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キュトスの姉妹結界の六十二妹

累卵の記述項

累卵の記述項
B-15毒花。

魔剣レーラリラの毒牙の使い手であり、火炎縛?の魔術体系の創始者。
攻撃の手段である火炎を妨害の用途で使用することを始めて思い付き、拷問魔術という独自の体系を築いた。
レーラリラの毒牙はのたうつ紫色の短剣であり、触れただけでその生命を削り取るという恐るべき魔術の品である。

何時、どのタイミングでレーラァと入れ替わったのか、そしてどちらが先なのか誰にも分からない。
レーラァの先代なのか次代なのか、両方の時代において交互にあるいは同時に存在する奇怪な姉妹。
二人で一組の姉妹なのかとの仮説も立てられたが、しかしアーザノエルは彼女らの代替わりを確実に観測しており、しかしそれが何時か、誰にも分からないのである。
どちらが後なのか先なのか、今現在どちらの姉妹であるのか、誰も知る者は居ない。それが毒花である。

特に何もしない。何も出来ない。喋るが、意味はない。
私のこの累卵の記述項にはたびたびこの毒花の名前が登場するが、しかし彼女について語ろうとすれば、とりたてて書くような事はあまりないのである。なにせあまりにも本人の特徴が無い。
インターヴァルヲルヴォーレと合同で研究をしていたり、精神的に病んだ姉妹(レフ)を追い詰めてみたり、マリアフィーリースに真っ先に従った姉妹であったり、バイビブロスステットで勝負をする仲だったり、カルル・アルル・アに魔術を指南していたり、レーラァ不在時はアーザノエルの御手?の一員であったり、ガルディエーラを虐めていたり、オルブラウ=ノーチェスグリムポーカーを側近として従えていたり、よく花言葉を引用する癖があったりするくらいである。

毒花派(旧マリア派)と呼ばれる派閥を形成していたが、毒花はマリアフィーリースほどの強烈なカリスマを持ちあわせていなかったため幾人かは離反。
その目的は主に東方の新天地開拓。東方に未だ隠れ潜んでいるというの助力を得、赤茨原を平定し、そして竜神信教の原型となった宗教、その中枢に食い込むことを画策していた。
つまり、毒花は西側での権威の維持に見切りをつけ、東の人間社会で一定の地位を築こうとしたのである。

ヘリステラの実力は認めているが、しかし長姉には相応しくないと思っている。
より相応しい長姉を見つけ出すのが彼女の密かな野望である。

野望は完遂される事は無かった。
竜神信教の黎明期、九竜の巫女体制の前進である最初の巫女、涎の巫女姫を生贄にして魔竜レーレンターク?を召喚しようとするが失敗。力ある魔女を生み出すべく幾度も実験を繰り返すが、その度に邪魔が入り、最後には彼女と敵対した七天八刀の一人によって倒される。
これにより毒花派は消滅、東方に築かれていた魔女の勢力も衰退の一途を辿る。

余談だが、彼女はどうやらヘリステラに変わる「より相応しき長姉」を見つけていたようであるが、その相手との交渉がどのようになったのかは詳細不明。
この私の万能の知覚によってすらも捉えられなかったあたり、よほど強力な妨害が仕掛けられていたわけであり、
妨害の発生源であろうその相手は少なくとも私よりは優れた存在である事が予想される。

表記ゆれ

紅毒花

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