最終更新:ID:Dq9DyBzpOA 2016年04月04日(月) 10:16:09履歴
君は私の太陽。
雲を切り裂いて地面に降り注ぐ日の光のように、私を照らしてくれる。
君が私のことを見てくれないことに、私は文句はありません。
だけど、君が、他の女性のものになっていく様は――とても見てはいられないんです。
「――ちょう、隊長!」
誰かの声による、唐突な意識の覚醒。
目を開けると、そこには自室の見慣れた風景。
どうやら、我が部隊の副隊長さんことシエルの話を気きながら寝てしまっていたらしい。寝不足か。いや疲れているだけなのか。
「それで、今日のミッションの課題点はどういったところにあるでしょうか、隊長っ」
「ん、ごめん、シエル……聞いてなかった……」
「ふふ、いつも君はそうやって無理をしていますね。体を大切にしてください」
そうやって机の上に置かれたのは、お皿に乗った茶色い物体。ちょうど一ダース分の十二個。
「チョコレートです。高級な材料が少しだけ手に入ったので、君の分だけではありますが……。
ヒバリさんたちに教わりながら作ってみました」
心配そうに俺の顔を覗き込んでくるシエル。
意図せずとも顔と顔の距離が縮まる。
ドキッ、と高鳴る俺の心臓。
いやいや何を考えている俺シエルが好意で作ってくれてるんだぞそうだ食べようそうしようしっしし心臓のドキドキは気のせいだし!
「お言葉に甘えて、いただくよ。……もぐもぐ」
チョコレートを口に加えた瞬間、口の中に広がる甘さ。
久しく食べていなかったから、美味しい。
「どうですか……?」
「美味しい。すっごく美味しい」
パクパクと口に放り込んでいく。
「それなら良かったです。……本当に、良かったです」
「そこまでか? 今後も手に入ったら、俺のために作ってくれよ。……なんてな」
「いえ。そうですね……君が私のことを見ていてくれるのなら、ずっと」
何を言いたいのだろうか?
シエルのことばっかり見ているわけにもいかないんだけど……う。
「ぁ、っ……また、眠くなってきた……」
また俺を襲ってきた、とてつもない睡魔。
「隊長、またですか?」
「うん……ごめんな……」
「では、私のここに……どうぞ」
そういってシエルが差し出して軽く叩いたのは、シエルの太もも。
「膝枕……? いいのか?」
「はい。君が安心して眠れるように、見ていますから」
「ありがと、シエル……おやすみ……」
薄れゆく意識の中で、俺はシエルの言葉を聞いた。
「すぐに、私だけを見させてあげます……隊長……
次に、俺が目を覚ましたとき。
そこは真っ暗な空間だった。
どれほど眠っていたのかもわからない、どれほどボケッとしていたのかもわからない。
でも、ヤバい――と俺のゴッドイーターとしての本能が、この暗い部屋に神経を張り巡らせることを強要した。
ガチャリ、と鍵が開けられ、ギギ……と、ドアが床と擦れるような音とともに開いた。
「隊長、こんばんは」
「シエル……シエルか!? あぁ、人がいて助かった……シエル、今すぐ出よう。ここがどこかはわからないけど」
「いえ、それはできません」
「何でだよっ!?」
語気が荒くなるのも抑えずに、俺は怒声を上げるようにして問うた。
「隊長を鎖に繋いだのは……私ですから」
そこで、気づいた。
頭が完全に覚醒していなかったのか、先ほどまでは気づいていなかったが。
俺の腕は天井から吊るされ、足は足かせがついたよくある拘束具でしっかりと拘束されていた。
「何で、こんなことを……!?」
動けないという事実が、何よりも俺を恐怖に陥れた。
今、俺はシエルに何をされても……抵抗できない。
「私が、君のことを……愛しているからです」
「シエル……」
「君はいろんな女性に好かれていますよね。知っていますか? 目を背けてはいませんか?
