DQ5アナザーサイドエンディング 賢王の夜

ちゃぽん、と音を立てて、リュカは温泉に入る。
王族専用と銘打たれているだけあって、内装もさることながら、設備自体も素晴らしいものであるこの温泉。
今日も一日辣腕を振るい、冒険ばかりで慣れる事がなかった内政にも対応しつつある体の疲れを癒してくれる。

「んーーーっ・・」
「ふふ、お疲れですか?あなた・・」
「フローラ。君も一緒に入るかい?」

からからと音を立てて、入り口が開かれる。
と同時に、淡い空色の長い髪をなびかせ、リュカの妻であるフローラが入ってきた。

「はい、ご一緒しますわ」
「それは良かった。今日と昨日と、君と話すことも出来ないぐらいに忙しかったからね」
「知っていますわ。・・・とても寂しかったんですのよ?」
「そうだね、僕もそうだよ」

風呂桶に湯を汲み、一度、二度とかけ湯をしてフローラが温泉に入る。
しずしずと、しかしそれとなくリュカに擦り寄る彼女に、リュカはひどく愛しさを感じた。

「あぁ、やっぱり君は綺麗だよフローラ。大きな胸も、綺麗な髪も、その笑顔も、いじらしいぐらいの慎ましさも、全部が愛おしい・・」
「あなただって、とても格好いいですわ。精悍な顔も、微笑む顔も、王としての顔も、親としての顔も・・・」

フローラの言葉が、一瞬だけ止まる。
しかし、直ぐに微笑むと。

「私を抱くときの、あの私だけに向ける微笑みも、すべてが素敵ですわ」
「そうか、僕も君が乱れるときの、あの淫蕩な顔が大好きなんだ」
「もう・・・・意地悪ですのね」

そっと、触れ合うだけのキス。
フローラからキスをすること自体は珍しくも無いが、二日の間話も出来ずにいた二人には、媚薬も同然の行為だった。

「もう、君は本当に可愛いな」
「あんっ♪」

不意に、リュカがフローラを背中から抱きしめる。
やわやわと豊乳を揉まれながら、しかしフローラは嫌な顔をしない。

「ほら、乳首がこんなに固くなってるよ」
「やぁっ!」
「こりこりしてる・・」

二つの乳首を同時に弄られながら、フローラの顔は熱を帯びていく。
彼女の秘部には、既に勃起しつつあるリュカの肉棒が擦れて。
焦らされる様な愛撫に、フローラは断続的な喘ぎ声を漏らす。

「も、もっと・・」
「もっとどうしたの?」
「もっと激しく、エッチなことしてくださいまし・・」
「・・・よく言えました」

羞恥に染められたフローラの表情に、リュカはときめいた。
右の乳房を嬲る手を彼女の秘部にやると、躊躇わずに指を突き入れる。

「ふぁああ!」
「もうジュクジュクだよ?」
「だ、だってぇ・・ひぁっ!」

突き入れる指を一本から二本、三本と増やしても、簡単に飲み込む。
指を曲げたり、乳首を強く摘むたび、フローラは淫らに鳴いた。

「すごくいやらしいよ、フローラ・・!」
「あ、あなたが教えてくださったのぉっ!あ、はぁ、イクぅ♪」

感極まった声を上げ、フローラの背筋が反り返る。
嬲り続けられていた左の乳首から、母乳が飛沫の如く飛び散り、温泉を薄く染めた。

「じゃあ、入れるよ」
「はい、私を愛してくださいまし・・・」

フローラの声が、期待に震えている。
それに気を良くしたリュカは、温泉から出ることもせずにフローラの膣に肉棒を挿入する。
温泉に浸かっているだけあって抵抗も強いが、しかしそれさえ二人を高ぶらせるには充分すぎる要因だった。

「あぁぁぁ、私の膣中、お湯が入って、あなたのといっしょで、熱いぃぃ♪」
「君の膣中も、締め付けてくる・・・!」

貞淑だったフローラの顔が、性欲に乱れ、涎さえ流しながら、染まっている。
湯に浸かってしまった髪を振り乱す様が、リュカの愛と欲望をくすぐる。

「は、あ、私の中、いっぱいです・・・♪」
「く、そろそろ出すよ・・!」
「膣中に、膣中に出してくださいっ」
「あぁ、出すぞぉ!」

リュカがフローラを思い切りに抱きしめる。
刹那、彼の肉棒がドクドクと脈動した。

「はぁぁぁぁ♪熱いの、あなたの熱いのが出てる、あなたの熱いので、私もイッちゃいますぅぅ!!」
「まだ、まだ出るー!」
「いっぱいぃ♪私の膣が、あなたのでいっぱいになっちゃいますぅっ!」

フローラは母乳を噴出しながら、悲鳴のように叫んだ。
挿入して、わずかに5分。
しかしそれでも二人は幸せに感じることが出来た。

温泉での情事の後、リュカとフローラはベッドの中にてピロートークに興じていた。
ささやかなことで幸せを感じられること、ただ隣に愛する人がいること。
リュカはそれだけで、今ここにあることの意味を感じていた。

「ねぇ、フローラ」
「はい、あなた」
「君には、たくさん迷惑をかけたし、たくさん困らせることもあった。これからも、きっとそれは変わらないよ」
「それでも、やさしくて、一生懸命なあなたが大好きなんです」
「ありがとう。君が僕の妻で、レックスやタバサの母親で、本当に嬉しいよ」
「私も、あなたが私の夫で、レックスちゃんやタバサちゃんのお父様で、嬉しいですわ」

そっと触れ合うだけのキスを繰り返す。
愛おしさを、恋しさを、想いを、その全てを込めたキスを。
ゆっくりと眠り行くふたりを、ただ夜の闇だけが祝福していた。
2008年12月27日(土) 21:05:00 Modified by test66test




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