多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。




草原地方・亜大陸地方・砂漠地方に伝わる数多の神話や伝説に登場する、最古の都市国家。

獅子(ハイダル)の王(マリク)により統治され(獅子頭の王という説や、獅子の黄金仮面を被った王という説もある)、交易により世界中の富が集中した場所であり、魔術・錬金術の発祥の地であったといわれている。しかし、都市が存在した場所については諸説入り乱れている。

「その壁は黄金

 その空は水晶

 空に浮かぶ星々は数多の宝石

 王たる獅子は絹と黄金の王座より君臨し、この世の全てを統べる

 臣民は彼に従い、栄華を愉しむ

 いかなる蛮族も彼とその臣民を倒すは適わず 

 王の鋭い牙は、彼に敵なす全てを砕く

 王よ、王よ、誰が貴方を貶めることあらんや」


「ハイダル・マリク」の語義

『ハイデル・マルク』とはヌト語で「いとしきこきょう」という意味。

これまで最古の都市国家ハイダル・マリクの名は「愛しき故郷」をさすヌト語に由来すると
考えられていたが、近年ハイダル地方グリザ・グローボ?で発掘された【猫の国】のものである【墓標船
に記録された言語情報の解析から、【猫の国】の言語の一つ「アラビア語」における「ライオン」と「王」を
意味する単語の合成語であることが明らかとなった。ハイダル・マリクに関連する事物には他にも
【猫の国】の諸言語の語彙と符合するものが多く、またハイダル・マリク遺跡で発見された謎の碑文の文字も
【猫の国】の文字のものであることが明らかとなり、異界言語での命名が意図的なものであることはほぼ確実であるとされている。

ある歴史書の記述によれば、ハイダルマリクは獅子王の故郷の村落の跡地に立てられているとのこと。
ハイダルマリク、というのはこの世界の言葉での「愛しき故郷」と異界の言葉での「獅子王」
両方にかけた命名だろう。

歴史

繁栄の始まり

草原に住んでいた鰭耳人は獅子の家から南下してきた獅子たちによって
その住処を追われ、亜大陸に押し戻された。草原の王者となった獅子たちは
『獅子王』と名付けた都市国家を建てた。『獅子王』はまた『愛しき故郷』であり、
次々と新しい獅子たちを輩出した。これがハイダルマリクの繁栄の始まりである。

ハイダル・マリクと関係がある人物

獅子王キャカラノート

獅子王キャカラノート
賢者の岩】から異界の知恵を得、最初の都市国家ハイダル・マリクをはじめとする
偉大なる遺産を残した伝説の男。後世のジャッフハリム一世と並び称される傑物である。

偉大なる獅子王の配下には優秀な魔法使い達が多くおり、彼らの技で王は
【賢者の岩】に込められた異界の知識を手に入れることができた、と伝説は語る。
獅子王がをハイダル・マリクをはじめとする様々な都市を作ることができたのはこのためであるという。
獅子王は他にもレークス・レオーニス?シンハ・ラージャ?レーヴェン・ケーニッヒなど様々な都市国家を作り
ハイダル・マリクとともに息子達に与えた。それらの都市国家全ての名は
【賢者の岩】から得られた異界の言葉で「獅子」と「王」を合わせたものであった。

仔獅子(クフィル)たち

「クフィル」とは【猫の国】の言語の一つであるヘブライ語で「仔獅子」を意味する単語であり、
「クフィル・ハイダル」「クフィル・レオ」「クフィル・レーヴェン」というふうに獅子王の子らの名前にはこれが冠されている。

クフィル・ハイダル?
クフィル・リヨン?
クフィル・レーヴェン?
クフィル・レオ?
クフィル・リオン?
クフィル・シンハ?
クフィル・リューフ?
クフィル・アルスラン?
クフィル・ライオネス
クフィル・アルスラン
騎馬戦に長けた仔獅子。
クフィル・ハイダル
フィライダール県?
県名はハイダル・マリクを受け継いだ王子クフィル・ハイダルの名がなまったもの。
ハイダル・マリク(とされる)遺跡は県の重要な観光資源である。県民は口を揃えて
「うちのが本物のハイダル・マリクだ」と言う。
クフィル・リヨン
リミエリク県?
【猫の国】の言語のひとつで「光」を意味する「リュミエール」が語源。
ただ、「ィク」は異界語ではなく、この地の言葉で複数形を表すものである。
リュミエールは複数形になると「切れ者、知性」という意味になるらしく、
かつての支配者クフィル・リヨンの智将ぶり、賢王ぶりを踏まえたものとなっている。
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