地上太陽

地理神跡北辺帝国

北辺帝国の領内には「地上太陽」が存在する。このため、北辺帝国の気候は年間を通じて概ね温暖である。豊かな生態系に富むが、豊か過ぎて少々手に負えないところもある。

周囲を高い山々（活火山が多い）に囲まれた、円形の平原に存在する巨大な球体が地上太陽と呼ばれている。平原にその三分の一程度が埋まるような形で、非常にゆっくりとしたスピードで自転しており、内側が灼熱のためかかすかに赤みを帯びている。

動力源もないのにどうやって自転しているのか、全く持って不明だが、不可解なのはそれだけではない。地上月と呼ばれる岩塊が、地上太陽の周りを回っているのである。もちろん、どうやって回っているのかは不明。

開発

北辺帝国は地上太陽の開発によって豊かな土地を手に入れ、其の国力を急激に増大させた。
北辺帝国の地上太陽利用の最たるものは太陽光発電だが、その技術が結実するまでに創立より三千年近い年月がかかった。

自然

地上太陽の付近には活火山が多い事で知られる。故に、北辺帝国には温泉が多い。

地上太陽の周辺の温泉

地上太陽の周辺の温泉には、硫黄泉や放射能泉が多い。
中には人間が生存不可能な強酸や放射線量を持つものも在り、「死の池」、「地獄池」として恐れられていた。

ビークレットと地上太陽

ビークレットの白炎は地上太陽の中心核から直接召喚したものであり、凍える者を温める癒しの力と全てを焼き尽くす破壊の力の両方を象徴する。
又、北辺帝国内では地上太陽がひどく身近で生活に直結している為に「キュトスの魔女につれていかれるよ！」という言葉はよく「ビークレットに焼かれてしまうよ！」と言い換えられる。