ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

「流石にそれは……どん引きです……」

サカキ博士、もといサカキ支部長から依頼の内容について説明を受けた俺は思わずそうこぼしていた。
先ほどまでディアウス・ピターの群れ(4体)と死闘を演じていた疲れで幻聴にでもなったのかと疑ったくらいだ。
サカキさんもサカキさんで呆れた内容であることは重々承知している様子だった。

「誰かさんの真似をしたって駄目だよ。
 僕だってこんな馬鹿げたことなんて本来はご免なんだけど……よりによって本部からの通達だからね」

気が進まないのはお互い様のようだ。
上からの通達は簡単に言ってしまえばこうだ。

新たな新型神機の適合者としてエリナ・デア=フォーゲルヴァイデを極東支部第一部隊へと配属する――

何が馬鹿げているかは言うまでもないだろう。
彼女とは何度か面識があるが、確か彼女はまだ若干11歳。
もしもこの通達が正式に世に出れば、あのソーマすら上回る最年少の神機使いになるのだから。

「本部通達だろうと何だろうと無茶苦茶です!
 神機使いとして元から飛びぬけた実力を持ったソーマですら12歳まで実戦投入を待たなければいけなかったのに……
 普通の人間の彼女では実戦に耐えうるとは思えません!」
「それはもちろんだよ。いくら適性が見つかったとはいえ、精神的にも肉体的にもまだまだ実戦は時期尚早だ。
 どうも本部は最近のアラガミによる被害の拡大に焦っているようでね。大方市民感情の悪化を恐れているんだろうが……。
 大丈夫、僕としても見過ごすわけにはいかなかったからね。ちゃんと対応策は考えてある」

したり顔でサカキさんが嬉しそうに語る。
どうやら本部の方との交渉で向こうに一杯食わせたらしい。
どうもこの人は腹黒い所があって時々怖い。
そんなことを考えながら、策とは?と彼に問う。

「うん、まず彼女が第一部隊に配属になること自体は本部の決定で覆しようがない。
 でもね、向こうだって貴重な人材をむざむざ見捨てたいわけではないんだよ。そこで……だ。
 対外的には神機使いの増員を示すために一応配属はさせるけど、しばらくは君を教官として演習を積ませようと思う。
 もう少し成長して、頼れる神機使いになったら、その時は本格的に第一部隊で働いてもらうようにしよう」

サカキさんの説明を聞いて、仕方ないか…と半ば諦観の念を抱く。
ここまで話が進んでいるということはもうどうしようもないだろう。
ミッション直後で疲れ果てた身にしてみれば、無駄な抵抗をするよりも一刻も早くベッドにダイビングしたい。
俺は二つ返事で了承するとさっさと支部長室から引き揚げた。
教官役ぐらい、どうとでもなるだろう。
あぁ、ふかふかのベッドが俺を呼んでいる。

支部長室でのやりとりから3日後、俺は対アラガミ戦用の演習室で例の新人さんが来るのを待っていた。
アーク計画の一件から2年、その間エリナは本部で暮らしていたため会うのは2年ぶりとなる。
育ち盛りの年頃、随分と見た目も変わっているのだろうかと物思いにふけっていると、演習室の扉が勢いよく開いて一人の少女が入ってきた。
2年の時を経ただけに背丈はかなり伸びていたが、それでもまだまだ子供の面影を色濃く残している。
一目でエリナだとわかった。

エリナの方もこちらに気づいたのか足早に駆け寄ってくる。

「本日付で第一部隊所属になりましたエリナ・デア=フォーゲルヴァイデです。以後よろしくお願いします」

あまりの口調の変わりぶりに言葉を濁していると、無表情だった顔にいたずらっ子のような笑みが浮かんだ。

「……なぁんて。びっくりした?久しぶりお兄ちゃん、2年ぶりだよね。
念願のゴッドイーターになれたから、これからはアラガミをどんどんやっつけちゃうよ! よろしくね!」

昔と変わらない様子に呆れつつも心のどこかでほっと安堵する。
見知った人には人懐っこい雰囲気も変わらないなと思いつつ、とりあえず隊務中は隊長と呼ぶように注意しておいた。