私と、向こう100年くらい仲良くするって、君は確かに言ったんです。でも、でも」
「君が私のことを見てくれる機会がどんどん減っていって」
「君が私のことを、同僚としか思っていないような気がして」
「それはジリジリと、万力のような力で私と君と引き剥がしていくんです」
「そんなこと――私は許せません。だから、君を……私のものに、させてください」
言うが早いか、シエルは俺に飛びついてきていた。
握っていた小さいナイフで俺の服を切り捨てながら、俺の顔をシエルのほうへ向けさせる。
「っぐ!」
「……怖がらなくていいんですよ。受け入れたほうがいいと思います……私も、君が気持ち良くなれるように、頑張りますから」
言いながら、俺の唇を無理矢理に奪う。
「んっ、ちゅ……。ふふ、ファーストキス、君にあげてしまいました……」
トロン、と顔を赤くしてとろけさせながら、何度も、何度も、何度もキスをする。
唇の感覚がなくなってきた頃、シエルは獰猛な笑みを浮かべた。
「舌、絡めますね……君も、気持ち良くなってください……」
優しく耳元で囁かれ、全身の力が抜けていく。
「はむ……ちゅぱ、れろ、ん、れろれろ……ぁ、君の舌、チョコレートの味がします……」
シエルの唾液で口内が満ちていくのを感じる。溶かされていく、俺の何もかもが。
俺の舌に舌を深く絡め、無理矢理俺の舌を引っ張り出したかと思えば、今度は直接俺の舌をねぶるようにして舐めてきた。
いやらしい水音を響かせながら交じり合う唾液を飲んでいるうちに、体がどんどん火照っていくような……そんな感覚。
「きもち、いいれふ……君との、キス、すごくいいですっ……ちゅ、れろ、ちゅ、はぁ、む、ん……」
それから何度ディープキスを繰り返し、何度おかしくなりかけただろう。
十分ほど経っただろうかというところで、唐突にシエルが唇を離し、絡めていた舌も開放した。
俺とシエルの口を、唾液のラインが結び、落ちて消えていく。
「まだ終わりませんよ。君が完全に私のものになるまで……愛しています、隊長」
耳にキスをされながら、俺は絶望に触れていた。
「君のここ、寂しかったですよね? 毎日女性陣にミッションに付き合わされて、君の苦労も考えずに。
慰められなくて、辛かったでしょう」
もう、言葉を発するほどの力も残ってはいなかった。
ただただ快楽に流され、飲み込まれていくだけのモノ。
「大丈夫です……私が、君を、堕としてあげます……」
シエルが俺のパンツを下ろしていく。
外気にさらされる、俺の息子。
「可愛いですね……ふふ」
ちゅ、と先端に軽くキスを落とされる。
それだけで俺の息子はフルバーストしていたのだ。
先ほどのキスで、どうやらかなり溜めさせられたらしい。
「気持ち良く、してあげます……ん、ちゅ、れろ、はむ……んぐ、はぁ、ぁ……」
いきなり加えられ、ビクッと体が跳ねる。
生まれてこの方女性経験がない俺に、いきなりフェラ。気持ち良さで頭の中は真っ白になっていたし、もう既に加えられただけで意識が飛びそうだった。
そんな考えは知ってか知らずか、シエルはじゅぼ、じゅぼと口を上下に動かしながら舌で俺の息子をいじってくる。
「ぁ、……ぐ、それ、ヤバ、い!」
「ひもちいい、みふぁいれふね……もっふぉ、よふ、ひてあげまふ……!」
単調な動きだけではなく、タマを握ったり、撫でたり、亀頭だけを舌で攻められたり。
どんどんと射精意欲が高まっていく。
「れろ、ちゅ、ぁむっ、んっ……じゅる、ちゅ、じゅぽ、ん……。そろそろ射精しそうですか?」
「っ……!」
そこからは手でしごかれる。
しゅっ、しゅっ、と。
「いっぱい出したいですよね? 私の言うとおりにしていれば、それだけで…………!」
「ぁ、出る、出るっ、シエル、ぁ、あぁ!」
「ダメです」
「ぇ……?」
ビクビクと震えながら、我慢汁をみっともなく垂らし続ける俺の息子。
もう既にいろいろと爆発しそうだったが、寸前のところでシエルがぎゅっと俺の息子を力を込めて握ることによって射精は阻止された。
「君が、私のものになる、私を愛していると言うまで……絶対に、イかせませんよ?
