ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

「う…」
グラグラと揺らぐ頭を上げる。
どれ位の間、気絶していたのだろうか。
端末を探したが、どこかで落としてしまったのか、ポケットの中にも、周囲にもなかった。
彼の周りに 、動くモノは存在しない。
あるのは、遠い昔に朽ち果てた街の残骸と、彼によって討ち滅ぼされた『ディアウス・ピター』や『プリティヴィ・マータ』、比較的小さなものでは『オウガテイル』•••数多の『アラガミ』の亡骸だった。
いや、亡骸という表現は正しくない。
いずれそのオラクル細胞は寄り集まり、再構成され、再びアラガミという形を得て襲い来るのだ。
(面倒だ…)
彼はぼやく。
ゴッドイーターである以上、アラガミがまた来るというのなら迎え撃ち、撃滅せねばならない。
それを繰り返し続けるのが、ゴッドイーターの役目なのだから。
「さて、と…」
彼は呟きながら立ち上がろうとする。
さっさと帰らないと、アリサやコウタ、ソーマ達が探しにやって来かねない。
今回の任務は、本来もっと楽なものだった。それが予定外のアラガミの出現で、ここまで面倒なものとなった。
あいつらにバレたら、何で援護要請しなかったのかと問い詰められかねない。
「ぐうッ…」
力を込めるたび、脇腹に激痛が走る。
先程ディアウス・ピターに付けられた爪痕だ。
思ったよりも深い。
大丈夫だ。
いつも通り、何食わぬ顔で帰還して、あとで榊博士にこっそり治療してもらえばいい。
そう思って、再び足に力を込める。
そうして立ち上がった瞬間。
「あれ?」
視界が横に揺らいだ。
足から、全身から力が抜ける。
自分でも驚くほど間抜けな声が出た。
「リーダーッ!!」
地面に倒れ込み、意識を失う寸前、どこか遠くで、アリサの悲痛な叫びが聞こえた気がした。
『リーダー』
『リーダーッ』
『目を、目を覚ましてください、リーダーッ!!』

「ん…」
目を覚ますと、白い天井が見えた。
横を見やると、白いベッドが見えた。
体には、ふわりとした毛布の感触と、何か柔らかいものの重みを感じる。
「…医務室か」
「気がついたかい?」
声のする方を向くと、眼鏡を掛けた、真意の読めない笑みを浮かべた男が立っている。
「榊博士…」
「相変わらず、無茶ばかりしているようだね?」
榊の声色は普段と変わらないものだったが、どこか非難めいたものを感じる。
「キミがアリサ君に発見され、運び込まれてから、もう数日経過している。キミがいない間、特に脅威となるアラガミ現れなかったが、それでも皆、キミのこと心配して心を痛めていたよ」
「……」
「ほら、彼女なんか、任務がないときは付きっ切りでキミのそばにいたんだからね?」
「…あ」
見れば、椅子に座りながら、彼の上に覆いかぶさるようにして、アリサが眠っていた。
その手は、彼の手を強く握っている。
(さっきの声は、コイツが…)
彼女の白い頬には、涙の跡が見受けられた。
「さあ、彼女を起こしてやりたまえ。キミが傷が治った後も起きないものだから、気が気でないようだったからね」
彼はそっと腕を伸ばして、アリサの細い肩を揺する。
「う…ん、リー、ダー…?」
ぼやけた声を上げながら、薄目を開けて声のした方を見るアリサ。
しかし声の主が本当に彼であることを確認した瞬間、跳ねるように起き上がった。
「り、リーダー!?目が覚めたんですか!?」
「おう、おはよう」
彼の軽口を無視して、アリサは抱きついた。
「おい、ちょ」
「良かった、本当に、本当に心配したんですよ…ッ!?」
そのまま彼の胸の上で泣きじゃくるアリサ。
戸惑いながら、彼はアリサを抱きしめ返した。
榊は空気を読んだのか、何時の間にか姿を消していた。
彼の胸から顔を離したアリサは心配そうな表情を浮かべる。
「あ、リーダー、傷の方は…?」
「ああ、もう全然問題ない」
良かった、と胸を撫で下ろすアリサ。
が、次の瞬間、アリサは彼をキッ、と睨みつけた。
「リーダー、何か私に言うことがあるんじゃないですか?」
「え…ああ」
突然言われて混乱したが、すぐに気を取り直す。
「心配かけてゴメ…」
「そんな言葉は聞き飽きました!!」
自信を持って言った言葉は、どうやら不正解であったらしい。
再び混乱する。
「え、じゃあ…」
「誓ってください!」
「えっ?」
「もう二度と、こんな無茶をしないと!私に誓ってください!」
目に涙を浮かべ、白い頬を真っ赤にして、眉を釣り上げて叫ぶアリサ。
先程榊に言われた言葉が蘇る。
皆、心配していたと。
彼は、皆をできるだけ危険に晒したくなかった。
一人で解決できそうなことは、できるだけ一人で処理する。
それこそが、リーダーの務めだと。
でも、まだ自分は、そこまで成長し切れていない。
ならば、支えてもらうしかない。
「分かった、二度と、こんな無茶はしない。困ったときは、皆を頼るよ」
「…約束ですよ?」
「ああ、約束する」
「なら、いいです」
目を潤ませたまま、晴れやかな笑みを浮かべるアリサ。
いつも精一杯努力して、クールに振舞おうとして、でも本当は感情豊かなアリサ。
…そんな彼女が、たまらなく愛しく思えた。
「…リーダー?」
不意に、彼はアリサを強く抱きしめた。
花のような甘い匂いが、彼の鼻腔をくすぐる。
アリサの体の柔らかな感触が、彼女の服越しに伝わった。
「今まで心配かけて、済まなかった」
「リーダー…」
体を離す二人。
アリサの濡れた瞳と、美しく整った顔立ち、愛らしい唇が、そこにあった。
「リー…んうぅっ」
何かを言おうとしたアリサの口を、キスで塞ぐ。
初めは驚いて見開かれていたその目が、徐々に、とろんとしたものへと変わってゆく。
「ん、くぅ…あ、はぁっ」
その甘い唇を吸いながら、アリサの腰へ手を回す。
初めから露わになっている、その細い腰を撫でる。
瑞々しい肌の感触が、さらに彼の情欲を煽った。
「ん、あ…ん」
柔肌をまさぐられる感触に耐えかねたように、声を上げながら腰をうごめかせるアリサ。
彼の手は徐々に上がっていき、胸元へと行き着く。
そこには、服を扇情的に盛り上げる乳房がある。
「あ、やぁ、ダメです、リーダー…」
唇を離し、制止するアリサの声を無視して、彼は服越しにアリサの胸を鷲掴みにする。
柔らかく、適度な弾力を持った感触が手に伝わる。
「んぁ、やっ…」
甘い声を上げるアリサ。
彼は一旦手を離すと、彼女の服のファスナーを下ろしていく。
豊満な胸の谷間が露わになっていく。
最後まで外した瞬間、押し込められていた乳房が弾むようにして出てきた。
瑞々しい輝きと柔らかな質感を持ったアリサの胸。
その先端には、赤い小さな乳首が備わっている。
「あ、あまり見ないでください、リーダー…」
「ムリな注文だ」
「え…あぁっ!」
彼に強く胸をつかまれ、一際高い声を上げて反応するアリサ。
直に触る感触は、服越し以上の興奮を彼に与えた。
濡れたような肌の瑞々しさ、柔らかさと彼の手を押し返す確かな弾力。
その興奮と共に、彼はアリサの胸を揉みしだく。
「んんあっ、そんな、激しく揉んだら、んんっ!」
黄色い声を上げて、一際大きな反応を見せるアリサ。
彼女の体とその反応を前に、彼の理性は焼き切れる寸前だった。