面識もあるので挨拶もほどほどにして早速訓練に入る。
アラガミを模した訓練用のターゲット1体との模擬戦闘だ。
当然、エリナの能力を考慮して通常のものよりも弱体化してある。

訓練が開始されるや否や、エリナは水を得た魚のように活き活きと目標へと飛びかかっていく。
ショートソードを器用に扱いながらの立ち回りは様になっており、本部が異例の認定に動いたのも分からなくはないほどのものだ。
しかし、どこかひっかかる。
技量とかいったものではなくもっと別の部分で。
そう考えた俺はターゲットを切り刻み続けるエリナに声をかけてこちらに呼ぶ。
近づいてきたエリナになぜゴッドイーターになる決心をしたかを問いただす。

「なんでって、エリックの仇を討つために決まってるじゃない。エリックを殺したアラガミなんてこの世から消えてなくなっちゃえばいいのよ」

迷うそぶりの全くない答えが返ってきて、やっぱりかと内心毒づく。
気が重いが説明しなければならないだろう。
俺はエリナにここの支部長はアラガミとの共生を目指しているということ、自分もまたその考えに同調していることを説明した。
案の定、途中からエリナの表情がかげり出し、説明を終えるころには拳を握りしめて激情を押さえるので精いっぱいという風になっていた。


「共生って何……? 人を食べるアラガミなんかと仲良くなんておかしいよ……」

絞り出すような声が聞こえてくる。
確かにエリナにとってはアラガミとの共生など認められるはずもないだろう。
しかし、しかしそれでも……

「何も俺たちの考えに賛成しろってわけじゃない。世間には君みたいにアラガミを恨む人たちが大勢いる。
俺たちの考えの方がむしろ少数派だろうな。そんな考えを君に強制するつもりはないよ」
「それじゃあ……!」
「だけど、エリックの仇討ちというのは間違ってる。その考えだと、アラガミを殺すことこそが目的になってしまう。
そうじゃないだろう。俺たちの目的は人々を守ること。そのための手段として、アラガミを倒すんだ」

俺はエリナの目をしっかりと見据える。
脳裏にあの人が浮かんだ。
駆け出しだったころの俺を鍛え上げ、神機使いとしての矜持を教えてくれたあの人が。

「昔お世話になった人の言葉だけど、神機使いはまず生き残ることが大切なんだ。生きていないと大切な人を守ることすらできないからな。
エリックだってエリナや皆を守るために必死で戦っていた。その気持ちを引き継ぐことこそが本当にエリックのためになるんじゃないか」

言うべきことを伝え、エリナの反応を待つ。
エリナは反応に困ったように俯くと踵を返してしまった。

「ごめん…よくわからない。……今日は早退します」

それだけ告げると足早に立ち去ってしまった。

それからしばらくエリナはほとんど自室に閉じこもりっきりだった。
と言っても食事はとらないとまずいのでそれだけはエリナの部屋まで持って行っていたわけだが。
この問題ばかりは自分でけじめをつけないといけない問題だし、時間も必要だろうと考えてあまり干渉はしないようにしたのだ。


ちょうど1週間経った日のこと。
その日の夕方も普段通り夕食を届けるだけのはずだった。
ドアをノックし顔を出したエリナに配給を手渡す。
そのまま立ち去ろうとしたところ、背中に「…待って」という声がかかけられた。
振り返った瞬間エリナに腕をとられる。

「少し話たいことがあるの」

そう言うや否や、有無を言わさず部屋へと引き込まれた。
背後でカチャリという音が響く。ちょっと待て、なぜ鍵をかける。

とりあえず言われるままに椅子に座る。
エリナはと言うと、自分のベッドに腰掛け何かをためらっているかのようにもじもじとしていた。
何も言わずに見守っていると、意を決したかのように口を開く。

「この前はごめんなさい…急だったから私もどうしていいかわからなかったの。
……あれからいろいろと考えてみたけど、私にはやっぱりアラガミとの共生はおかしいと思う」

やっぱりか。分かっていたこととは言え改めて言われると辛い。
自分の掲げる理念が少数派だということは分かるが、それでもこうして改めて否定されると応えるものがある。
こちらの心象を感じ取ったのか、でもね、とあわてて付け加える。