はむ……ん、んぐっ、れろ、うむっ、んっ……!」
シエルが、喉まで一気に俺の息子を飲み込んでいく。
喉の締め付けが強くて、すぐに射精しそうになるが、またしてもぎゅっと強く息子……と、今度はタマまで握られた。
「ぁ、あ、あぁっ!」
「おかしくなっても、いいんです……君が私だけを見てくれるのなら」
手でしごかれ、またしても限界のところで寸止め。
「ん――んぐ、んごっ、れろ、れろ……ちゅ、あむ、むぅ、れろ、うむぅ……」
「あ、あぁっ……」
またしても、寸止め。
おかしくなってしまいそうだった。
だから、もう、俺は耐え兼ねて。
もう、シエルのものになってもいい……、と。
気持ちよくなってしまえ……、と。
楽になりたいんだろう……、と。
「シエルの、ものに、なる……っ!
シエルのこと、愛してる、大好きだからっ………………!」
叫ぶようにして出した俺の声を聞いて、シエルは天使のような笑みを浮かべた。
それも、とても嬉しそうに。
「……ようやく、言ってくれましたね。
私も、あなたのことが大好きです……愛してます」
「好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好き好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好き好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで――たまらないんです」
「もう、私のここも、準備……できているんです」
ショーツを脱ぎながら、濡れた秘部を惜しげもなく俺に見せつけるシエル。
確かに、そこはもう既に濡れて、男性の生殖器を受け入れる準備を整えていた。
「入れますね……」
ゆっくりと、俺の上にまたがったシエルが、腰を落としていく。
「ぁ……」
シエルからか細い声が漏れる。
処女らしい。
こんだけやっといて未経験かい、とか思わないでもないが、それはシエルを傷つけてしまうことになる。
「シエル、だいじょ……うむっ」
言葉の途中で、唇を塞がれた。
シエルの唇……ならどれほど良かったことか。
今の俺は……シエルのショーツを、口に突っ込まれている状態だった。
「君は、気持ち良くなっていてください……んっ、ぁ、ぁぁっ!?」
破瓜の痛みに耐えているのだろう。
口を塞がれた状態では、シエルに何もしてやることはできない。
俺はただ黙って、シエルを待ち続けていた。
「だい、ぶ……気持ち良くなってきました……!」
腰を少しずつ、ぎこちなく、ゆっくりと動かし出す。
いわゆる騎乗位という奴で、色彩を失った瞳で、喘ぎながらゆっくりと腰を振り続けるシエルに恐怖しながらも、体は正直だった。
「あっ、あぁ、ん、ふぁ、すご、奥に、あ、当たってっ、君のペニス、子宮、叩いてますっ……!」
シエルの声に呼応するようにぎゅうと締め付けてくる膣内に、俺の息子は喜んでいた。
……もう、諦めよう。
俺では、シエルを助けられなかった。
ダメだったんだ。
「きみ、も、きもちよく、なって、いますか? きみの、ペニス、かたくて、おおきくて……とっても、すごいですっ」
諦メヨウ。
気持チ良クナッテシマエバイイ。
ソウ。
イイジャアナイカ。
ココマデ、頑張ッテ、キタンダ。
ショーツを口に突っ込まれたままだから何もできないし、足も大きく動かすことはできないけれど、それでもシエルに合わせて腰を振るぐらいの余裕はあった。
シエルの腰の動きを見て、俺も合わせてやる。
「ぁ、君も、気持ち良い、んですね……ぁ、はぁ、んん! ん、っく、あふぅ、あぁ♡」
認めてしまえば、シエルの膣内は俺を迎え入れるようにうねって快楽を与えてきた。
「好きです」
「好きです」
「好きです」
「好きです」
「スキデス」 「好きdeath」
「好きでス」
「スきです」
「sukidesu」
「好KIです」
「好きです」
「好きです好きです」
「好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「隊長」
「愛しています」
「シエル、もう、出る……ぞっ!」
「ぁ、君の、いっぱい出してくださいっ……!
