ゆらぎの神話百科事典

問い示す者。　己に問いを示す者。　迷いを抱え、空虚に惑い、弱さから逃げ回る者。

焔竜メルトバーズに仕える魔女であり、『問い示す魔女』の異名を持つ。
その性格は狡猾で非情。軍師的な立場にあり、君主であるメルトバーズに世界征服を進言したのは彼女である。

メルトバーズと出会う以前は、キュトスの魔女に成る方法を探求し、その手段の一部として魔女レーラァや呪祖レストロオセ、大魔女トルソニーミカなど歴代の大魔女達に師事していた。

キュトスの姉妹の一人であるトミュニを姦計に貶める他、焔竜大戦時には非道な策を多用し、各国の正規軍や義勇軍ブリュンヒルデを苦しめた。

最終決戦時、焔竜の居城『炎帝城?』にて、ブリュンヒルデの二番隊長ディーク・ノートゥングによって討ち取られるが、秘奥である魂操魔術を使用し、自らの魂を別の魔女の身体に移し替える事で生きながらえる。

メルトバーズ没後は、死と魂操魔術による転生を繰り返しながら世界中を放浪するが、精神の磨耗に耐え切れず、嘗ての主が眠る炎帝城にて自害を決意。
しかし、その直後に現れたリールエルバの言葉を聞き自害を思い止まると、彼女の力を借りて自らの存在を偽ヘリステラへと昇華させる。