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人物 魔術師

概略

ゴズリング・ダウ・グロシェの師。マグドール派魔術の開祖。
リクシャマー帝国の南東部の街、ロムサ?に10年程工房を構えていた。その間にマグドール・ドゥ・ギボンとも交流があり、彼のよき友人であったらしい。
滅多に人前に姿を現さず、また人前に出る場合でも常に黒い長衣を頭まですっぽりと被っていたため、その正体は齢100歳を超える老人とも、実は女性という説もあるが不明である。また、その出生はおろか、ロムサ?に訪れる前に彼が何をしていたかも不明である。
また、デフォンという名前も、ダゥ・デカールという姓(間名すらも)本物であるか不明である。
マグドール理論を提唱し、様々な魔術の研究を行った後にある日出奔し、そのまま行方不明となった。
一説によれば今でも存命であり、諸国を旅しているという。

エピソード

デフォンと宗教

ある日デフォン先生がゴズリングに「鰯の頭を大量に買って来い」と命じました。
あまりに突拍子も無い買い物に、「何に使うのですか?」と聞いたところ、
「ワシは宗教を発明したのだ。これから鰯の頭を御神体にして神にするから鰯の頭を大量に買って来い」
と答えた。
さすがにこの発明は、ゴズリングが涙目で必死に止めたので実現しなかったという。

マグドール派の名前の由来

自分の発明した理論に、自分のスポンサーであるマグドールの名前を付けたデフォンにマグドールは「なぜ自分の名前を付けないのか?」と聞いた。
するとデフォンは答えて言った。
「死んでまで他人に生かされるのは迷惑だからです。しかし、貴方は既にして死して後、幾多もの理由で他人に生かされる運命だ。ならばもう一つぐらい理由があってもいいでしょう?」
後にマグドールは「ここまで傲慢かつ自信に溢れた言葉は聞いたことが無く、思わず絶句した」と述懐している。

召還したもの

伝説によればデフォンはマグドール派魔術を使い、様々な奇跡を起こしたが、その中でも召還魔術の話が有名である。
デフォンが召還したのはよりにもよってキュトスの姉妹の誰かであり、その理由は「面白そうだから」という迷惑極まりないものであった、と後にゴズリングは語っている。
しかし、この呼び出した姉妹はかなり厄介な姉妹であったらしく、「お帰りいただくのに、さしもの先生も苦労した」そうである。

その研究成果は

記録によれば、デフォンの魔術は非常に優れたものであったが、残念ながらその一部を除いて現存するものはない。
なぜならそれらは常人が再現するには難解すぎる上に、デフォンはその方法について殆ど記述しておらず、またその記述も本のとあるページに書き込んであると思えば、その続きがメモに書いてあり、さらにその続きが下着の切れっ端に書いてあるというように殆ど整理されていない状態だったからである。
これらを整理してまとめ、尚且つ再現したのがゴズリング・ダゥ・グロシェ?であった。

謎の人物

魔術師というのは代々血の繋がりのある子供が姓を継承していくか、あるいは継承式を執り行うことによって弟子か関係者が姓を継承していき、もしその者が魔術師以外の存在になった場合には間名ごとその姓を剥奪される掟がある(掟ではなく、たまたま殆どの場合そうされていた、という説もある)。
そのため、魔術師は殆どの場合その姓からルーツを辿ることが出来るのだが、デフォンの「デカール」という姓を持つ魔術師はロズゴール王国リクシャマー帝国はもちろん、カリデステアト、はてまた北方帝国亜大陸にも、彼より過去にいたという記録はない。
そのため、「ダウ・デカール」という姓は「実はデフォンは魔術師以外の階層の人間で、デフォンが偽名として使っていたもの」という説や、「他の姓があったが、理由があってそれが名乗れなかったため、偽名を使っていた」等々様々な説がある。面白い説としては「実はデフォンという人物は存在せず、資金集めのためにゴズリング・ダウ・グロシェや他の弟子達がでっちあげた」という物もある(ただし、デフォンの「存命」中はゴズリング・ダウ・グロシェは少年だったはずなので、信憑性に乏しい説である)。

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