あ――――ぁぁっ!」
「っ……シエル、お、俺まだ……」
「ふふ、いいですよ。もっと、激しくしてください……」
「シエル……シエルっ」
「ぁ、はぁ、きもち、い、ですっ、奥に当たって、赤ちゃん、できて、しまいますよ……?」
「いいさ、シエルとの子どもなら。責任持って、二人で育てよう」
「ふふ……君は、いえ、貴方は……末永く、よろしくお願いしますね……ぁ、ん、はぁ、あふぅ、あ、ぁ、はぁん、そこ、きもち、いいれすっ!」
それから俺とシエルは、常に一緒にいた。
どんな時もだ。
他の女性陣とは、ミッションに行くことも少なくなったし、行っても最低限の挨拶しかしない。
倒れてリンクエイドを求められることもあるが、そんなものは死ぬほうが悪い。
シエル以外の女性に触るなんて俺自身が許さない。
まぁ、それでも女性陣とミッションに行った日の夜は、こうやって朝まで愛し合うのだが。
シエル……シエル。
洗脳END. 「末永くよろしくお願いします」
終ワリ
このオハナシを見ている君は……いえ貴方は……ふふっ。
知っているんですよ、こっそりと私の下着を見ていること。
でも、私はその程度で顔をしかめたりなんて、当然しません。
貴方が私を意識してくれている、その事実で私は感じるんです。
貴方が私を救ってくれて、本当に良かったです。だって、だって。
貴方ト逢エタンデスカラ。
雲を切り裂いて地面に降り注ぐ日の光のように、私を照らしてくれる。
君が私のことを見てくれないことに、私は文句はありません。
だけど、君が、他の女性のものになっていく様は――とても見てはいられないんです。
「――ちょう、隊長!」
誰かの声による、唐突な意識の覚醒。
目を開けると、そこには自室の見慣れた風景。
どうやら、我が部隊の副隊長さんことシエルの話を気きながら寝てしまっていたらしい。寝不足か。いや疲れているだけなのか。
「それで、今日のミッションの課題点はどういったところにあるでしょうか、隊長っ」
「ん、ごめん、シエル……聞いてなかった……」
「ふふ、いつも君はそうやって無理をしていますね。体を大切にしてください」
そうやって机の上に置かれたのは、お皿に乗った茶色い物体。ちょうど一ダース分の十二個。
「チョコレートです。高級な材料が少しだけ手に入ったので、君の分だけではありますが……。
ヒバリさんたちに教わりながら作ってみました」
心配そうに俺の顔を覗き込んでくるシエル。
意図せずとも顔と顔の距離が縮まる。
ドキッ、と高鳴る俺の心臓。
いやいや何を考えている俺シエルが好意で作ってくれてるんだぞそうだ食べようそうしようしっしし心臓のドキドキは気のせいだし!
「お言葉に甘えて、いただくよ。……もぐもぐ」
チョコレートを口に加えた瞬間、口の中に広がる甘さ。
久しく食べていなかったから、美味しい。
「どうですか……?」
「美味しい。すっごく美味しい」
パクパクと口に放り込んでいく。
「それなら良かったです。……本当に、良かったです」
「そこまでか? 今後も手に入ったら、俺のために作ってくれよ。……なんてな」
「いえ。そうですね……君が私のことを見ていてくれるのなら、ずっと」
何を言いたいのだろうか?
