ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

「…本日付けで、原隊復帰となりました。また、よろしくお願いします…」
「実戦にはいつから復帰なの?」
「まだ…決まってない…」
「そう、ですか」
リーダー…カノンさんのクッキーから逃れて、3時間くらい寝込んで…心配したんですよ、もう

「おいおい、聞いたか?例の新型の片割れ…やっと復帰したらしいぜ」
「ああ、リンドウさんを台場カノンのクッキーと一緒に閉じ込めて、逃げ出したヤローだろ?気持ちは分かるけど」
「ところが一欠片も食べてないクセに、結局寝込んだんだってよ!気持ちは分かるけど」
「ははは!………………………………………明日は我が身かぁ」

「……コウタも、アリサも……笑えばいいじゃないか……」
「俺達は笑ったりしないよ。あー………ええと、それより、リンドウさんが食べた新作のクッキー…」
「!!」
「コウタ!!」
「あっ……アネットとフェルナンデスも、食べたみたいだね!※フェデリコです
その感想聞いて、カノンさんもマシなの焼けるようになるといいねー…なんて…」
あぁ、リーダーが思い出してヘコんでる…
「…すまん、アリサ。後は頼んだ」
…とりあえずコウタ、あなたはいつか消し炭にしてやります
「アリサ、あの…お願いが、あるんだ…」
「はい?」
「あの、その…今回は、ちゃんと…真面目に、スキルを検証しないか?今度こそ、本当に…自分の手で、スキルの検証をやりたいんだ」
「分かりました、ただし条件があります。私を、もっとちゃんと頼ってください」
「…うん、分かった。じゃあこれで、アリサとは仲直り…かな」
「ケンカなんて、してないじゃないですか!それで、今日は何を検証するんですか?」
「寝込んでる間に、僕なりに考えてみたんだ。やっぱり、一見地味に見えるスキルも大切にしようって。
そこで今日は、ちょっと嫌な予感しかしないんだけど、『空気』スキルを検証しようと思ってる」
「空気、ですか。敵の注意を引きにくくなるという、あのスキルですね」
「さらに、検証のためのミッションも受注済み。廃寺に出没する極地適応型クアドリガを倒しに行こう」
「抜かりないですね?」
「ソーマとサクヤさんが協力してくれるから、あとは現地集合ね!じゃっ!!」
「リーダー!!?」
ホントは…全然平気なんじゃないですか?
でもまぁ、大丈夫そうで何よりです
私も自分の神機を用意して、廃寺へと出発しました

「あら、リーダー君。もう大丈夫なの?」
「はい、ご心配お掛けしましたサクヤさん。あ、ソーマも」
「…ふん」
「また寝込んじゃったりしないよう、ほどほどで休みも取りなさいよ?じゃないと、リンドウみたいになっちゃうかも」
「気を付けます…」
「…今回はクアドリガをぶった切るんだろ。サッサと試して終わらせろ」
「う、うん。それじゃあ僕とソーマで西側区画に行きます、サクヤさんはアリサと一緒に東側区画を索敵してください」
「了解、索敵ですね」

「…ねぇ、アリサ?」
「はい」
「正直、リーダー君とはどうなの?」
「えっ!?」
「いい感じじゃない、二人とも」
に、任務中に何の話を始めるんですか、サクヤさん…
返事に困って目線を逸らすと、空に向かって飛んでいく信号弾が見えた
「あれは!?」
「リーダー君の集合命令ね!行くわよ!!」
「はい!!」

「チッ、鬱陶しい!!俺に攻撃が集中してるな!!」
「…僕のせいだね」
少しでもクアドリガの注意を引こうと、奴の正面から内蔵破壊弾(この間ノルン漁ったらデータがあった)を撃ち込むが
「また俺か!!」
それでも、攻撃のターゲットはソーマばかり。なので僕は未だノーダメージです、なんかごめんなさい…
「リーダー!!」
「あっ、アリサ!!」
「援護します、待っててください!!」
よし、アリサとサクヤさんが来てくれた!これなら!!
「…リーダー、上だ!!」
「!?うわああ!!」
ざんねん! わたしの ぼうけんは ここで おわってしまった!

