バーフルード

ルザナイ教における天使。『天霊』ともいう。
唯一なる神（マハ＝ディヤルニ?）に仕え、下界にメッセージを与えたり守護したり監視したりする。
主人である神の意向によっては下界の住人や同類に制裁を加えたりする。

その素性は、唯一神が終わらせた「かつての世界」の人間。
過去の世界が終了した時、唯一神の敬虔な信徒であった彼らは、
神が次に創造した世界において御使いとなることをゆるされたのだという。

神のこの計らいには信徒へのご褒美としての意味もあったと言われる。
このことを、本来なら全知全能の神にとっては必要ではないと思しき
「神のそばで下界の様子を監視したり記録する存在」がいる理由だとする解釈もある。

バーフルードの位階

バーフルードの間には序列、位階があるとされる。
上位から順に「神の道具」「神の家畜」「神の奴隷」「神の従者」と称する。
けして逆ではない。格上であればあるほど、滅私の念、
へりくだりの心が強いと云い、「神の道具」に属する最高位の
天使たちの場合、「神に従っている」という発想を超えて、
ただ「神に使われる」のをごく自然に受け入れているだけである。