シエルのことばっかり見ているわけにもいかないんだけど……う。
「ぁ、っ……また、眠くなってきた……」
また俺を襲ってきた、とてつもない睡魔。
「隊長、またですか?」
「うん……ごめんな……」
「では、私のここに……どうぞ」
そういってシエルが差し出して軽く叩いたのは、シエルの太もも。
「膝枕……? いいのか?」
「はい。君が安心して眠れるように、見ていますから」
「ありがと、シエル……おやすみ……」
薄れゆく意識の中で、俺はシエルの言葉を聞いた。
「すぐに、私だけを見させてあげます……隊長……
次に、俺が目を覚ましたとき。
そこは真っ暗な空間だった。
どれほど眠っていたのかもわからない、どれほどボケッとしていたのかもわからない。
でも、ヤバい――と俺のゴッドイーターとしての本能が、この暗い部屋に神経を張り巡らせることを強要した。
ガチャリ、と鍵が開けられ、ギギ……と、ドアが床と擦れるような音とともに開いた。
「隊長、こんばんは」
「シエル……シエルか!? あぁ、人がいて助かった……シエル、今すぐ出よう。ここがどこかはわからないけど」
「いえ、それはできません」
「何でだよっ!?」
語気が荒くなるのも抑えずに、俺は怒声を上げるようにして問うた。
「隊長を鎖に繋いだのは……私ですから」
そこで、気づいた。
頭が完全に覚醒していなかったのか、先ほどまでは気づいていなかったが。
俺の腕は天井から吊るされ、足は足かせがついたよくある拘束具でしっかりと拘束されていた。
「何で、こんなことを……!?」
動けないという事実が、何よりも俺を恐怖に陥れた。
今、俺はシエルに何をされても……抵抗できない。
「私が、君のことを……愛しているからです」
「シエル……」
「君はいろんな女性に好かれていますよね。知っていますか? 目を背けてはいませんか?
私と、向こう100年くらい仲良くするって、君は確かに言ったんです。でも、でも」
「君が私のことを見てくれる機会がどんどん減っていって」
「君が私のことを、同僚としか思っていないような気がして」
「それはジリジリと、万力のような力で私と君と引き剥がしていくんです」
「そんなこと――私は許せません。だから、君を……私のものに、させてください」
言うが早いか、シエルは俺に飛びついてきていた。
握っていた小さいナイフで俺の服を切り捨てながら、俺の顔をシエルのほうへ向けさせる。
「っぐ!」
「……怖がらなくていいんですよ。受け入れたほうがいいと思います……私も、君が気持ち良くなれるように、頑張りますから」
言いながら、俺の唇を無理矢理に奪う。
「んっ、ちゅ……。ふふ、ファーストキス、君にあげてしまいました……」
トロン、と顔を赤くしてとろけさせながら、何度も、何度も、何度もキスをする。
唇の感覚がなくなってきた頃、シエルは獰猛な笑みを浮かべた。
「舌、絡めますね……君も、気持ち良くなってください……」
優しく耳元で囁かれ、全身の力が抜けていく。
「はむ……ちゅぱ、れろ、ん、れろれろ……ぁ、君の舌、チョコレートの味がします……」
シエルの唾液で口内が満ちていくのを感じる。溶かされていく、俺の何もかもが。
俺の舌に舌を深く絡め、無理矢理俺の舌を引っ張り出したかと思えば、今度は直接俺の舌をねぶるようにして舐めてきた。