「仇討ちはよくないってことはその通りだと思ったの。エリックはミッションが終わったら必ず私に会いに来てくれた。
私や皆を大事に思ってくれていて、そのために戦っていたんだと思う。仇討ちのために私がアラガミと戦うって知ったらきっとエリックも反対するわ。
……結局、私のわがままだったんだね、全部」

俯き加減で話すエリナの頬に光の筋が見える。
俺はエリナの隣に移動し、そっと抱きしめた。
辛いことだと思う。この2年はきっとそのことを考えて生きてきたのだろうから。
でも、これはゴッドイーターとして、何よりエリックの遺志を継ぐ者として避けては通れない道だと思う。
感情を隠しきれなくなったエリナが俺の胸にすがりついて泣きじゃくる。
それは、新たな“神を喰らう者”の産声のようにも聞こえた。


泣き続けていたエリナもやがて落着きを取り戻し、部屋に静寂が戻ってくる。
だが、困った。いつまでたってもエリナが抱きついて離れてくれないのだ。
さっきはエリナを慰めるために抱きしめたが、さすがにこの状況に至るとどうしようもない背徳感が湧き上がってくる。
いかん、このままでは何かがまずい。

「ねぇ、お兄ちゃん」

そんなことを考えていると下から声をかけられた。
目線を下ろすと、抱きついたままこちらを見上げるエリナと目があう。

「実はね……話したいことがもう一つあるんだ」
「な、何を?」

上目づかいが妙に可愛らしくて、思わず声が上ずってしまう。

「エリックが死んでから今日までの2年間、私はアラガミのいない世界を作りたいって考えて周りの人たちにそれを話してきたわ。
でも、皆私を子供扱いしてまともに取り合ってくれなかった。すごいね、とかがんばるんだよ、とかなだめる様に言うの。
本心では全然本気にしてなかったくせに。お父様ですらそうだった」

でもね、と彼女は言葉をつぐ。

「あなたは違った。2年前も今も、あなたは私の言葉をちゃんと聞いてくれた。その上で私を叱ってくれた。
ありふれたことかもしれないけどとても嬉しかった。あなたは他の人とは違う、私にとって世界で一人だけの大切な人。
いきなり、って思うかもしれないけど、私はあなたが好きです」

ここで言葉が途切れる。エリナの顔がみるみる紅潮していく。
恥ずかしさを紛らわせるためか彼女が勢いよく俺の胸に顔をうずめる。

「私じゃ……だめかなぁ……」

言葉足らずながらその真意は十分に伝わるその呟き。
今度は俺が悩む番だった。思わず返事に窮してしまう。
エリナをそんな風に見るなんて俺は考えたこともなかった。

真っ白になりかけた俺の脳裏に、演習場でエリナと久し振りに出会った時のことが思い浮かぶ。
そう言えば、あのとき俺は昔と変わらぬエリナの姿にほっとしていた。
昔と変わらぬ彼女の姿は俺にとって眩しかったのかもしれない。


思えば、アーク計画の1件から今日までの間に俺は疲れ果てていたのだ。
アラガミは日々手強くなっていき、それに伴ってアナグラの面々も随分と様変わりした。
見知った者が段々と姿を消していき、その度に己の無力を呪った。
追い打ちをかけるように辛かったのは自分自身が変わっていくことが分かってしまうことだ。
いくら語っても共生なんて馬鹿げているとまともに取り合ってくれない人たち。
そしてアラガミとの共生を掲げながら、そのアラガミを狩り続けねばならない自分自身の矛盾。
何より、それを繰り返すうちに徐々に何も感じなくなってくる自分がどうしようもなく嫌だった。

そんな俺の元にエリナは現れた。昔と変わらぬ笑顔で。
ほっとしたのも事実だが、今思えばそれ以上に嬉しかったのだ。
その喜びは疲れ果てた俺の心を潤してくれる。
俺にとっても、彼女は――

