クリアミンS/A

成分名

クリアミンS錠
エルゴタミン酒石酸塩    0.5mg
無水カフェイン       25mg
イソプロピルアンチピリン  150mg

クリアミンA錠
エルゴタミン酒石酸塩    1mg
無水カフェイン       50mg
イソプロピルアンチピリン  300mg

薬剤の特徴


用法用量

クリアミンA錠
通常成人、1回1錠を、1日2〜3回経口投与する。頭痛発作の前兆がある場合は1〜2錠を頓用する。
年齢、症状により適宜増減する。ただし、1週間に最高10錠までとする。
クリアミンS錠
通常成人、1回2錠を、1日2〜3回経口投与する。頭痛発作の前兆がある場合は2〜4錠を頓用する。
年齢、症状により適宜増減する。ただし、1週間に最高20錠までとする。

禁忌

血管収縮作用による禁忌
  • 末梢血管障害。閉塞性血管障害のある患者
  • 狭心症の患者
  • 冠動脈硬化症の患者
  • コントロール不十分な高血圧症、ショック、側頭動脈炎のある患者
薬物相互作用による禁忌
  • HIVプロテアーゼ阻害剤マクロライド系抗生物質アゾール系抗真菌薬5-HT1B/1D受容体作動薬麦角アルカロイドを投与中の患者
薬物動態に関する禁忌
  • 肝または腎機能障害のある患者
  • 妊婦または妊娠している可能性のある婦人
  • 授乳婦
その他
  • 本剤、麦角アルカロイド(エルゴタミン等)またはピラゾロン系薬剤(スルピリン、アミノピリン等)に対し過敏症の既往歴のある患者

相互作用

[禁忌]
CYP3A4の競合的阻害作用により代謝を阻害
  • HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ネルフィナビル、アンプレナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、アタザナビル、エファビレンツ、デラビルジン)
  • マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、ジョサマイシン、クラリスロマイシン、ミデカマイシン、ロキシスロマイシン)
  • アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール)
薬理的な相加作用
  • 5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン)
  • 麦角アルカロイド(ジヒドロエルゴタミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン)
[併用注意]

副作用

[重大な副作用]
  1. ショック
  2. 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症
  3. 高度の血管収縮、動脈内膜炎、チアノーゼ、壊疽等の麦角中毒症状
  4. エルゴタミン誘発性の頭痛、頭痛を主訴とする禁断症状
  5. 心筋虚血、心筋梗塞
  6. 胸膜、後腹膜または心臓弁の繊維性変化


使用上の注意

(曽布川洋平)
2008年07月29日(火) 16:06:35 Modified by foliaschool




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