多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

キュトスの姉妹結界の六十二妹

キュトスの姉妹の十五番目、凄艶なるレーラァ。レイラ、レーラリラとも。
魔女の名を冠するに相応しい妖しい容貌、邪悪な性格を持つ。
ショタコンでサド。アルセスを狙っている。また、ショタの中でも殊に精通前を好む。
自身もショタ。

・・・つまりレーラァ様は男性です。

人となり

姉妹の中ではハルシャニアにも並ぶクール・ビューティ。頭がいい。
とても都会的な性格、ただし農業を愛する。農業命。自前の野菜畑を守るためなら自分も姉妹も平気で捨てる。信仰は当然ガリヨンテ。彼女の農法は大規模な農園に上空から肥料や農薬をばら撒き、巨大スプリンターで水をまく、大規模粗農業である。そのためレーラァの野菜を食べると病気になるとまで言われる。
  • シスコン。ヒス持ち。若作り。
  • アーズノエルの御手左翼三番手。
  • 刺激の強い(辛い)食べ物が好き。
  • 細菌兵器を作るのが得意。
  • 体内に病原菌を飼っている為、病弱っ子。
  • キュトスに戻る方法を知ってるらしい。

行い

ヘレゼクシュかぜ

細菌魔法を得意とし、カルリアを拉致した報復にヘレゼクシュかぜを引き起こしてワリバーヤ王朝が滅びる原因を作った。

レーラァの大規模な細菌魔術をバックアップしたのは当時のアロイの王カルアーウィス?であった。
アロイはレーラァのために一国家を巻き込むほどの大規模魔術のために必要な設備を用意し、それと引き換えにレーラァから【ヘレゼクシュかぜ】への対抗方法を受け取った。
【ヘレゼクシュかぜ】がヘレゼクシュ外にも広がり諸国に大打撃を与えるなか、アロイはその被害を最小限に抑え、この疫病への対抗方法を背景に勢力を強めた。

竜のババルに追われる

レーラァは研究材料とするためにババル?の尻尾を盗み、ババルに追われていた。
たまたま通りかかった遍歴の騎士に助けを求め、騎士は竜と三日三晩激闘を繰り広げて、遂に竜を打ち倒した。
レーラァは満身創痍の騎士にお礼を言うと首を刎ね、心臓と肝を取り出した。
彼女は竜の尻尾と騎士の心臓に肝を磨り潰して作った麻薬の製法のノウハウをゲヘナに提供する代わりに、彼らに対するパイプと互助関係を築く事に成功した。

係わり

住居

デコラ半島ジルシンド?に住んでいた。

文化

愉絶を意味する言葉として使われることがある。

外見

赤紫色で直毛の髪をショートにし、橙色の瞳をしている。

累卵の記述項

累卵の記述項
A-15レーラァLehrer

凄艶の魔女 嗜虐の咎 病足れ 

いきなり余談というか舞台裏な話で申し訳ないのだが、このキャラクターは元々私の友人が自作の小説に出していた登場人物だった。許可有りでの投入である。名前の響きが気に入っていたのだ。
彼女は、まあなんというかゆらぎ世界でのミツタケ?みたいな存在で(丁度小説執筆時は同年代だったし)なんたらリッターとかなんとかガイストとかいう感じのドイツ語に無闇に嵌る、まあちょっと、暗黒なエネルギーを持った友人だった。で、このレーラァはその小説内ではラスボスで、残虐非道で、美貌のサドお姉さまだったのだが、一応異世界らしい魔法の学校(多分某有名ファンタジーの影響)で繰り広げられる話で教師役であった。
レーラァというのは先生という意味であったりして、なるほどと思いながらも私は彼女にこう言ったものだった。
「レーラァって男性形じゃない?」響き重視ということで一蹴されてしまった。たしかにレーラァという響きは中々綺麗であると思う。
そんなこんなでなんとなくキュトスの姉妹に入れてみた彼女ではあるものの、そこに至るまでにはある一つの試みが念頭にあって、つまり彼女(友人)の作品をゆらぎに取り込んでリンクできないか、ということであった。
最初その方向で提案してみたのだが、友人は断固拒否。 昔の小説が今読み返すと無性に恥ずかしくて仕方が無いとか。小説の公開なんぞ多かれ少なかれ恥ずかしさを伴うモノだと思うが、まあ本人の意向を無視して無理やり公開というわけにも行くまいとレーラァなるキャラクターはそのままパンゲオンのお膝元でゆらゆらと揺らいでいたのだが。そうしている内にキュトス戦団の一員になっていたり、農業好きになっていたり、なんかサドでショタになっていたり、なんだか思っていたより濃いキャラクターになっていって個人的には満足。特に農業は良かった。
だが知名度は低い。インパクトが足りないのだろう。多分。

さて、ごく普通に気がついたら農業好きだったレーラァは農薬やらの研究を重ねる内に偶然細菌兵器の原型となる有毒ガスを発生させてしまった。このあたりのくだりで既に魔女というイメージが崩れかけているが、そもそも人々より優れた知識を有しそれを与え教えることで人間への優位を保ち畏敬を集めていたキュトスの魔女たちにとって、人間の文明化を促進させる重大な要因である農業(個人的に、少し農業という概念について贔屓し過ぎな感があるのだが)の技術の研鑽・研究は魔女たちにとって必要不可欠だった。魔女たちは医者であり、薬剤師であり、占い師であり、錬金術師にして科学者で、指導者であった。これはいかなる世界に於いても原始では共通した事実である。
つまるところ、知恵者、知識人、知的階級であったのだ。その質と知識の広範さを極限まで推し進めた形である姉妹たちは化学についての研究を魔術という不可思議なアプローチで進めていった。
結果として、レーラァは毒ガス、細菌の魔力に魅入られてしまうのだが、それが真面目一辺倒であった化学馬鹿レーラァの運命を百八十度変えることになる。
ガス室の悪魔。細菌の魔女。広範囲に毒ガスや細菌を撒き散らす、虐殺のみしか出来ない魔女。
忌まれながらも重宝される魔女。

何故A-15なのか、という点については、B-15である毒花の項で後述する。

ヘレゼクシュかぜという流行病でワリバーヤ王朝を滅ぼしたエピソードが一番有名だろうか。
結構たいそうな事をしでかしている。だが空気。「かぜ」、とひらがなな所がポイント。
しかし魔術実行に際して人間に設備を整えてもらっている所を見ると、どうも彼女の魔術は呪術めいたものではなく、わりとシステマティックなモノなのかもしれない。細菌兵器だし。
余談だが、星見の塔にはガス室がある。経緯については推して知るべし。

表記ゆれ

レーラリア、レーアライア、レアラリン

関連

デハルレーラァ・ナザートゥム・フィフウィブレス:『デハルレーラァ』の名は「レーラァの休息」を意味し、西方では悪疫を司る祟り神とされるレーラァを鎮め、疫病の災いが止むことを願って名付けられた。

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