「……お兄ちゃん?」

不安そうな声が掛けられてはっと我に返る。
下を見ると、エリナが不安そうな顔でいた。
随分と長く待たせてしまったようだ。悪いことをした。
軽く息を吸い込んで、答えを紡ぐ。

「こんな俺でいいなら、こちらこそ喜んで」

その言葉に、不安げだったエリナの顔がぱっと輝く。
そう思った直後、エリナが急に顔を近づけてきた。
突然のことで反応できず、そのまま2人の唇が重なりあう。

「ん……ちょっと待て、エリナっ…!」
「別に、いいでしょ?あふっ……そうし…そうあいなんだからぁ」

そう言ってほほ笑むと、さらにキスをねだってくる。
最初は唇を重ねるだけのものだったのが、徐々に舌をからめる深いものになっていく。

「んっ、はぁ、れろっ…んちゅ、キス、しゅごいぃ……」

エリナの瞳が徐々にとろんとした虚ろなものになっていく。
まだまだ幼さを残しつつもその姿はすでに女性としての魅力を放っている。
名残惜しさを感じつつも、唇を離す。

「んはぁ……キスって、すごいんだね……」

まだキスの余韻が残っているのか、瞳を潤ませたエリナが見つめてくる。


「ねぇ、続きも……しよ?」
「…いいのか?」
「うん、お兄ちゃんなら……。それに、怖いの。エリックみたいにお兄ちゃんがいなくなってしまうのが。
だから…そうなる前に私をお兄ちゃんのものにして」

自分の中で理性のたがが外れる音がした。もうどうにでもなってしまえ。

服を脱いだエリナがベッドに横たわる。
年齢相応の未発達でスレンダーな体があらわになる。
その白い肌は、先ほどのキスのせいか心なしか赤みがさしている。
下腹部の方に手を伸ばす。
まだ毛も生えていないその場所はすでに濡れていた。

「キスで感じちゃった?」
「んっ、だって気持ちよかったんだもん…」

恥ずかしさに頬をそめる様子が愛おしくて、俺は本格的に秘部を愛撫し始める。
すじにあわせてこすりあげると、その動きに合わせてエリナが嬌声を上げる。

「はっ…あっ、はぁっ! んんっ、おにい、んむっ…ちゃん……」

それを繰り返しているうちに主人の嬌声に合わせてぷくっと膨張したクリトリスが存在を主張し始める。
指でつまむと一際大きな声をあげてエリナが弓なりにのけぞる。

「んああぁっ! そこはだめ…ひぐぅ! おかしくっ、おかひくなっひゃううぅぅ!」

割れ目からぷしっと飛沫があがる。
どうやら達してしまったようだ。
割れ目を広げるとそこはもうぐちょぐちょに濡れそぼっていた。
そろそろ頃合いかと思い、絶頂の余韻であらい息をついているエリナに告げる。


「うん…いいよ。遠慮しなくていいからね?」

太ももを抱えて自ら股を開いて見せるエリナ。
ここまでされたらこちらも応えねばなるまい。
俺は自身の分身を彼女の秘所にあてがう。

「いくぞ、エリナ」
「うん……」

不安そうなエリナを少しでも安心させようと頭を優しくなでる。
そのまま片腕でエリナを抱きよせ、もう片方の腕でゆっくりと挿入していく。

「んっ…いっ、つうぅっ…」

辛そうな顔をするエリナに少し申し訳なく思う。
とはいえ、こちらもぎゅうぎゅうに締め付けられており気遣う余裕もなかった。
ふと下を見ると結合部から一筋の鮮血が見て取れた。

「やっぱり処女だったのか…」

思わず呟くとエリナに頭を小突かれる。

「んっ…当たり前でしょ!私まだ11歳なんだから処女にきまってるじゃない。…もうっ、変態さんなんだから……」

痛さを紛らわすようにいたずらっぽくほほ笑む様子がまた可愛らしくて、両腕で彼女を抱きしめる。

「無理させちゃったな。ごめん」
「うぅん、そんなことないよ。痛いけど…その痛みがとっても嬉しいの。えへへ、おかしいね、わたし…」
「あまり痛みを長引かせたくないから思い切っていくぞ。辛かったらすぐ言うこと、いいな?」
「ん、わかった…」