いやらしい水音を響かせながら交じり合う唾液を飲んでいるうちに、体がどんどん火照っていくような……そんな感覚。
「きもち、いいれふ……君との、キス、すごくいいですっ……ちゅ、れろ、ちゅ、はぁ、む、ん……」
それから何度ディープキスを繰り返し、何度おかしくなりかけただろう。
十分ほど経っただろうかというところで、唐突にシエルが唇を離し、絡めていた舌も開放した。
俺とシエルの口を、唾液のラインが結び、落ちて消えていく。
「まだ終わりませんよ。君が完全に私のものになるまで……愛しています、隊長」
耳にキスをされながら、俺は絶望に触れていた。
「君のここ、寂しかったですよね? 毎日女性陣にミッションに付き合わされて、君の苦労も考えずに。
慰められなくて、辛かったでしょう」
もう、言葉を発するほどの力も残ってはいなかった。
ただただ快楽に流され、飲み込まれていくだけのモノ。
「大丈夫です……私が、君を、堕としてあげます……」
シエルが俺のパンツを下ろしていく。
外気にさらされる、俺の息子。
「可愛いですね……ふふ」
ちゅ、と先端に軽くキスを落とされる。
それだけで俺の息子はフルバーストしていたのだ。
先ほどのキスで、どうやらかなり溜めさせられたらしい。
「気持ち良く、してあげます……ん、ちゅ、れろ、はむ……んぐ、はぁ、ぁ……」
いきなり加えられ、ビクッと体が跳ねる。
生まれてこの方女性経験がない俺に、いきなりフェラ。気持ち良さで頭の中は真っ白になっていたし、もう既に加えられただけで意識が飛びそうだった。
そんな考えは知ってか知らずか、シエルはじゅぼ、じゅぼと口を上下に動かしながら舌で俺の息子をいじってくる。
「ぁ、……ぐ、それ、ヤバ、い!」
「ひもちいい、みふぁいれふね……もっふぉ、よふ、ひてあげまふ……!」
単調な動きだけではなく、タマを握ったり、撫でたり、亀頭だけを舌で攻められたり。
どんどんと射精意欲が高まっていく。
「れろ、ちゅ、ぁむっ、んっ……じゅる、ちゅ、じゅぽ、ん……。そろそろ射精しそうですか?」
「っ……!」
そこからは手でしごかれる。
しゅっ、しゅっ、と。
「いっぱい出したいですよね? 私の言うとおりにしていれば、それだけで…………!」
「ぁ、出る、出るっ、シエル、ぁ、あぁ!」
「ダメです」
「ぇ……?」
ビクビクと震えながら、我慢汁をみっともなく垂らし続ける俺の息子。
もう既にいろいろと爆発しそうだったが、寸前のところでシエルがぎゅっと俺の息子を力を込めて握ることによって射精は阻止された。
「君が、私のものになる、私を愛していると言うまで……絶対に、イかせませんよ?
はむ……ん、んぐっ、れろ、うむっ、んっ……!」
シエルが、喉まで一気に俺の息子を飲み込んでいく。
喉の締め付けが強くて、すぐに射精しそうになるが、またしてもぎゅっと強く息子……と、今度はタマまで握られた。
「ぁ、あ、あぁっ!」
「おかしくなっても、いいんです……君が私だけを見てくれるのなら」
手でしごかれ、またしても限界のところで寸止め。
「ん――んぐ、んごっ、れろ、れろ……ちゅ、あむ、むぅ、れろ、うむぅ……」
「あ、あぁっ……」
またしても、寸止め。
おかしくなってしまいそうだった。
だから、もう、俺は耐え兼ねて。
もう、シエルのものになってもいい……、と。
気持ちよくなってしまえ……、と。
楽になりたいんだろう……、と。
「シエルの、ものに、なる……っ!
