紀神
古き神。
丸くてよく転がる。
ドルネスタンルフが話す時、その体に映るあなたの顔が動く。
ダイン?とドルネスタンルフは分岐した可能世界の現象を一斉に収束させる。
また、芸術や建築、整髪などを司る神でもある。
古き神。
丸くてよく転がる。
ドルネスタンルフが話す時、その体に映るあなたの顔が動く。
ダイン?とドルネスタンルフは分岐した可能世界の現象を一斉に収束させる。
また、芸術や建築、整髪などを司る神でもある。
ドルネスタンルフは誤差の全く存在しない完全なる球体、真球である。
というか、ドルネスタンルフの形が真球を定義していると言ってよいだろう。
曲座標として見たとき、ドルネスタンルフこそが宇宙の中心なのである。
というか、ドルネスタンルフの形が真球を定義していると言ってよいだろう。
曲座標として見たとき、ドルネスタンルフこそが宇宙の中心なのである。
大地の球化のさいに大地の新しい形として「球」が選ばれたものもそれがドルネスタンルフの形であるからだ。とはいえ、さすがにドルネスタンルフの真球ぶりを再現することは出来なかったが。
大地はドルネスタンルフを模して球状に象られた。
大地はドルネスタンルフを模して球状に象られた。
まあるいドルネスタンルフと鉄願神セルラ・テリスは茶飲み友達である。
ドルネスタンルフはしぶいマイス茶を好み、セルラ・テリスは甘いロクゼン茶を好む。
またこの甘みに釣られて、ときおり黒衣のマロンゾロンドが茶会に同席する。
この言い伝えから、ドルネスタンルフへの捧げものはマイス茶が、セルラ・テリスとマロンゾロンドへの捧げものはロクゼン茶が定番である。
荒野の一面に広がる、無数の妖精の潰れた死骸。
その惨状の中心に血塗れのセルラ・テリスは立ち尽くす。
やがてそこに、もう一柱の神が現れる。
鎮座する球神ドルネスタンルフ。
「これは私がやった」
セルラ・テリスは驚いて振り返る。
無機たるドルネスタンルフに表情はない。
「私が殺したのだ。連中にはそういうことにしておこう」
「だけど、」
セルラ・テリスは次の言葉が続けられない。
口を開いたまま放心し、やがて俯き目を瞑る。
「……ぐすん」
ドルネスタンルフはしぶいマイス茶を好み、セルラ・テリスは甘いロクゼン茶を好む。
またこの甘みに釣られて、ときおり黒衣のマロンゾロンドが茶会に同席する。
この言い伝えから、ドルネスタンルフへの捧げものはマイス茶が、セルラ・テリスとマロンゾロンドへの捧げものはロクゼン茶が定番である。
荒野の一面に広がる、無数の妖精の潰れた死骸。
その惨状の中心に血塗れのセルラ・テリスは立ち尽くす。
やがてそこに、もう一柱の神が現れる。
鎮座する球神ドルネスタンルフ。
「これは私がやった」
セルラ・テリスは驚いて振り返る。
無機たるドルネスタンルフに表情はない。
「私が殺したのだ。連中にはそういうことにしておこう」
「だけど、」
セルラ・テリスは次の言葉が続けられない。
口を開いたまま放心し、やがて俯き目を瞑る。
「……ぐすん」
- ドルネスタンルフには、人形や丸いものがよく捧げられる
- また、狼はドルネスタンルフの聖獣であり、勇輝と闘志を象徴するとされる。
タグ