俺の背に回された彼女の腕がわずかに強張る。
その感触を感じながら、俺はなるべく負担をかけないように気をつけて一気に最奥へと剛直を突きいれた。


「あぎぃっ!? ぐぅっ、あっ、んあああああああっ!」

痛みに耐えかねてエリナが叫ぶ。
目の焦点が合っておらず、酸欠になったかのように口をぱくぱくとしている。
覚悟していたとはいえあまりの痛々しさに、俺は強く彼女を抱きしめる。

「あふぅっ…はぁ、はぁ、おにい…ちゃん…?」
「ごめん、いたかったよな。大丈夫か?」
「んぅっ、大丈夫だってぇっ、それよりも…全部…はぁっ、入った…?」

まだ息も絶え絶えと言った様子のエリナに言われ下に目をやる。
感触からして最奥の子宮口には達しているはずだったが、まだ剛直は8割ほどしか埋まっていない。
彼女の幼さからいえば当然のことなのだが、ここでそれをわざわざ告げるのも酷な話だろう。
そう判断して彼女に微笑む。

「ああ、全部入った。頑張ったな」

そう言って頭をなでると嬉しそうに目を細める。
その様子が可愛らしく、いつまでもこうしていたい気分だったがそうもいかない。
エリナの膣は俺のを引きちぎらんとするかのようにきつく締めあげてきて、これ以上は限界であった。

「…っ、ごめんエリナ。もう動く!」
「えっ、ちょ、ちょっと待って。やっと落ち着いてきて……んあああああぁぁっ!」

止めようとするエリナの言葉を待ち切れずに一気に引き抜く。
間をあけず引き抜いた逸物を再びねじ込む。
全部入り切っていないとはいえぎゅうぎゅうに締め付けられるその感覚はすぐにも達してしまいそうだ。
挿入から少し間をおいてから動き始めたためか、エリナの方も先程に比べれば少しは楽そうであった。

「はぁっ、はっ…んっ、んあっ! ひああっ、あ、あんっ!」

エリナの声が段々艶をおびたものになってくる。
膣内の動きも締め付けのきつさは相変わらずだが、異物を排出しようとするかのような締め付けだったものが奥へ奥へと引き込むようなものへと変わってきている。

「もう慣れてきた? 意外とエッチだなエリナは」

少しからかってみせると、うるんだ表情でこちらを見つめ返してくる。

「ふはぁっ、はぁっ、エッチなろは…んっ、きらい……?」
「嫌いじゃないよ。すごくかわいい」

そう言いながらキスをする。
少し驚いたような素振りを見せたもののすぐに受け入れてくれる。
舌をからめるとそれが心地よかったのか下の方もきゅっと締め付けてくる。

「んちゅっ、んむぁっ、キス…いいっ……!」

キスが気に入ったのか、キスをしてから明らかにエリナの反応が変わってくる。
膣内の締め付けもさらに激しくなり絶頂が近いことを知らせる。
そう感じた俺は、ストロークを早めて彼女を高みへと昇らせていく。

「んんっ!? なにか、なにか変だよぉ。何かきてるっ! いっちゃうっ! いっ……んあっ、ひゃあああああぁんっ!」

肩にかかる手にギュッと力が入る。
未知の快感にぶるぶると体を震わせ、エリナは絶頂を迎えた。


「ふぅっ、お疲れ様。気持ちよかったよ」

そう言って彼女の膣から逸物を引き抜く。
エリナをベッドに寝かせて休ませ、後片付けをどうしようかと早々に考えていると、

「……ねぇ、まだでしょ?」

と言う声がかけられた。
声の主は、絶頂の余韻がようやく落ち着いてきたエリナだった。

「……ハイ?」

意味がわからず、素っ頓狂な返事を返してしまう。

「だから! まだ続きをしようって言ってるの!」
「いやいや、無理しちゃだめだ。初めてだったんだからまだ辛いでしょ」
「私はいいの! それよりも、お兄ちゃんまだ射精してないでしょ」
「うっ」