シエルのこと、愛してる、大好きだからっ………………!」
叫ぶようにして出した俺の声を聞いて、シエルは天使のような笑みを浮かべた。
それも、とても嬉しそうに。
「……ようやく、言ってくれましたね。
私も、あなたのことが大好きです……愛してます」
「好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好き好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好き好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで――たまらないんです」
「もう、私のここも、準備……できているんです」
ショーツを脱ぎながら、濡れた秘部を惜しげもなく俺に見せつけるシエル。
確かに、そこはもう既に濡れて、男性の生殖器を受け入れる準備を整えていた。
「入れますね……」
ゆっくりと、俺の上にまたがったシエルが、腰を落としていく。
「ぁ……」
シエルからか細い声が漏れる。
処女らしい。
こんだけやっといて未経験かい、とか思わないでもないが、それはシエルを傷つけてしまうことになる。
「シエル、だいじょ……うむっ」
言葉の途中で、唇を塞がれた。
シエルの唇……ならどれほど良かったことか。
今の俺は……シエルのショーツを、口に突っ込まれている状態だった。
「君は、気持ち良くなっていてください……んっ、ぁ、ぁぁっ!?」
破瓜の痛みに耐えているのだろう。
口を塞がれた状態では、シエルに何もしてやることはできない。
俺はただ黙って、シエルを待ち続けていた。
「だい、ぶ……気持ち良くなってきました……!」
腰を少しずつ、ぎこちなく、ゆっくりと動かし出す。
いわゆる騎乗位という奴で、色彩を失った瞳で、喘ぎながらゆっくりと腰を振り続けるシエルに恐怖しながらも、体は正直だった。
「あっ、あぁ、ん、ふぁ、すご、奥に、あ、当たってっ、君のペニス、子宮、叩いてますっ……!」
シエルの声に呼応するようにぎゅうと締め付けてくる膣内に、俺の息子は喜んでいた。
……もう、諦めよう。
俺では、シエルを助けられなかった。
ダメだったんだ。
「きみ、も、きもちよく、なって、いますか? きみの、ペニス、かたくて、おおきくて……とっても、すごいですっ」
諦メヨウ。
気持チ良クナッテシマエバイイ。
ソウ。
イイジャアナイカ。
ココマデ、頑張ッテ、キタンダ。
ショーツを口に突っ込まれたままだから何もできないし、足も大きく動かすことはできないけれど、それでもシエルに合わせて腰を振るぐらいの余裕はあった。
シエルの腰の動きを見て、俺も合わせてやる。
「ぁ、君も、気持ち良い、んですね……ぁ、はぁ、んん! ん、っく、あふぅ、あぁ♡」
認めてしまえば、シエルの膣内は俺を迎え入れるようにうねって快楽を与えてきた。
「好きです」
「好きです」
「好きです」
「好きです」
「スキデス」 「好きdeath」
「好きでス」
「スきです」
「sukidesu」
「好KIです」
「好きです」
「好きです好きです」
「好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです」
「隊長」
「愛しています」
「シエル、もう、出る……ぞっ!」
「ぁ、君の、いっぱい出してくださいっ……!
あ――――ぁぁっ!」
「っ……シエル、お、俺まだ……」
「ふふ、いいですよ。もっと、激しくしてください……」
「シエル……シエルっ」
「ぁ、はぁ、きもち、い、ですっ、奥に当たって、赤ちゃん、できて、しまいますよ……?」
「いいさ、シエルとの子どもなら。責任持って、二人で育てよう」
「ふふ……君は、いえ、貴方は……末永く、よろしくお願いしますね……ぁ、ん、はぁ、あふぅ、あ、ぁ、はぁん、そこ、きもち、いいれすっ!」
それから俺とシエルは、常に一緒にいた。
どんな時もだ。
他の女性陣とは、ミッションに行くことも少なくなったし、行っても最低限の挨拶しかしない。
倒れてリンクエイドを求められることもあるが、そんなものは死ぬほうが悪い。
シエル以外の女性に触るなんて俺自身が許さない。
まぁ、それでも女性陣とミッションに行った日の夜は、こうやって朝まで愛し合うのだが。
シエル……シエル。
洗脳END. 「末永くよろしくお願いします」
終ワリ
このオハナシを見ている君は……いえ貴方は……ふふっ。
知っているんですよ、こっそりと私の下着を見ていること。
でも、私はその程度で顔をしかめたりなんて、当然しません。
貴方が私を意識してくれている、その事実で私は感じるんです。
貴方が私を救ってくれて、本当に良かったです。だって、だって。
貴方ト逢エタンデスカラ。
このページへのコメント
シエルちゃんにこれくらい依存されたいな
ヤンデレの真髄を見た。
ちょっと怖いっす
ちょっと想像してた物語と(大分)違うけど話的にいいんじゃないかと。