多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。


キュトスの姉妹結界の六十二妹

プリズムの魔女

【コキュートス】は、プリズムの魔女であった。
彼女は、71が定数である【キュトスの姉妹】に影響を与え、同じ番号の姉妹が複数同時に存在するようにしたことがある。

それは、禁じられし言語で『小キュトス』を意味する名を持つ彼女ならではの技であった。
だが、それはまた別の話。
いつかまた、別の機会に話すとしよう。

累卵の記述項

累卵の記述項
A-18コキュートスCocytus

粛清者 悲嘆の河渡 


姉妹達が発生したてであった黎明期、早くから姉妹全体の徹底した組織化を提唱し、自らが「逸脱」した姉妹を処罰することを明言した。
彼女はその言の通り、道を外れ、姉妹や上位紀神に挑もうとする愚かな姉妹達を粛清した。
「逸脱」と「裏切り」を何よりも憎んだという彼女は、その特異な能力によって恐るべき処罰を行ったのだ。
キュトスの71姉妹とは文字通り71人が存在する。
それぞれが他の姉妹達とは全く異なる性質、特徴を持つ唯一無二の存在である。
だからこそそれぞれに固有のナンバーが割り振られており、番号はいわば彼女らの自己を認識する際の寄代であった。
しかし彼女はその番号に新たな姉妹を割り振り、この番号はこの姉妹である、という情報を歪めて見せたのである。
これにより姉妹達は一つの番号に複数の姉妹、71人という総数を超過する人数となってしまった。
この状態を調整するため、歴代のバランサー?たちは彼女らを歴史から放逐し、新たに加わった姉妹達を現在の姉妹であると確定させた。

姉妹の追加という異形の能力を持つ彼女は次々と姉妹達を放逐し、消滅させていった。
これが形を変えコキュートス消滅後も残留し、後に言う代替わり?の原型となった。


九姉体制が確立していなかった当時のこと、コキュートスはその強大な力を頼みに全ての姉妹を統括しようとした。
そこに待ったがかかった。
長姉ヘリステラは、最果ての山テレクレステ山に彼女を呼び寄せ、創世竜?第六位たるロワスカーグの立会いの下とある盟約を交わした。
その直後、全てのコキュートスの所業が「無かった事」になり、姉妹達は再び各番号に一人ずつとなった。
そこで何があったのか、詳細は姉妹の誰にも不明だが、それを最後にコキュートスは活動期にあったテレクレステ山の火口に飛び込み、溶岩の中で滅びを迎えた。
その出来事は当時まとまりのなかった姉妹達をしてヘリステラへの畏敬を集めさせるに充分だった。
その後、ヘリステラは長姉として姉妹達をまとめ上げていく事になる。
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表記ゆれ

クリオキュトス

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