それを突かれると痛い。確かに、俺はまだ達してはいないが……

「私だけ勝手にイってちゃ意味がないの! 恋人同士なんだから、あなただって気持ち良くならないとダメ!」

そう言いながらベッドから上体を起こし、四つん這いになりお尻を突き出すような格好になる。

「おねがいっ、恋人になれたっていう印がほしいの! 」

恥ずかしさに顔を真っ赤に染めながらも自分で陰唇を広げて、切なげな声でねだる。
こんな姿を見せられて、堪えられる男子など世にいないだろう。

「……っ! エリナ……っ」

四つん這いになった彼女の腰に手をかけ、すでに濡れそぼっている秘所にいきりたった剛直を叩き込む。

「ひゃあんっ、きたあっ!」

処女であった先程とは違い、エリナの方も随分と痛みが薄くなってきたようだ。
エリナの負担が軽くなっていることに少し安堵しながら腰を進めていくと、妙なことに気づいた。
先程は8割ほどまでしか埋まっていなかった剛直がほぼ根元まで飲み込まれているのだ。
しかも、引きちぎらんとするほどだった締め付けも、今や巧みにうねりながらこちらの快感を刺激するようになってきている。

「今度はすんなりと奥まで入ったな……」

あまりの変化に無意識に呟いてしまったが、それを聞いたエリナは艶めいた笑みを浮かべる。

「んふふっ、すごいでしょ……。私のここっ、も、お兄ちゃんの形をっ、覚えちゃったんだよ……?」

目の前が真っ白になった気がした。
そのいじらしくも卑猥な一言に俺の理性がぷつりと音をたてて焼き切れる。
そのまま衝動にまかせてエリナを叩き伏せようかと言うほどの勢いで腰を往復させる。

「うひゃんっ!? おにいちゃ、いきなりっ、はげし……あんっ、ふあぁ、ひぃん!」

いきなりの激しい攻めに息も絶え絶えな様子のエリナ。
ぱちゅっ、くちゅっ、という卑猥な水音が絶えることなく部屋に響く。
だが、理性が吹き飛んだ俺はまだまだ満足はしていなかった。

逸物を一度膣から引き抜きエリナを仰向けにさせる。
正常位の状態で再度挿入し、両手でエリナをしっかりと抱きしめる。


「さぁ、いくよエリナ」
「えっ……? な、何をするの……?」

少し不安そうな顔を見て俺の中で嗜虐心が頭をもたげてくる。
ちょっとだけいじわるしてみようか……。

「こうするんだよ」
「ひゃんっ!?」

言うや否や、彼女を抱き抱えたまま上体を一気に起こす。
つながったまま、エリナを腰で抱えあげる。
いわゆる“駅弁”と言われる体位である。
太ももを抱える俺の手と肩に回されたエリナの腕が多少の負担を軽減するものの、それ以外のエリナの体重がすべて陰部に集中する。
当然剛直は今までにない程に秘所に飲み込まれ、最奥に達した亀頭が激しく子宮口を圧迫する。

「う…はぁっ、はぁっ、らめぇっ、ふっ、深いよぅ…」

今までとは違う圧迫感にエリナがあえぐ。
俺は紛らわすように口づけをすると、腰を突きあげてストロークを開始した。

「あ、あっ、ひっ、ひぃん! す、すごいぃ、ガンガンきてるぅ……あぁん!」

涎が口の端から垂れてきているのにもかまわずエリナが激しくあえぐ。
ぎゅっ、と爪を立てるほどの勢いでエリナの手が俺の肩をつかむ。
力の加減というものがないそれはかなり痛かったが今はそんなことはどうでもよかった。
少しでも多くこの時間を味わっていたい。
俺は無我夢中で腰を振り続けた。

「あ、あたまっ、しびれるっ……い、いいよぉ、おにいちゃ、あああっ!」

最奥部まで達している状態で腰を振り、子宮口をコツ、コツ、と絶え間なく小突く。
その感触が気に入ったのか、きゅん、と膣内が悲鳴をあげ、エリナは許容範囲を超えた快楽に翻弄されている。
行き場のない快感を紛らわせようとかぶりを振って暴れる。
それを邪魔するように頭を手で押さえてキスをすると、いよいよエリナの表情はとろけ、締め付けが一段と強くなる。

