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不幸せな友人たち(27-460)
っていた。  燃え立つような赤毛を翻してキュルケがやってきたのは、そんな頃のことだった。 「これはまた、ずいぶん窮屈なところに住んでるのね、あなた」  狭い小屋の中を見回して、キュルケが呆れたように呟いた。彼女の外套は、白く上質な布で織られ ており、惜しげもなく宝石を使って飾り立てられている。こんな場所には不釣合いなほどきらびやか である。そんな彼女に椅子を引いて勧めながら、ティファニアは答えた。 「わたしには、ここで十分ですから」 「そう? どう見たって、若い女が一人で住むような場所には見えないけど」
https://seesaawiki.jp/w/idiotic_dragon/d/%c9%d4%b9... - 2008年02月11日更新



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