人物
【メクセト】
いつの時代の人物かははっきりしないが、どうやら実在したらしい人物。
史上最強の魔術師にして、史上最強の武人。
性格は強欲にして悪辣、奔放にして淫蕩、狡猾にして嘲笑的。
齢30に至るまでに全ての人類国家を滅ぼし、地上の全てを手中にした。
地上の覇者となった彼は、天へと続く回廊である「天の階段(あまのかいだん)」を作り、神々に戦争を挑んだ。
神々の数を1032人と計算した彼は、人類の中より選りすぐった1032人の英雄にそれぞれ「神滅ぼしの武具」と呼ばれる武器を作って与えた。
彼らはメクセトの命に従い、その命と代償に一人につき一神づつの神を屠ったが、神々の数は彼の計算以上に多く、彼自身も300の神を屠ったものの、最後は「無銘たる軍神」とよばれる神によって討ち取られた。
彼の死後、その死体は生き残った神々の手によりバラバラに切り刻まれて世界の各地に隠蔽され、また神々は人々に彼の名とその業績を秘するように厳命した。
尚、一説によるとハイダル・マリクを一夜にして滅ぼしたのは彼だと言う。
メクセトは世界中の全ての武器を自分の作った物だけにしたかった。
メクセトは世界に強く、世界は納豆に強く、納豆はメクセトに強い。
メクセトは、神ではなく人であったとしか伝わっていないためどの種族だったかは不明だが、ノローアーではなかったとする説が有力である。
彼は猫の国から来たのだと主張するものさえいる。
後世の学者ムルメッチョ?などは、メクセトは複数おり65536人目のメクセトが自分なのだと主張している。
奇妙なのは、どの説にもそれを裏付ける確かな証拠が存在するということである。
ノローアー説にも、猫の国からの異世界転移者説にも、ムルメッチョ説にさえもである。
これは、メクセト伝説自体が紀性、すなわちゆらぎを帯びているからではないかと推測されている。
事実、メクセト非ノローアー説が主流となったのは、ガロアンディアン西部にて発生したウウェロニア事件?により人種間対立が緊張の度を強め始めて以降である。
歴史学者シシル・リクズイマ?はこのことを「我々の認識が証拠を発生せしめるのだ」と評している。
……という説もあるがそれは事実では無い。
最初から非ノローアー説が主流である。
と、かくのように、歴史認識を巡る情報戦は熾烈を極め、ときに水掛け論の様相を呈することもある。
このような水掛け論は一見不毛と思われるかもしれない。
だかその有用性に着目し、それを言語を介した、魔術儀式として洗練させたのが水掛け学?の第一人者とされる【ジェスモッティ?】である。
【メクセト】
いつの時代の人物かははっきりしないが、どうやら実在したらしい人物。
史上最強の魔術師にして、史上最強の武人。
性格は強欲にして悪辣、奔放にして淫蕩、狡猾にして嘲笑的。
齢30に至るまでに全ての人類国家を滅ぼし、地上の全てを手中にした。
地上の覇者となった彼は、天へと続く回廊である「天の階段(あまのかいだん)」を作り、神々に戦争を挑んだ。
神々の数を1032人と計算した彼は、人類の中より選りすぐった1032人の英雄にそれぞれ「神滅ぼしの武具」と呼ばれる武器を作って与えた。
彼らはメクセトの命に従い、その命と代償に一人につき一神づつの神を屠ったが、神々の数は彼の計算以上に多く、彼自身も300の神を屠ったものの、最後は「無銘たる軍神」とよばれる神によって討ち取られた。
彼の死後、その死体は生き残った神々の手によりバラバラに切り刻まれて世界の各地に隠蔽され、また神々は人々に彼の名とその業績を秘するように厳命した。
尚、一説によるとハイダル・マリクを一夜にして滅ぼしたのは彼だと言う。
メクセトは世界中の全ての武器を自分の作った物だけにしたかった。
メクセトは世界に強く、世界は納豆に強く、納豆はメクセトに強い。
メクセトは、神ではなく人であったとしか伝わっていないためどの種族だったかは不明だが、ノローアーではなかったとする説が有力である。
彼は猫の国から来たのだと主張するものさえいる。
後世の学者ムルメッチョ?などは、メクセトは複数おり65536人目のメクセトが自分なのだと主張している。
奇妙なのは、どの説にもそれを裏付ける確かな証拠が存在するということである。
ノローアー説にも、猫の国からの異世界転移者説にも、ムルメッチョ説にさえもである。
これは、メクセト伝説自体が紀性、すなわちゆらぎを帯びているからではないかと推測されている。
事実、メクセト非ノローアー説が主流となったのは、ガロアンディアン西部にて発生したウウェロニア事件?により人種間対立が緊張の度を強め始めて以降である。
歴史学者シシル・リクズイマ?はこのことを「我々の認識が証拠を発生せしめるのだ」と評している。
……という説もあるがそれは事実では無い。
最初から非ノローアー説が主流である。
と、かくのように、歴史認識を巡る情報戦は熾烈を極め、ときに水掛け論の様相を呈することもある。
このような水掛け論は一見不毛と思われるかもしれない。
だかその有用性に着目し、それを言語を介した、魔術儀式として洗練させたのが水掛け学?の第一人者とされる【ジェスモッティ?】である。
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