「……っく、そろそろ出すぞエリナっ!」
「ふあっ、わ、私もいっひゃうぅっ! しょこっ、そこでらしてぇ! 奥にくっつけてらしてっ!」

おそらくは子宮口に密着させて出してほしいということだろう。
リクエストに応えて残った力を振り絞って腰を打ちこむ。
そのあまりの勢いは最奥に達しただけでは止まらず、亀頭が子宮口をくぱっと押し開く。

「んひいいいぃっ! らめぇっ、なにか開いちゃってるぅっ! 気持ちよしゅぎて、あたまっ、おかしくなっちゃうよぉぉっ!」
「う……おおおおっ!」
「いくっ、いくぅ、いっひゃうううぅ! とんじゃうよおおぉぉっ!」

エリナが絶頂に達すると同時に最奥に射精する。
たまっていた分を根こそぎ放出したようなそれは、ドクン、という音でも聞こえてきそうな勢いでエリナの子宮へと流れ込んでいく。

「んあ、あふぅ、はぁ……せーし、いっぱいでたね……。おなかの中、あぅ、すごくあったかい……」

絶頂を迎えて恍惚とした表情で夢見ごこちな様子のエリナ。
対する俺はと言うと、先ほどの射精にすべてをつぎ込んで体力が尽き果ててしまい、エリナを抱きかかえたままベッドに倒れこんでしまった。

「……すまん、もう少しだけこの状態で待ってくれ。とても動けそうにない」
「……んっ、いいよ。私も…この感触をもうちょっと味わっていたいから……」

こうして俺が動けるようになるまでの間ベッドで互いに抱き合いながら、時折キスなどしつつ過ごしていった。


「……正直すまんかった」
「え、な、何が?」

やっと動けるようになって最初に俺がしたことはエリナへの土下座だった。
片やエリナは何を謝られているか分からないようであたふたしている。
ベッドに腰掛ける少女と、床で土下座する男。
今もし誰かが部屋に入ってきたら間違いなくどん引かれるだろう。
今更ながら部屋に鍵をかけたエリナに感謝する。

「い、いや、途中から暴走しちゃってエリナのことなんて考えずに突っ走っちゃったからさ。無理させただろ?」
「あ、うん、そうなんだけどね……なんと言うか、あのぐらいされた方がお兄ちゃんを感じられるというか、
愛されてるって実感がするの。だからそんなに気にしなくていいよ」
「そ、そうか。ならよかった。……でもあまり激しくしすぎないようにしような。
あまり小さい頃からハードなことばっかやってるとお嫁にいけなくなるぞ?」
「だーかーら、私はお兄ちゃんのお嫁さんになるからいいの! それに小さいっていうなばかー!」
「ははは、悪い悪い」

怒ったエリナに小突かれながら、こんなやりとりも久しぶりだなと思い返す。
任務任務の毎日で、プライベートで一緒に馬鹿やったりするやつなんてコウタぐらいしかいない。
やっぱり疲れていたんだなと嘆息し、改めて救ってくれたエリナに感謝する。

「悪かったってば。それより、2回もやったんだから疲れただろ。もう休んだ方がいいよ」
「でもまだ……」
「訓練。明日からまたやるんだろ?」
「……むぅ。じゃあ寝るから、その代わりに一緒に寝よう?」
「どうしてそうなる」
「いいでしょ相思相愛なんだから!」
「またそれかよ。……まぁいいや、んじゃあさっさと寝るぞー」
「やたっ! だからお兄ちゃん好き!」

そんなやり取りをしつつ、彼らは眠りについていく。
目が覚めた時、彼にはまた一つ守るべきものが増えているだろう。
時としてそれは重荷となるのかもしれない。
だが、それでいい。その重さを神機に乗せて、彼らは剣をふるうのだから。


PC×エリナ後日談

エリナの部屋での出来事から2週間後、2人はエントランスでニュースを見ていた。
その光景を別段不思議そうに見つめてくる者はいない。
最初は物珍しさで注目もされたものだが、今や“新型の師弟コンビ”はアナグラの一部としてすっかり定着していた。
エリナと交際していることも結構広く知られている。というかエリナ自身がばらしてしまった。
当初は「どん引きです……」な状況も覚悟したものだが、以外にも「また物好きな」と苦笑される程度であった。
周囲の理解に感謝するばかりだ。