「ああ、リーダー…私、もう…」
半裸になった肢体をよじり、熱い吐息を漏らしながら、彼を求めるアリサ。
「アリサ、俺…ッ」
彼の中で、何かが切れる音がした、その時。
「リーダー!!目ェ覚ましたんだって!?」
扉が開く音と大声と共に、入り口からコウタが顔を覗かせた。
「榊博士から聞い…!?」
目の前の状況を認識した途端、コウタの顔が凍り付いた。
覆いかぶさる様にして、上気した半裸の身を預けるアリサと、彼女の体をまざぐるようにしているリーダー。
医務室の空気が、完全に停滞する。
「おい、どうしたんだコウタ。入れねえだろうが」
唯一、何があったのか知らないソーマが怪訝げな声を上げた瞬間、復帰したアリサが口を悲鳴の形に開いた。
「きゃ…」
「し、失礼しましたああああぁーーーーーーッ!!」
アリサが叫び声を上げる寸前、コウタは回れ右をして、駆け出した。
『お、おいどうしたんだ一体!?』
『いいから!いいから早く!!』
という声が遠くから聞こえる。
アリサはしばらく羞恥で震えながら、服装を正したあと、床にへたりこんでいた。
彼も押し黙ったままぶつぶつ呟く。
「こ、コウタに、あんな姿を…後で何て言われるか…」
「後で、言いふらしたら隊長権限で一年タダ働きって言っとかなきゃな…」
医務室を重い沈黙が支配する。
しばらくして、それを破るように、彼が声を上げた。
「なあ、アリサ」
「…何ですか。続きならしませんよ」
先程までの自分の姿を思い返したのか、顔を真っ赤にしてそっぽを向くアリサ。
そんな彼女に、彼はどこか恥ずかしそうな顔で告げた。
「俺はお前らを守る。だから、俺もお前らに、お前に、背中を預ける。一緒に戦い続けられるように。それで、構わないか?」
一瞬きょとんとした表情を浮かべるアリサ。
しかし、次の瞬間には、輝くような、嬉しそうな笑みを浮かべて答えた。
「はい…もちろんです、リーダー」

このページへのコメント

コウタ…( ̄0 ̄)(-(`_´)

1
Posted by ぺぷしまん 2012年04月24日(火) 07:28:07 返信

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