…なんて事になる訳がない
そもそも今回は、検証のついでにエリックごっこをやろうってソーマと事前に打ち合わせてたんだから、油断するのはもはや義務だ
「そんな…リーダー…」
「…冗談だろ…」
「リーダー君!」
「大丈夫、怪我はないよ!」
アリサに心配掛けちゃったな、後で謝ろ…と考えつつ、彼女の横に戻る
「よくも…よくもリーダーをっ!!!」
叫ぶとアリサは、剣形態の神機を振り上げてクアドリガとの距離を詰めた
僕は残ったオラクルをありったけ使い、内蔵破壊弾を連射してクアドリガを怯ませ…
「今だ、アリサ!!」
…何かおかしくなったのは、その直後だった

「これが…リーダーの、仇です!!!」
「え?」
僕のパートナーは、僕の目の前で、確かにそう叫んで、クアドリガを一撃で斬り伏せた
「…リーダー…!りーだぁぁ…」
「アリサ…」
途端にその場で泣き崩れたアリサを、サクヤさんが慰めてる…あれ??
「…あのバカが…生きる事から逃げるなとか抜かしておきながら、こんなアッサリくたばりやがって…」
「……あの、ねぇ……ソーマ???」
二人から離れて呟くソーマの肩を掴んだのに、まるで相手してくれない。なにこれ、新手のイジメ?
「大丈夫…きっと彼は大丈夫よ、アリサ」
「きっとって言うか……あの、サクヤさん。アリサぁ〜」
クイクイとサクヤさんとアリサのの腕を引っ張ってみたけど、やっぱり相手してくれない…なに、この疎外感
「ええ、リーダーは…あの人は、強い人だから…きっと…リンドウさんみたいに、ひょこっと帰ってくるに決まってます!」
「いや、あの、アリサ」
さっきから声を掛ける僕を無視して、彼女が僕の手から神機を持ち去る
「大丈夫よ…あなたの飼い主さんはきっと…無事だから…」
「ばう??ばうわう」
「さっきから、ずっと…大丈夫だって、言ってるのに…アリサのバカぁぁぁっ!!!」
「あいたっ!!!?りっ…リーダー!?」
「ひどいよ、みんな…ずっと、ずっと僕、声掛けてたのに!!って言うか、さっきクアドリガ倒す時も援護してたのに!!」
「あ、あら……そうだった、の?」
「サクヤさんもソーマも嫌いだぁ、ぐれてやるぅっ!!!」
「リーダー君!?」
「あ、あの、私が行きます!帰りのヘリは呼んでおいてください!」
「…行ってこい」

「ぅっ…ぐすん…アリサのバカ」
「ご、ごめんなさい…どうして、気付いてあげられなかったんでしょう…」
「いーよ…僕も、言い過ぎた…」
「…一緒に帰りましょう、私達の家へ」
僕に微笑んで差し出してくれた手を握ると、すごく暖かくて…それだけで、嬉しくなった
涙を拭って…アリサと一緒に帰ろうとした時だった

「これで貴方も…僕と同類ですね?フフフ…」
「っ!?」
確か…リンドウさんの神機…?だとか名乗ってた変なのの声が、後ろから聞こえた気がして振り返ったけど…誰もいなかった
「リーダー?」
「…なっ…なんでも、ない…」


検証結果:報告者
『…お化けこわい』:第1部隊リーダー

「君がお化け嫌いなのは知ってたけど…それを、恋人を部屋へ連れ込む口実にするのは」
「…それ以上は、サクヤさんでも怒りますよ」

このページへのコメント

リーダーがレンと同類に…

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Posted by カノンファン 2012年12月08日(土) 21:30:39 返信

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