ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

……私が命令を無視してシエルを助けに行って、その結果命からがら還ってきたら次の瞬間には懲罰房。 
 申し訳なさそうにしているシエルとか、おでんパンを口いっぱいに頬張ってたナナとか、帽子を深く被ってたギルとか、いつもと変わらない笑顔の中に少し気まずさが含まれていたロミオとか。
 そして、還ってきた私に優しく微笑んでくれた隊長。
 隊長が私のところへ来てくれるのはほんの数回だったけれど、それでもその時だけは幸せでした。
 そして、いよいよ明日は現場復帰、という日。
「副隊長」
 外を見てみると、そこには隊長がいた。
「……何でしょうか」
 随分とか細い声になってしまった。ドキドキしているのだ、この私が。隊長が来た、それだけで。
「明日から現場復帰だが……大丈夫か?」
「はい。戦いのカンは現場で取り戻します」
「そうか、いや、それならいいんだ」
 と言いながら、隊長は鍵を使い私の独房の扉を開ける。
 ギギー、とかすかな音を立てて開く扉。
「な、何してるんですか……!?」
「今日は、そうだな……一人の男として、話に来た」
 冗談なのか本気なのかわからないような口調。
 気づけば隊長は私の隣に座っていた。
「は、はぁ。そうですか」
 正直頭の中は真っ白だった。
 私の好きな人が、こんなにも近くにいる。肩が触れてしまいそうなほどの距離に。
 うわ、うわああ。
「なぁ、副隊長。こんな話はしたくないが……もし、俺がブラッドを抜けたら、どうする」
「どうする、とは」
 何を言いたいのだろうか。
「当然、おまえがチームを支えることになるだろう。だが、そこに俺はいない。そうなった時に、おまえがどういう心持ちでブラッドを引っ張っていくのか、ということだ」
 なるほど。
 そうだな、私なら。
「私は、そうですね。まず隊長がいなくなるなんてことは考えたくありませんが……。
 その悲しみを乗り越えて、一人のゴッドイーターとして、ブラッドを引っ張っていきます」
「……ふ、そうか。頼もしい限りだ」
「いえ、隊長には遠く及びません。……隊長」
「どうした?」
「私からも、一つ質問してよろしいでしょうか」
「ああ」
「隊長は……私のことを、女性として、どう見ていますか? 隊長の目には、私は、どう映っていますか?」
 してはいけない質問だということくらいわかっている。
 だけれど、聞きたかった、どうしても。
 目の前の、こんなに儚い隊長を、手放したくなかった。

「どう映っているか……。言葉では示しにくい。行動で表すとしよう」
「え……うわっ」
 次の瞬間――私を強く抱き寄せる隊長。腕の中の私に気を遣ってくれているのがわかった。
 うわぁ、隊長の胸板、厚い……肩も大きい。やっぱり男の人なんだよね。
「副隊長」
「たい、ちょ……ん、んっ」
 抱きしめられたまま、キス。
 それだけで何もかもがとろけてしまいそうなくらいに、心地よかった。
 私を抱きしめたままの大勢で、隊長が耳元で呟く。
「副隊長。俺は、不器用だ。誰かを守るためのこの力は、実は誰かを苦しめているのかもしれない……と考えたこともあった。
 だが、俺のこの力は、おまえを守るためにある」
「そんな。私一人を守るよりも、隊長にはもっと、もっとたくさんの守るべきものがあります」
「そうかもしれない」

「だが、絶対におまえを守る」

「俺に、おまえを……守らせてくれないか」
 その言葉は、私……隊長を愛している私……に、凄まじい喜びをもたらした。
 ああ、嬉しいです。
「隊長。言葉だけじゃ、足りません。行動で示してください、ん、んん」
「わかっている……愛している、副隊長」
「わた、私も愛してますっ。何よりも、隊長のことを」
「ありがとう……!」
 軽くついばむようなキスだったり、互いの舌を舐め合ったり。
 ねぶるように舌と舌を絡ませたり。
「んっ、あ、ん……んふ、ちゅ、れろ、ん……! そこ、きもちい、ですっ」
 互いの体の、いろんな部分にキスしたり。
 額、瞳、耳、頬、唇、肩。
 隊長の手が、少しずつ、ぎこちない動きで、私の秘部へ伸びていく。
 そんな隊長が可愛らしく思えてきて、しょうがなかった。
「隊長……」
 ギュッ、とより強く隊長を抱きしめる。
 逃げないように、消えないように。
 愛しています、隊長……いえ、

 ジュリウス。

このページへのコメント

数少ないジュリ主、これはスゴいんだぜ!

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Posted by メメタァァァ 2015年03月13日(金) 23:23:16 返信

このジュリウスくっそ男前やんかww
気に入ったわこの作品w

0
Posted by ルフス・カリギュラ 2015年02月23日(月) 16:44:47 返信

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