にその考えを振り払う。

(私は、この子達の、母体・・・・)

そう考えるだけで股間が愛液で満ちる。
ふにゅふにゅしているしびれくらげを撫でてやると、彼らは喜んでフローラを犯しにかかった。

「みんなで私を気持ち良くしてくださいね・・・・・?」

その一言を皮切りに、フローラは汚辱と快楽の坩堝へと堕ちていった。

「おやおや」

しびれくらげたちとの乱交、そしてしびれくらげを産んだフローラを見に来た魔物は、満足そうに微笑んだ。

「しびれくらげたちとの一日はどうでしたか?」
「んぷ・・・すごく、気持ちよかったですぅ・・・・きゃぅっ!」

フローラが淫美な笑みを浮かべた途端、彼女の膣から最後の子が産まれ出る。
白濁に塗れ、尿や汚物を出すことに痴情も感じないほどにフローラは『壊れて』いた。

「んふふ、みぃんな私の子供なんですね・・・・可愛い・・・♪」
「良い具合に堕ちましたか。それでは、貴女には最後に」

魔物が、羽織っているマントからペニスを曝け出す。
ギンギンに勃起しているそれは、武器である棍棒並みの太さ、大きさがあった。
それを見たフローラは、自分の子宮が疼くのを感じてとった。

「素敵なオチ○ポ・・・。私が、御奉仕しますわ・・・」
「ほほほ、私が満足するような奉仕であれば、特別に私の子を孕ませてやりましょう」
「ゲマ様、俺もコイツを犯していいんですかい!?」
「ほほ、ゴンズさんも来ましたか。膣ではなくアナルならいいですよ、自由に犯して差し上げなさい」
「ありがとうございやす!」

フローラはゲマと呼ばれた魔物の肉棒に頬ずりすると、一度に咥え込む。
リスやハムスターの様に頬が膨らみきる程にいびつな肉棒を、しかし舌で舐め、先端を吸い、先走りを飲んでいく。
ゴンズと呼ばれた魔物の肉棒が彼女のアナルを貫いた瞬間、フローラは絶頂に達する。
しびれくらげたちの陵辱による拡張が、彼女のアナルまでもを性感帯と変えていた。

「んふぅんふふぅ・・」
「ほほ、そろそろ出しますよ」
「ゲマ様、この女のケツマンコすげぇいいですぜ!締め付ける力が絶妙だぜ・・・!」
「一滴たりとも溢すことは許しませんよ?」
「俺も出すぜ!」

ゲマがフローラの頭を軽く抑えた瞬間、彼女の口と直腸に熱い精液が迸った。
こくりこくりと喉を鳴らしてゲマの精液を嚥下しながら、フローラの顔には悦楽が浮かぶ。
アナルで絶頂を迎えたゴンズは満足そうに肉棒を抜き出した。

「いいケツマンコだったぜ、人間!これからは毎日お前で性処理してやっからな」
「ゴンズさんはリタイアですか?」
「イブールの爺に呼び出されてるんですわ」
「それは仕方ないですね。仮にも我々の雇い主ですから」
「まったくですぜ」

魔物たちの会話を聞かず、フローラは一心不乱にゲマの精液を飲み続ける。
一分ほども出続けたそれを、一滴も零さずに飲み干した彼女は、しかしゲマのペニスに残った出しカスまでもを舐め取り、ゲマに顔を向けた。

「はぁぁぁ♪精液臭くて美味しかったですわ♪」
「中々の奉仕です。褒美に魔族の血を与えて差し上げましょうか」
「うれしいですわ・・」

ゲマが自身の手首を爪で弾くと、そこから青い血が流れ出る。

「私の血を飲みなさい。そうすれば不老不死、永劫その姿で私に仕える奴隷になれるでしょう」

ゲマが言うが早いが、フローラはその傷口に口を当てると、傷口を舐めつつ血を飲んでいった。

「・・・ベホイミ」

フローラが呪文を唱えると、ゲマの傷口がみるみる塞がっていく。
満足に微笑むゲマは、フローラを掴むと、その乳房を思い切りに握った。
その圧倒的な力に激痛が走るが、しかしフローラの乳房の先端からは、母乳がゲマに降り注いだ。

「ほほほ、これが伝説の勇者の血が混じった母乳ですか!すばらしい、一滴飲むごとに力が漲りますよ!!」
「あぁ、オチ○ポまた大きくなってますわ♪」

ゲマに母乳を搾り出されながらも、彼の肉棒を手で扱く。
その手つきはまるで娼婦のそれのごとく、ゲマもたまらずに二度目の射精を行った。

「いいですよ、貴女は素晴らしい!ここまで淫欲に純粋だと思いませんでした!あぁ、素晴らしい奴隷です!ご褒美です、私の子を孕みなさい!」
「あはぁぁぁぁ♪オチ○ポ入ってくる、入ってきたぁ、あぁぁぁぁぁっ♪」
「何度でも絶頂しなさい、貴女の体力は既に魔族のそれと同等なのです!いくらでも犯しぬいて、孕ませてあげましょう!このゲマの子を、その体に!」
「はぁぁぁ、ゲマ様、私はゲマ様の奴隷です、ゲマ様だけのメス奴隷ですぅぅ♪」

凶悪な姿の肉棒を、しかしフローラの膣は易々と飲み込み、締め付け、精液を早く出せとばかりに刺激し続けた。

「ああぁ♪ゲマ様のおチ○ポが、私を犯していますわぁ♪」
「ええ、そうです!貴女は私の奴隷です!永劫数多くの魔物を産むための、メスブタなのです!」
「出てる、ゲマ様のあっつい子供汁が出てますわ、いい、イっちゃいますぅ♪」

魔族の精液は、量、そして孕みやすさ共に人間の男のそれの非ではない。
ただ閉ざされた部屋の中で、フローラは雌奴隷として魔族の血を受け、そして生きていく・・・・・。


それから、数年の後のこと。
ゲマがフローラの母乳と血を取り入れることで大きく力をつけ、勢力を伸ばし、魔族の王であるミルドラースでさえもを凌駕し、やがて神にも等しい力を手に入れたときの話である。

地上のすべてが滅んだその世界で、フローラはゲマの魔物製造のための母体として、そしてゲマに力を与える道具として、唯一生きている人間だった。

ウィンウィンとうなり声を上げて搾乳機がフローラの母乳を搾り出す。
一回搾られるごとに絶頂を迎える姿は、既に聖女たる過去の姿を失い。
弛緩しきったアナルにはいくつかの浣腸を施され、汚物を撒き散らしながら絶頂し続ける。
スライム族や一角うさぎ族はもとより、ピッキーやホークブリザードを代表とする鳥型モンスター、時にはグレイトドラゴンやゴールデンゴーレムの様な大型モンスターの子を産んでいる彼女は、しかし永遠にゲマへの忠誠を忘れず生きる。

魔族として、女として、奴隷として。
そこに、かつての凛とした美しい女の姿はない。
2008年12月27日(土) 21:05:59 Modified by test66test




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