ただ、情事に及んだことだけはエリナにも言い聞かせて秘密にしている。
エリナは「別にいいでしょー!」と不満げだったが、そんなことをすれば冗談抜きでヤバイので必死で止めた。
一度ゲンさんに「大人になるまで待つっていうんだろ? 気長なもんだよなお前も。このご時世に殊勝なことだ」
なんていわれた時は冷や汗が止まらなかった。

そんなこんなで特に目的もなくニュースを見ながらエリナと談笑しているとヒバリさんが駆け寄ってきた。

「ちょうどいいところに! 朗報ですよ。アリサさんがロシアから帰ってくるらしいです!」
「本当ですか!?」

懐かしい顔を思い出しさぞや腕を上げたのだろうと考えているとちょいちょいと服の裾が引っ張られる。
そちらを見やると、一人だけ話についてこれずに少し不満げな様子でエリナがこちらを見上げていた。

「ねぇ、アリサって誰?」
「あぁ、そう言えば知らなかったっけ。昔一緒の部隊だった人だよ。ロシアに行ってたけど今度帰ってくるんだって」
「エリナちゃんも知っていると思いますよ。2年前に何度か話していたじゃないですか」

俺の説明にヒバリさんがフォローを入れてくれる。
それで思い出したらしくあぁあの人か、などと呟いている。


「それで……お兄ちゃんもしかして、その人のこと昔好きだったりしたの?」
「うぇっ!? いきなりなんだよ!?」
「だってお兄ちゃんその人のことを話すとき妙に嬉しそうなんだもん!」

そう言ってこちらを睨むエリナ。
ヒバリさんにアイコンタクトで助けを求めるがニヤニヤするばかりでさっぱり助けてくれそうにない。ちくしょう。
状況を打開するために混乱する頭でどうにか弁明しようとする。

「い、いや別に好きだとかじゃないよ。ほとんど同期みたいなものだったから懐かしかっただけで」
「嘘。目が泳いでるよお兄ちゃん」

11歳にすら見破られる己の演技力を呪う。
返事に窮する俺を見てエリナはさらに追い打ちをかけてくる。

「……好きだったんだね。ねぇ、アリサって人の何がよかったの? 顔? 性格?」
「な、何でいきなりそんな話になるんだよ!」
「だってお兄ちゃん、2年前の私には何もアプローチしてこなかったじゃない。きっとアリサって人が持ってて、私が持ってないものがあるんでしょ?」

これは困った。へたな答えを返そうものなら納得してもらえずに逆効果だ。
かといって、あまりにも幼すぎてそんな考えが浮かばなかったなどとは口が裂けても言えない。
何かエリナを納得させる説得力のある理由でなければいけない。
アリサにあって、エリナにないもの。明確に差があるものを答えなければ……。
考えがまとまらない頭で必死に問答を繰り返す。
その果てに、導き出された答えは――


「胸……かな……」


――最悪の答えだった。


この30分後、エリナが支部長室に「サカキ支部長、胸が大きくなる薬作ってー!」と飛びこんでいくことになる。
また、同時刻にエントランスホールで真っ白に燃え尽きた人間が目撃されたようだが、詳細は不明である。

このページへのコメント

まさに予言。配属先も言動も大体あってた!

0
Posted by 幸運ランサー 2015年03月20日(金) 04:13:24 返信

まさかエリナの登場を予言するとは

0
Posted by 名無しのプレイヤー 2014年09月23日(火) 14:50:27 返信

すごくいいSSでした!アナグラの様子が目に浮かびます。

0
Posted by 名無しさん 2014年02月01日(土) 00:58:16 返信

なんという未来予知

0
Posted by 濃厚ホワイトソース 2013年12月30日(月) 09:57:14 返信

実現しそうですね(^^)

0
Posted by 琥珀 2013年01月10日(木) 17:14:56 返信

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

Menu

メニュー

どなたでも編集できます